凸版印刷(株)は、従来展開してきた建装材に各種センサーなど IoT 機器を組み合わせることで、居住者の見守りや健康管理など社会課題解決に貢献するまったく新しい建装材を提供する「トッパン IoT建材」事業に着手する。
同事業の製品化第1弾として、床材と圧力センサーを組み合わせることで位置検出を可能とする「ロケーションフロア(TM)」を開発。2018年12月より、不動産事業者や住宅メーカー、医療・介護業界、自治体などに向け本格的な販売を開始する。
また今後、床材と体組成計を組み合わせることで日常的な健康管理ができる製品や、壁材とディスプレイを組み合わせることで情報を表示できる製品などを順次開発し、そのラインアップを強化していく。
「ロケーションフロア」利用イメージ(写真左)と「ロケーションフロア」構造図(写真右)
なお、「トッパン IoT 建材」は、2018年11月20日(火)から 22日(木)まで凸版印刷が東京にて開催するイベント「フォレストフェア 2018 秋」で紹介する。
■背景
近年、IoT 機器やセンサーなどを活用し、人々の生活をより便利で快適にする製品・サービスへのニーズが増加しており、その中でも居住者の見守りや健康管理などへの関心が高まっている。
凸版印刷は、2016 年に環境デザイン事業部を新設。従来展開している建装材のモノづくりにとどまらない、生活空間やまちづくりなどにつながるトータルソリューションを展開している。
これまで培ってきた生活空間デザイン力に最新の IoT 機器やセンサー技術などを組み合わせ、居住者の快適な生活を維持したまま社会課題の解決に貢献する「トッパン IoT 建材」事業に着手。新たな生活空間やまちづくりの実現を目指す。