Electronics for Imaging, Inc.(本社:米国・カリフォルニア州/最高経営責任者:Guy Gecht/以下、EFI社)と(株)SCREENグラフィックソリューションズ(本社:京都市上京区/社長:馬場恒夫/以下、SCREEN GA)はこのほど、SCREEN GAのソリューションプラットフォームである「EQUIOS」とEFI社のDFE(デジタルフロントエンド)である「Fiery」との相互連携に対応。一元化されたワークフローの構築による、印刷ビジネスにおける効率化・省力化を両社で実現する。
近年、印刷業界ではパーソナライズなどの高付加価値化が進んでおり、小ロット・短納期・バリアブルへの要求が一層高まっている。こうした中、ワークフローの自動化と各社デジタル印刷機との連携で、効率性、生産性をより向上させることが必要となっている。
トランザクション印刷やダイレクトメールなどのOne to Oneマーケティングにおいては、SCREEN GAのロール式高速インクジェット印刷機「Truepress Jet520」シリーズとEFI社のDFE「Fiery」の連携により、生産ラインで発生した不具合シートの再印刷をプロダクションプリンターで出力可能となり、よりコスト効率の高い生産フローを実現できる。
商業印刷においては、「EQUIOS」を中核としたオフセット印刷ワークフローと「Fiery」を搭載した各社のプロダクションプリンターを一元化したハイブリッドワークフローが実現する。
ハイブリッドワークフローにおいては、最も効率的な生産計画とプロセス決定のために、各装置とジョブの状況を「見える化」し、複数の出力デバイス間をシームレスに制御し集中管理を行う必要がある。「当社の『Fiery』とデジタル印刷機を統合したSCREEN GAの『EQUIOS』プラットフォームは、ジョブチケットや印刷用データを適切なシステムに簡単かつ迅速に出力指示を行うことができます。この相互連携により、『EQUIOS』ユーザーは、大手PODベンダー各社の幅広いプロダクションプリンターと接続することが可能になります」とEFI社のFieryマーケティング担当 バイスプレジデント John Henze氏は語る。
SCREEN GAの「EQUIOS」は、長年培ったプリプレスワークフローの技術と最新鋭のインクジェット技術が融合したユニバーサルワークフローとして多くの印刷会社から支持されている。印刷工程の自動化・省力化、スキルレスを実現する使いやすいユーザーインターフェースなどが特長で、プロセス設計から台割、進捗や品質の管理に至る全ての工程をコントロールすることが可能。また、EFI社のDFE「Fiery」は、信頼性の高い高精度な出力品質、高速処理で業界をリードするRIPを提供。デジタル印刷業界において、革新的な成長を続けている。これまで25年以上にわたり、多くのPODベンダー・エンドユーザーから高い信頼を獲得しており、デジタル印刷生産におけるデファクトスタンダードとして、現在までに190万台以上を出荷している。
「お客さまの生産現場では、より自動化・省力化が求められており、プロダクションプリンターとのシームレスな融合が課題となっています。EFI社のDFEである『Fiery』は、世界の印刷市場で高い信頼と実績があり、当社の『EQUIOS』との接続により、双方のユーザー・潜在ユーザーに多くのメリットをもたらすことを確信しています」とSCREEN GAの代表取締役 社⻑執⾏役員の馬場恒夫氏は述べている。
両社は今回の連携により、印刷ビジネスのさらなる効率化や省力化を実現するとともに、印刷業界のさまざまな要望に応える製品やソリューションの提供を通じて、同業界のさらなる発展に貢献していく。
*「EFI」および「Fiery」および「Fiery Driven」は米国およびその他諸国における Electronics For Imaging, Inc. の商標または登録商標。
*「EQUIOS」および「Truepress」は(株)SCREENホールディングスの商標または登録商標。
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【Printing】EFIとSCREEN、デジタルフロントエンドでの連携を開始
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