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【医薬品包装】創包工学研究会、12月16日に第65回講演会「PTPの品質進化と生産性向上IV」開催

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創包工学研究会では、来る12月16日(金)午前9時30分~午後4時45分まで、フォーラムミカサ エコ 7Fホール(東京都千代田区内神田1-18-12  内神田東誠ビル)において第65回講演会「PTPの品質進化と生産性向上IV」を開催する。
 医薬品包装でPTPは生産量が最大で、その重要性はますます増大しつつある。しかしながらPTPには標準化・バリデーション・試験法・材料規格・誤飲問題など多くの問題点があり、現時点ではいずれも完全に解決されているとは言えない。いずれの問題も一朝一夕に解決できるものではないが、今回の講演会は、そんな問題解決の一助となる情報を提供すべく企画された。
 プログラムは次の通り。
(1)09:30~11:00
 講師:益田 匠 氏(MPマトリックス(株)代表取締役)
 テーマ:「欧州におけるPTP用材料の品質及び材料規格」
 要旨:欧州で使用されているPTPフィルムの製造、品質、規格、品質特性をパーレンパッケージング社の資料に基づき紹介する。また、最近日本でも注目され始めたCRSFに対して欧州のPTP蓋材メーカーがどのように対応しているのかをコンスタンチアフレキシブルズ社の例を使って説明する。
(2)11:00~12:00
 講 師:市川直洋 氏((株)電通国際情報サービス クラウドサービス営業部 プロジェクトマネジャー)
 テーマ:「医薬業界における真贋判定認証技術-AlpVision社 Cryptoglyphの特性―」
 要 旨:2014年に日本が加盟したPIC/Sの目的は、GMPとGDPの国際的調和を図ることである。そのGDPの構成要素として、温度管理など品質の確保、流通過程の適正管理、偽造医薬品対策があると考える。偽造医薬品対策はさまざまなものがあるが、今回、海外のグローバル製薬企業で採用されているAlpVision社Cryptoglyphの紹介のほか、適用方法、導入に際しての課題について説明する。
(3)13:00~14:30
 講 師:小野田 洋 氏(東和薬品(株)生産本部 包装技術部 包装技術課)
 テーマ:「PTPの標準化とGS1コード対応及び個装箱における変動情報を含んだGS1コード対応事例」
 要 旨:複数の工場で統一した包装仕様の確立と効率的な包装設計を目的としたPTPポケット及びPTPシートサイズの標準化事例を説明する。また、個装箱への変動情報を含んだGS1コードの設備導入事例を説明する。
(4)14:45~15:45
 講 師:福井芳明 氏(三菱樹脂(株)長浜工場 機能フィルム製造部 ビニホイル技術グループ グループリーダー)
 テーマ:「三菱樹脂のPTP用材料の概要-最近の動向-」
 要 旨:医薬品の一次包材であるPTP用のプラスチックシートには、PVC,PPおよびPVCをベースにした機能性複合品などの各種シートがある。これらの素材の特性を整理することにより、シートの性能や成型加工性との関係を解説する。また、最近の市場ニーズに対応した弊社開発品の動向も説明する。
(5)15:45~16:45
 講 師:田村 拓也 氏(九州大学大学院 医学系学府 次世代医療研究開発講座)
 テーマ:「誤飲時の消化管損傷リスクの少ないPTP」
 要 旨:医薬品のPTP包装において医薬品を包装シートから押し出すことなく誤飲した場合でも、喉や食道などを傷つけることのない形状を有する薬剤包装シートを発明した。従来技術・競合技術との比較において、材質が固く、形状が鋭利であった従来のPTP包装シートに比較して、薬剤を収容可能なポケットで連結されているため、切り離しシートによる誤飲事故を防止することを可能とする。誤飲時、包装素材に構造上の鋭利な部分がないために消化管を傷つけるリスクが低いことに特徴がある。クリーン環境下における包装、開封を要求される部品の収納(手術室、半導体工場等)、食品包装(お菓子、納豆、飲料等)、商品のディスプレイ目的の包装等の他分野にも応用展開が想定される。
 参加費は1人27,000円(消費税込み)。

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