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【ラベル】凸版印刷、グラビア印刷で立体感を表現する「エンボスルック3D薄紙タイプ」など2製品を開発

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16 09 30 toppan凸版印刷(株)は、グラビア印刷で薄紙に素材の持つ質感や触感を表現する「エンボスルック(R)G2薄紙タイプ」と、立体感を表現する「エンボスルック(R)3D薄紙タイプ」の2製品を開発。酒類・飲料ボトル向けラベルなど、薄紙印刷用途として、2016年10月初旬から販売を開始する。
 同製品は凸版印刷が長年培った製版技術と印刷技術をベースに凹凸で高級感を表現するもの。「エンボスルック(R)G2薄紙タイプ」では、厚盛り透明ニスを用いたグラビア印刷により、ざらざら感やしわしわ感などの素材の持つ質感や触感の表現を可能にした。実物を高精細な画像としてスキャニングする技術と組み合わせることで、木目などのリアルな質感再現も可能。「エンボスルック(R)3D薄紙タイプ」は、グラビア印刷により、微細なドット柄の上に透明ニスを印刷することで、凸状のマイクロレンズを規則的に形成し、奥行きのある立体感を表現できる。
 なお同製品は、2016年10月4日(火)から7日(金)まで開催される「2016東京国際包装展」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースで紹介される。

■ 開発の背景
 生活者の属性や嗜好が多様化するなか、企業は顧客満足度向上のため、顧客一人ひとりのニーズに合わせた製品・サービスを提供していくことが必要となっている。パッケージにおいても、生活者の購買意欲を高めるため、店頭でのアイキャッチ性はもちろん、個々のニーズに合った高級感や特別感のあるデザインでの差別化が求められている。
 凸版印刷ではこれまで、パッケージにアイキャッチ性や高級感を付与するために、紙カートン表面にエンボス加工や金銀の箔押し加工、パール印刷などの加工を行い、菓子・食品業界や化粧品業界へ紙カートンのパッケージを提供してきた。
 今回、グラビア印刷で形成する凹凸で質感や立体感を表現する技術を確立し、酒類・飲料ボトルのラベルなど、薄紙印刷用途への展開を実現した。

■「エンボスルック(R)G2薄紙タイプ」の特長
・質感や触感を演出
 厚盛り透明ニスを用いたグラビア印刷により、ざらざら感やしわしわ感などの素材の持つ質感や触感を表現できる。
・素材の質感をリアル再現
 実物を高精細にスキャニングする技術と組み合わせることで、木目などのリアルな質感を再現できる。

■「エンボスルック(R)3D薄紙タイプ」の特長
・奥行きのある立体感を表現
 グラビア印刷により、微細なドット柄の上に透明ニスを印刷することで、凸状のマイクロレンズを規則形成し、今までにない奥行きある立体感を表現できる。
・視覚効果を演出
 レンズシートなどの貼り合わせ加工をする必要がなく、グラビア印刷のみで、視覚効果を実現した。

■ 今後の目標
 同製品を酒類・飲料ボトルのラベル向けなど、食品・飲料、トイレタリーや医療医薬向け薄紙印刷用途として国内外に拡販を行い、「エンボスルック(R)G2薄紙タイプ」と「エンボスルック(R)3D薄紙タイプ」で、2017年度に約5億円の売上を目指す。

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