住友理工(株)は9月21日、心肺蘇生法（心臓マッサージ）の訓練をサポートする胸骨圧迫訓練評価システム「しんのすけくん」を日本赤十字社に寄贈した。
「しんのすけくん」は、同社開発の圧力検知センサー「スマートラバー（SR）センサ」を応用し、心臓マッサージの訓練において重要な要素である圧迫位置、圧迫の深さ、リズムなどを検知、リアルタイムで表示される画面を見ながら、訓練を受けられる製品。要素ごとに得点化し、客観的に評価することにより、訓練の質の向上を図る。
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日本赤十字社の本社で行った寄贈式には、同社の見澤 泉事業局長らが、住友理工側からは大橋武弘取締役 専務執行役員らが出席。挨拶のあと、大橋専務がしんのすけくんを見澤事業局長に手渡し、そのお礼として見澤事業局長から記念の表彰楯が贈られた。今回同社には、本部と都道府県の各支部へそれぞれ1台ずつ、計48台を寄贈する予定。
寄贈式では、大橋専務が「医療機関や自治体をはじめ、企業や学校などでもしんのすけくんを活用いただき、心肺蘇生が正しく行える人材の裾野の拡大に貢献したい。一人でも多くの命を救えれば」と挨拶。見澤事業局長は「まずは講師や指導員が正しい技術を身につけるために活用したい。全国の支部に寄贈いただけるおかげで指導員の技術の標準化にも取り組める。これらを通じて市民の皆さまにも正しい救急法を普及していきたい」と話した。
住友理工は同製品のさらなる普及に努め、万が一の時にも正しく心肺蘇生が行える人材の裾野を広げることで、「安全・安心・快適」な暮らしづくりを目指す。
＊「SR Soft Vision」「スマートラバー」および「しんのすけくん」は、住友理工の登録商標
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【医療】住友理工、心臓マッサージ評価機器「しんのすけくん」を日本赤十字社に寄贈
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