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【K2019】三井化学グループ、循環経済に貢献するイノベーティブな材料や自動車、包装材料を紹介

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 三井化学(株)は、2019年10月23日までドイ ツ・デュッセルドルフで開催されるヨーロッパ最大規模のプラスチック展「K2019 – 21st International Trade Fair for Plastics and Rubber」 に、三井化学グループとして出展している。ブース番号は7a/D18。
 循環経済(Circular Economy)に貢献するイノベーティブな材料や、自動車、包装材料を中心にヨー ロッパ市場に対する高機能製品・技術を紹介している。
 展示特設サイトにて、詳細な展示内容を紹介している。 

 展示製品・製品は次の通り。
アブソートマ-® / α‐オレフィンコポリマー
アドマー® / 接着性ポリオレフィン
アペル® / 環状オレフィンコポリマー
アーレン® / 変性ポリアミド6T
オーラム® / 熱可塑性ポリイミド
ビューロン® / ポリブデン-1
エチレンプロピレンターポリマー(EPDM)
リュブマー® / 高摺動性特殊ポリエチレン
ルーカント® / 液状ポリオレフィンオリゴマー
ミラストマー® / オレフィン系熱可塑性エラストマー
モノマテリアル包装材料
NAGORI®/ 熱伝導プラスチック
PP-Compound / 自動車用部品
タフマー® / α-オレフィンコポリマー
TAFNEX™/ 炭素繊維とポリプロピレンによるUD(Uni-Directional)材料
TPXTM / ポリメチルペンテン


【JAPAN PACK 2019】積水フーラー、包装用ホットメルトなど展示

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 積水フーラー(株)は、来る10月29日(火)〜11月1日(金)に幕張メッセで開催されるJAPAN PACK 2019に出展し、包装用ホットメルトを中心とした付加価値製品を展示する。ブースは、幕張メッセ 国際展示場 2ホール 2R-12。
 出展品は次の通り。
・ホットメルト接着剤「エスダイン®」「クリーンメルト®」「アドバントラ®」
・リクローズホットメルト粘着剤
・キャップ付紙パック用ホットメルト接着剤
・ホットメルト新製品
・その他開発品など

【メタネーション技術】NEDO・国際石油開発帝石・日立造船、CO2を有効利用するメタン合成試験設備完成、本格稼働に向けて試運転開始

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SnapCrab NoName 2019 10 16 20 31 45 No 00
 火力発電などから排出される二酸化炭素(CO2)の削減は、気候変動対策として重要であり、またCO2を資源としてとらえて、これを回収し、有効利用する「カーボンリサイクル技術」の開発も求められている。カーボンリサイクル技術としては、燃料や化学原料などの有価物へ再利用することが有用と考えられており、その中でもメタンは天然ガスの主成分で、エネルギーキャリア※1として高いポテンシャルを持つほか、天然ガス(都市ガス)で使われている既存インフラを利用できるなど大きな利点があると期待されている。
 こうした背景から、CO2を原料にメタンを生成する「メタネーション」と呼ばれる技術の実用化が現在期待されている。メタネーションとは、火力発電所などから排出され、分離・回収したCO2と、水の電気分解などで生成される水素を、触媒を充填した反応容器内で反応させることで、メタンを合成する技術。メタンを燃焼させる際に発生するCO2は、分離・回収したCO2と相殺されると考えられるため、将来的に再生可能エネルギーによる電力で水を電気分解することで生成した水素を利用すれば、CO2の排出を大幅に削減することが可能(図2)。
 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)では、CO2を有効利用する技術開発プロジェクト※2を実施しており、今般、NEDO、国際石油開発帝石(株)、日立造船(株)は、CO2と水素からメタンを合成する試験設備を国際石油開発帝石長岡鉱場(新潟県長岡市)の越路原プラント敷地内に完成させた。今後、2019年度末までに試運転を経て各種試験および連続運転を実施する。
 本試験設備では、越路原プラントで天然ガス生産時に付随して出されるCO2と、水の電気分解によって製造された水素を合成することにより、メタンを製造する。
 今後の本格運転では、メタン合成プロセスの反応温度、反応圧力、反応負荷などのパラメータを種々変化させた最適化などの技術課題の評価・検討を実施し、カーボンリサイクル技術の1つであるメタネーション技術の確立を目指す。
SnapCrab NoName 2019 10 16 20 32 7 No 00
試験設備の概要
 メタンを合成する反応器には、日立造船開発の熱回収効率が高く、メタン合成能力の大型化に適したプレート型を採用している(図3)。事業所内で分離・回収したCO2を用いたプレート型での試験は世界初の試みで、将来の大型化を見据えた取り組みとなる。この試験設備のメタン合成能力は、1時間当たり8Nm3(ノルマル立米)※3

