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【IGAS2018】日本アグフア・ゲバルト、最新バージョンApogee Suite 11を発表

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  日本アグフア・ゲバルト(株)は、プリプレスの自動化において信頼と実績のアポジースイートの最新バージョン「Apogee Suite 11(アポジー・スイート・イレブン)」をIGAS2018で発表する。
 「Apogee Suite 11(アポジー スイート・イレブン)」は、プリプレス作業のボトルネックである面付け工程を徹底的に高効率化し、更なるプリプレスの自動化を強力に実現するアポジースイートの最新バージョン。
 「Apogee Suite 11(アポジー スイート・イレブン)」は、アポジーの機能の中でも最も評価の高い自動面付け機能“Apogee Impose(アポジー・インポーズ)”を更に機能拡張した。“Apogee Impose”は、テンプレートが不要な自動面付け機能であり、多くの印刷会社の面付けにおける手間やコストを削減してきたが、最新バージョンでは更に使いやすい機能が増え、増加している多品種・小ロットのジョブを効率よく自動処理する。プリプレス工程の面付けは、経験に基づく付け合せなどの指示、専門的な用語や後加工を考慮した高いスキルをもった人を必要とする作業が多かったが、アポジースイートの自動面付け機能は人のスキルに頼ることなくシステムによって処理を自動化する。
 Apogee Suite 11は、Prepress(プリプレス)、WebApproval(ウェブ・アプルーバル)、Color (カラー) ※、Apogee Drive(アポジー・ドライブ)に加え、新たなクラウド型自動化ツールである ApogeeDrive AutoPilot(アポジー・ドライブ オートパイロット)”の5つのプロダクションで構成されたワークフローソリューション。多様なユーザーニーズに対応するモジュール設計をコンセプトとして、印刷会社のニーズに合わせたモジュールを設計して提供できる。さらに、アグフアが推進するクラウドワークフローとしてクラウド環境でもご提供が可能であり、RIPの一元管理やBCP対策、社内働き方改革へ貢献する。
 IGAS2018では、参考出品としてApogee Suite 11のデモンストレーションを行う。
※Apogee Suite 11は、クラウドワークフローおよび従来のサーバー導入型のいずれも提供可能
(1)APOGEE Prepress 11(アポジー プリプレス・イレブン)
 APOGEE Prepress 11はMIS連携(JDF/CSV/XML)から、PDFの自動検査と修正、Web入稿・校正、自動面付け、ギャンギング、カラーマネージメントプルーフ、CTP出力、多目的PDFの出力、様々なデジタル印刷と連携した出力まで徹底的に効率化する。
 また、クラウド環境でもプリプレスワークフローを利用できるように整備しており、RIPの一元管理や、幾重にもバックアップ体制を整備したBCP対策を提供する。常に最新のOSやRIPバージョンを利用できるほか、高いセキュリティーで印刷会社の大事なデータを保管するプロフェッショナル・クラウドワークフローを提供する。
 主な特長は以下の通り。
・Adobe PDF Print Engine 5 を搭載
 Adobe Creative Cloud(2018)に対応。
・Miscrosoft SQL 2018 を搭載
・Enfocus PitStop 2018 に対応
・“更に進化した”自動面付機能
 テンプレートを必要としない自動面付を提供し、印刷会社で日々使用されている作業伝票やギャンギング作業の効率化を実現。さらに、送信データの条件を読み取り、最適な面付けを自動生成。
・ギャンギング(ジョブマージ機能)の進化
 ジョブマージは、どの面付けソフトでも実現困難であった、冊子の面付けと端物の面付けを付け合せることが可能になった。これは、冊子の面付けにある折丁や折番号などの情報を維持し、端物と付け合せすることができ、柔軟な面付けと修正環境を提唱する。また、複数の冊子ジョブをギャンギングするBound Mixが可能になった。
・串刺し面付けの自動化
 デジタル印刷機に必要な串刺し面付け(カットアンドスタック)に対応し、より高度なハイブリットワークフローを提供。
・比較検版機能を搭載(網点プレビュー機能の拡張)
 RIP済み実データをモニタ上で、高速にプレビュー確認する機能に比較検版機能を搭載。比較したいジョブを任意で確認することができる。
・超高速RIP済みアミ点プレビュー
 RIP済み実データをモニタ上で高速にプレビュー確認。分版、折丁の表裏確認など、確実なモニタ検版を実現。
