ダウ・ケミカル日本(株)は、同社の笹神工場(旧ローム・アンド・ハース)が所在する新潟県阿賀野市への寄贈プログラムを今年も実施し、阿賀野市内の中学校に各種楽器を寄贈した。2016年10月20日、山内 修 笹神工場長が阿賀野市役所を訪問し、岩村弘一 阿賀野市教育委員会教育長に寄贈目録を手渡した。
ダウ・ケミカルは米国に本社を置く総合化学会社。ダウは自主環境目標である「2025年持続可能性目標」を掲げ、その目標の1つである「地域社会反映への貢献」を実践するため、自社工場が所在する地域においてさまざまな寄贈プログラムを実施している。阿賀野市におけるプログラムでは、市との協議を通じ、2010年より中学校への楽器の寄贈を開始した。阿賀野市内の中学校では子どもたちの音楽活動が盛んだが、学校で使われている楽器が古くなってきており、ダウは楽器の寄贈を通じて地域の教育に貢献してきた。
笹神工場は1983年に操業を開始、以来、電子機器向けの各種電子材料を生産している。同工場は障害者雇用や、「福島潟クリーン作戦」「科学の祭典」などに参加して地域との関係作りに努めてきた。ダウ笹神工場長の山内 修氏は、「ダウは、将来を担う阿賀野市の子どもたちがさまざまな経験を通じて豊かな感性を育み、またそれが力強い地域社会の形成につながることを願っています。今後も、地域社会への貢献と生産活動を通じて、地域経済の振興に貢献してまいります」と述べている。
写真:阿賀野市教育委員会 岩村教育長(左)と山内工場長(右)