SnapCrab NoName 2019 10 16 20 32 23 No 00今後の予定
 今後、試運転を経て、各種試験および連続運転を2019年度末まで予定しており、技術課題の検討・評価を実施し、メタン合成設備能力のさらなる向上を念頭にした検討を進める。
※1 エネルギーキャリア
 エネルギーの輸送・貯蔵を担う化学物質のこと。
※2 プロジェクト
 事業名:次世代火力発電等技術開発/次世代火力発電基盤技術開発/CO2有効利用技術開発
 事業期間:2017~2019年度
 事業規模:約13.9億円(事業期間全体)
※3 Nm3(ノルマル立米)
 0℃、1気圧の標準状態を表すもので、主として排出ガス量などを表す場合に用いられる。1Nm3とは、標準状態(0℃、1気圧)に換算した1m3のガス量を表す。

【K2019】BOBST、最新CI型フレキソ印刷機「VISION CI」発表

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 <2019年10月16日、スイス・Mex発>軟包装、紙器、段ボール、ラベル産業向けにウェブ処理、印刷、コンバーティング機器とサービスを提供する、世界有数のサプライヤーであるBOBSTは本日、多種多様な基材に対して、あらゆる生産時間で最高性能を発揮するよう設計されたCI(中央圧胴)型フレキソ印刷機「BOBST VISION CI」を発表した。セットアップ調整と段取り替えを素早く行える同機には、プロセスの一貫性を保ち、無駄を最低限に抑え、生産を容易にするための技術革新とオートメーションが搭載されている。
SnapCrab NoName 2019 10 17 7 8 49 No 00 R
 この発表は、BOBSTにとって重要な2つのイベントである、ドイツ・デュッセルドルフのK2019、およびBobst BielefeldのBOBSTコンピテンスセンターでのオープンハウスイベントの期間中に行われる。どちらのイベントも10月16日~23日に開催され、VISION CIが稼働しているのを見ることができる。
 「VISION CIにより、BOBSTはフレキソ印刷機の未来のビジョンをついに実現しました」と、CIフレキソ印刷マネージングディレクターであるMark McInulty氏は述べる。「最新鋭のテクノロジーを、最高の製造規格と最高のコストパフォーマンスに基づき、あらゆるコンバーターに、すぐに利用していただけるよう、プレミアムな印刷品質、信頼性、および最高基準を満たす効率をお届けします」。
 VISION CIの初期設定は8カラー印刷機として用意しており、さまざまな基材の種類や厚みに対応し、溶剤系インキおよび水性インキでの印刷に一貫性と再現性のある品質をもたらす。コンパクトで人間工学に基づいたモジュラー設計により、設置および設定を非常に簡単に行える。
 「本機が到着した瞬間から、現場に設置して印刷の準備が整うまで4週間ほどですので、これはコンバーターにとって非常に有益です」とMark McInulty氏は語る。サイズがコンパクトで貴重なスペースを節約できるほか、スマートなエルゴ設計でオペレーターの利便性を確保。直感的で迅速な操作が行える。VISION CIは、フレキシブル包装印刷作業における、品質と、無駄を省いた操作により卓越した精度とパフォーマンスの再現性を実現する。
 VISION CIはサステイナビリティについても大きな利点をもたらす。「smartHEAT」テクノロジーを内蔵した同機は、それ自体の温熱を内在性の役立つエネルギー源として利用可能。また「smartCLEAN」技術で、インキと溶剤を節約する。さらには「smartKEY」と「smartSET」で、作業設定時間と素材の無駄を最小限に抑え、本機の生産性を最大化する。
SnapCrab NoName 2019 10 17 7 8 26 No 00 R サステイナビリティは、世界最大のプラスチック・ゴム関連のトレードショウであるK2019において大きな焦点となっている。BOBSTのスタンドはホール4、A39。またBobst Bielefeldでのオープンハウスでは、VISION CIを含むフレキシブルパッケージ向けの最新イノベーションが実演される。

