東レ・ダウコーニング(株)(代表取締役会長・CEO:桜井恵理子)は、Dow Corning(R)ブランド製品およびDOW CORNING TORAY製品として販売していた大多数のシリコーン製品を2018年2月製造分より順次、新ブランド「DOWSIL(TM)」に変更する(注)。 この度の製品ブランド名の変更は、同社株式の65%を保有するダウコーニングが、2016年6月に、ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー(以下、「ダウ」という)の完全子会社となったことに伴うもの。新しい製品ブランド名「DOWSIL」は、ダウとダウコーニングの両社が併せ持つ化学の力の可能性を無限に広げ、イノベーティブなシリコーン技術と製品を通じ、顧客ニーズや業界が抱える課題解決に貢献していく姿勢を表現したもの。
今回変更となるのは、製品のブランド名のみで、製品名の変更はない。
<製品ブランド名変更例>
現在 Dow Corning(R) 3901 LIQUID SATIN BLEND
2018年2月以降 DOWSIL(TM) 3901 Liquid Satin Blend
現在 DOW CORNING TORAY SH 200 FLUID 100 CS
2018年2月以降 DOWSIL(TM) SH 200 Fluid 100 cSt
東レ・ダウコーニングは、親会社ダウコーニングのダウへの統合により、研究開発力の強化、重要市場での販売チャネルの拡大、顧客への幅広い製品・技術の提供などをグローバルで実施している。日本でも引き続き、顧客の課題やニーズに即応したシリコーンを中心とした技術や、高品質の製品・サービスを提供することで、顧客と共にイノベーション実現に貢献していく。
■東レ・ダウコーニングについて
ダウと東レの合弁会社である東レ・ダウコーニングは、ダウ・デュポン 素材科学事業部門のパフォーマンスシリコーン事業の日本拠点として、シリコーンを中心とした高機能素材の研究開発、製造、販売に取り組んでいる。日本市場で50年以上にわたるシリコーン事業展開で培った市場に関する深い知識、研究開発力、技術力をもとに、世界中の顧客や業界のさまざまなニーズに即応したソリューションを提供している。輸送機器、建築・土木、パーソナルケア、化学品製造といった幅広い産業が直面している課題に対して最適な製品・技術の提供により、顧客のイノベーション実現に貢献している。イノベーションとシリコーンを中心としたケイ素関連技術の世界的リーダーであるパフォーマンスシリコーン事業の日本拠点として、最新かつ、実証されたシリコーン ソリューションの開発により、産業や顧客のさらなる発展をサポートし、また世界中の人々の生活の質の向上に貢献し続けている。
■ダウ・デュポン 素材科学事業部門について
ダウ・デュポン(NYSE:DWDP)の素材科学事業部門は、科学とテクノロジーの知見を基に、人類の進歩に不可欠な第一級の素材科学ソリューションの開発に取り組んでいる。同事業部門は業界でもトップクラスの強力かつ広範なツールを備えており、強固なテクノロジー、統合された資産、スケールと競争力を基盤に、グローバル社会が抱える複雑な課題解決に対応する。ダウ・デュポン素材科学事業部門が擁する、市場主導型かつ業界を代表する高機能素材、工業用中間体およびプラスチック事業のポートフォリオは、包装やインフラ、コンシューマー・ケアなど成長著しい市場における顧客企業に向けて、差別化された技術に基づく幅広い製品やソリューションを提供する。ダウ・デュポンは、素材科学事業部門を分割し、独立した上場企業として設立する計画。
(注)ダウ・デュポンが計画している独立した3社分割後に、特殊化学品部門に移管を予定している製品に関しては、製品ブランド名の変更はない。Dow Corning(R)ブランド製品は、DOW CORNINGTMと表記など、表記変更のみを予定している。日本で東レ・ダウコーニングが展開しているビジネス移管については未定。