・高精細スクリーニング
 Apogee Prepress ユーザーの90%以上が導入している、成功率100%!誰でも刷れる簡単高精細スクリーニング「Sublima(スブリマ)」を340lpiまでラインアップ。
・MISインテグレーション(JDF/CSV/XML による連携)
 受注管理システム(MIS)に接続することで更なる効率化/自動化を実現し、業務改善を強力に推進。カスタマイズされた印刷会社のMISとの連携にも対応し、XMLファイルも対応。
(2)Apogee Color 11(アポジー カラー・イレブン)
 Apogee Color 11はApogee Prepressと共存し、印刷会社に必要となるカラーマネージメントを強化する仕組み。また、Apogee Cloudに対応し、プリプレスワークフローと連動したカラーマネージメントとROOM(Rip once output many)コンセプトをクラウドネットワーク環境で提供し、高精度のコントラクトプルーファーを実現する。
 主な特長は次の通り。
・Apogee Prerepss と共存したカラーマネージメント機能
 プルーファー専用のソフト、ハードウェアを必要としない一元管理を実現。
・ICCプロファイルの生成と登録を自動化
 プリンタ機種や測色機に合わせた専用チャートを自動生成し、ICC プロファイルを自動作成。
・自動メンテナンス
 任意にメンテナンススケジュールを設定することでターゲットとなるカラーの再現変化を自動で修正。
・特色のカラーマネージメントに対応
 測色機と連動したターゲットプロファイルのΔE(色差)を自動計算し、特色の再現性を向上。
・Apogee Color対応機種
 従来のモデルから新たにEPSON SC-PシリーズのGモデルとVモデルに対応(自動測色オプション含む)。
(3)Apogee Webapproval 11(アポジー ウェブアプルーバル・イレブン)
 Apogee Webapproval 11は、Apogee Prepressと共存し、印刷会社とクライアントのコミュニケーションとコラボレーションの強化を実現する仕組み。プリプレスワークフローと連動したWeb経由での入稿・校正・承認により、生産性の向上、短納期への対応、営業コストの改善を可能とする。
 主な特長は次の通り。
・セルフジョブサービス機能を搭載
 管理者から許可されたアカウントでWeb校正のジョブをブラウザから直接作成する機能を搭載。
・校正機能ツールの拡充
 ルールアップ機能やルーラー(定規)などを追加。
・Apogee WebFlow(ウェブフロー)機能を搭載
 WebFlow機能は、Apogee Prepressと連動したプリプレスの進捗をモニタリングする新機能。生産管理などを担う機能として提供。
・インターフェイスの進化
 ページ配置機能(台割)をより使いやすいインターフェイスに変更。
・MISインテグレーション(JDF/CSV による連携)
 受注管理システム(MIS)に接続することでWeb校正のジョブ作成を自動化し、プリプレスの無人化を推進。
(4)ApogeeDrive(アポジー ドライブ)
 Apogee DriveはアグフアのクラウドベースソリューションApogee Cloudのモジュールで、2つの運用フローを提供。日々の業務の中で、制作工程や下版に関わるデータの受け渡しは頻繁に行われ、履歴やバージョンの管理が複雑になる。そのような課題を解決し、データ間に発生するコミュニケーションを円滑に支援し、Apogee PrepressやAsantiと連動したWeb経由でのファイル送受信・ファイルのバージョン管理が可能。そして、Apogee Cloudをリリースした際に、多くのリクエストが寄せられたApogee Prepressのバックアップ機能として、在版管理、システムのデータベースをバックアップする拡張機能として提供。
(5)ApogeeDrive AutoPilot(アポジードライブ オートパイロット)
 ApogeeDrive AutoPilotは、ファイルストレージサービスであるアポジー・ドライブに拡張することで利用できるクラウド製品。アポジードライブ・オートパイロットは、入稿された様々なファイル情報を読み取り、ルールにあわせて自動振り分けやデータ検査、さらにカスタマイズ可能な様々なレポートを構築できる。業界初のクラウドワークフローと連動することで、プリプレスワークフローへのデータコミュニケーション業務の煩雑性を解消し、オペレーションフリーを目指した新たなプリプレス工程の自動化を提供する。

 Apogee Suite 11は2019年2月に発売開始予定。希望小売価格はシステム構成、オプションにより異なるので、日本アグフア・ゲバルトへ問い合わせを。


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