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【コンパウンド】宇部興産、連結子会社UCEがスペインRepol社を買収

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 宇部興産(株)の連結子会社であるUBE Corporation Europe S.A.U.(本社:スペイン・バレンシア州カステジョン県カステジョン市、社長:ブルーノ・ドゥ・ビエブル、以下「UCE」)は、スペインのコンパウンドメーカーであるRepol S.L.(本社:スペイン・バレンシア州カステジョン県アルマソーラ市、社長:ヴィセンテ・ベルトラン・エスクルグ、以下「Repol社」)の買収を決定し、株式譲渡契約書を締結した。
 Repol社は、ナイロン6、ナイロン66をはじめとし、ポリプロピレン、ポリアセタール等の樹脂を原料とするコンパウンド(*)事業を欧州で展開している。その製品は、自動車を中心に、産業資材、電機・電子分野等、幅広く使用されている。
 UCEは株式譲渡契約に基づき、2019年3月末にRepol社の株式の過半数を取得した。
 宇部興産はナイロン6事業を積極拡大事業と位置づけ、市場優位性を持つ押出用途の更なる強化と射出用途の事業領域拡大を進めている。
 この度の買収では、ナイロン6事業における技術・販売の補完関係に加え、Repol社の持つナイロン以外の樹脂におけるコンパウンド技術、製品開発力を獲得することができる。また、プラスチック包装材への環境規制が厳しくなる中、Repol社の持つリサイクル技術は、今後の宇部興産グループのグローバルな製品開発・事業展開に寄与する事が期待される。
 宇部興産グループはUCEが保有するコンパウンド工場に加え、自動車の軽量化に向けた樹脂化を牽引する欧州市場に新たな事業拠点を獲得することになる。また、宇部興産の持つ日本・タイの製造拠点とのシナジーを通じ、欧州のみならず環大西洋、アジアにおいても、自動車分野他への射出・コンパウンド事業展開をより一層加速させていく。

*ナイロンやポリプロピレンなど、ベースとなる樹脂に添加剤などを配合することで、さまざまな性能を向上させる技術

■Repol社の概要(4月8日現在)

社名 Repol S.L.
事業内容 射出・押出用途熱可塑性コンパウンド樹脂の製造、販売
所在地 スペイン・カステジョン県アルマソーラ市(本社・工場)
設立 1975年
代表者 ハビエル・ミゲル
社員数 61名

 


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