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【環境】再生可能原料を用いたBASFのディスパージョン、中国において日本ペイントのプレミアム内装塗料に採用

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BASF2018 06 21 R BASFのバイオマスバランス・アプローチを適用して製造したディスパージョンが、日本ペイントの内装用塗料「Infinite Air」に、中国で初めて採用された。今回、アジア最大の塗料メーカーおよびサービスプロバイダーである同社から発売された塗料は、化石資源使用量削減や温室効果ガスの排出量低減とともに、低臭気など優れた製品性能を提供する。
 日本ペイントのTrade Use Unit Decorative Coatings Divsion、マーケティング担当バイスプレジデントのトニー・ツァイ氏は次のように述べている。
 「原料を供給するパートナー、BASFとともに環境に優しい内装用塗料を開発できたことを大変嬉しく思っております。私たちには中国における塗料業界のイノベーションの先駆者として、環境に優しく、持続可能な形で高品質塗料を製造する責任があります」
 TUEV SUED(テュフズード)の認証済みのバイオマスバランス・アプローチは、BASFが開発したサステナビリティコンセプト。製造プロセスの第一段階で、化石資源をバイオマス由来のバイオナフサやバイオガスなどの再生可能原料に置き換える。植物油や粗トール油(製紙業界の木質残廃材)など、バイオマス原料のサステナビリティは、ISCC(国際持続可能性カーボン認証制度)やREDcert(欧州全体で適用される品質認証スキーム)など定評ある認証制度で保証されている。
 「当社の最新塗料1nfinite Airは、持続可能なパーム油やスカンジナビアの木材の残廃材など、認証済み再生可能原料を用いたディスパージョンを使用して、持続可能な方法で製造することができます。したがって、この製品は、化石資源の保全と温室効果ガスの排出量低減に貢献します。私たちは中国のお客様に安全で環境に優しい内装用塗料を提供するとともに持続可能な開発に貢献することを目指します」とツァイ氏は述べている。
 BASFアジア太平洋地域建築塗料用ポリマーディスパージョン事業のリージョナルマーケティング部門を率いるチーセン・ヨン氏は次のように述べている。
 「日本ペイントとの協力関係によって、持続可能なソリューションへの需要増大に応えています。私たちは今後も、お客様が最終消費者のニーズを満たし、法規制の順守を可能にするイノベーションの開発に取り組んで参ります」
 lnfinite Airのバイオマスバランスは、国際認証機関であるTUEV SUED(テュフズード)の認証を受けており、ドイツのCMS71基準に厳密に準拠している。この認証は特定の製品に使われる化石資源が、生産プロセスの第一段階で再生可能原料に完全に置き換えられていることを証明するものである。
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