日本印刷学会グラビア研究会では、来る12月16日(金)午後2時~4時50分まで、日本印刷会館2階会議室において、2018年最後の企画として「第1回勉強会-今、注目すべきグラビアに纏わる技術-」を開催する。
今回は、グラビア分野からみた注目すべき技術をピックア ップしてお届けする。前半はフィルムを高機能化する真空技術および付加価値を付与する機能性材料技術について、後半は最新IJ技術およびフィルム用水性IJインク技術についてで、基材・機能性材料からデジタルまでグラビア印刷にまつわる注目すべき多彩な技術を紹介する。
共 催 : (一社)日本印刷学会 技術委員会 グラビア研究会
協 賛 : 関東グラビア協同組合、全国グラビア製版工業会連合会
日 時 : 2016年12月16日(金)午後2時~4時50分(受付は30分前から)
会 場 : 日本印刷会館 2階会議室(東京都中央区新富1-16-8)
プログラムは次の通り。
14:00~14:40
(1)「真空技術を用いたフィルムアプリケーションの技術動向」(40分)
講 師:(株)アルバック 高橋明久氏
要 旨:軽量、薄型化が求められるモバイル機器や、ガスバリアなどの用途で、フィルム製品が広く用いられており、 フィルムの付加価値を高めるための真空技術が使用されている。各種フィルム製品と、それらに求められる真空技術を紹介する。
14:40~15:20
(2)「グラビア印刷分野における蓄光材料応用の可能性について」(40分)
講 師:(株)ネモト・ルミマテリアル 金坂香里氏
要 旨:蓄光材料は、安全標識板、時計の文字盤等に使用されているが、主にスクリーン印刷方式が採用されている。 最近では、微粒子蓄光材料が開発され、付加価値を高めるための製品にオフセット、グラビアおよびフレキソ印刷等の検討がなされている。蓄光材料の特性を含めて実用例を織り交ぜて紹介し、食品包材分野への法規制についても触れる。また、蓄光材料の災害対策としての活用例についても併せて紹介する。
休 憩(15:20~15:30)
15:30~16:10
(3)「imagePROGRAF PROシリーズを支える最新技術に関する報告」(40分)
講 師:キヤノン(株) 金子卓巳氏
要 旨:今年発売されたimagePROGRAF PROシリーズは従来より大きく飛躍した画質を実現した。それを支える技術の中で、すべての実観察環境において美しい「見え」を表現する技術と、入力機器の高画素化に伴う高精細画像の鮮鋭性を保つ技術を中心に紹介する。
16:10~16:50
(4)「フィルム用水性インクジェットインクの開発」(40分)
講 師:花王(株) 植田泰史氏
要 旨;パッケージ市場は社会の多様化に伴い、少ロット多品種印刷、短納期化の需要に加え、サステナブル社会に向けた廃棄物の低減も求められている。そこで、安全・安心、かつ消費者一人ひとりに響く高付加価値なパッケー ジ提案に向けてフィルム用水性インクジェットインクの開発について説明する。
定 員 :56名(定員になり次第締め切る)
締 切:2016年12月12日(月)、席に余裕がある場合は当日参加できるが、講演要旨に限りがあるので、学会事務局に問いわ合せの上、来場すること。
参加費 :5,000円(日本印刷学会 個人会員・賛助会員、関東グラビア協同組合会員、 全国グラビア製版工業会連合会会員)、8,000円(その他)。参加費は当日会場受付にて支払うこと。
申込方法 : (一社)日本印刷学会 事務局(東京都中央区新富1-16-8、TEL.03-3551-1808、FAX.03-3552-7206、E-mail:nijspst-h@jspst.org URL:http://www.jspst.org/)へメールまたはFAXにて,参加者の氏名、所属(会社名・所属)、 連絡先、行事名、会員/非会員を明記して,申し込むこと。HP掲載後は、HPから申し込むこと。