【5G】LGイノテック、車載用通信モジュール開発

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 LGイノテック(LG Innotek)は10月16日、5G(5th Generation、第5世代)クアルコムチップベースの車載用通信モジュールを開発したと発表した。クアルコムチップを使用した「車載用の5G通信モジュール」を実際の車載に採用できるレベルまで開発したのは、LGイノテックが初めて。
SnapCrab NoName 2019 10 17 10 13 2 No 00 R 「車載用5G通信モジュール」は、5G(第5世代)移動通信技術を使って、車載と基地局間でデータを送受信して無線ネットワークに接続できるようにする部品。通信チップ、メモリ、RF(Radio Frequency、無線周波数)回路等を結合したモジュールタイプであり、主に車載内部やルーフ部分の車載通信機器に搭載される。
 同モジュールを採用すると、リアルタイムでの道路情報共有、精密な位置測定、V2X(Vehicle-to-Everything、車載・事物間の通信)、大容量データ送信等が可能となる。運転者の介入が必要ない、完全な自律走行のための核心機能が確保されることになる。
 これまで車載関連企業は、自律走行車の核心部品である5G通信モジュールの開発に注力してきた。特に5Gの通信チップ市場で占有率1位であるクアルコムチップベースのモジュール開発において激しく競争してきた。しかし、5G技術は高周波帯域を使用するため、LTE(Long Term Evolution、4G移動通信技術)に比べて信号損失が大きく、高容量データ送信による発熱量が多く、車載通信モジュールに採用することは簡単ではなかった。
 LGイノテックは、オリジナルのRF回路設計技術と超精密∙高集積モジュール化技術、熱に強い新素材採用等で、「車載用の5G通信モジュール」開発で一歩先に進むことに成功した。これでLGイノテックは、車載通信の部品市場で有利な立場になった。
 LGイノテックの「車載用の5G通信モジュール」は、レイトンシが1ms(ミリセカンド)である0.001秒で、対LTEモジュール比は1/10レベルである。レイトンシとは、データが車載と基地局の間を行き来することにかかる時間のことで、例えば、時速100kmで走っていた自律走行車が障害物を認識した後、緊急ブレーキ機能を発動させる場合、LTEモジュールでは車載が1.4m動いてからブレーキがかかり始めるが、5Gモジュールでは、レイトンシが早く、2.8cm移動してからすぐブレーキがかかる。
 また、本製品は耐熱性を強化した。5Gの特徴である高い発熱量と車載ルーフの直射日光でも変形しにくい。温度変化に敏感ではないプラスチック系の新素材を使用して素材の硬化および塗布過程で新しい工法を採用した。
 LGイノテックの「車載用の5G通信モジュール」は、クレジットカードの半分程度のサイズで小さく、スリムなデザインである。横40✕縦50✕幅3.5mmで、車載内外のどの位置でも搭載しやすい。LGイノテックならではの高集積、超精密技術で通信チップ、メモリ、RF回路、C-V2Xモジュール等約480個の部品をすべて搭載した。
 モジュール採用の便利性も向上した。LTEモジュールと互換できるため、システム設計を変えることなくLTEモジュールを5Gモジュールに交換するだけで済む。5Gモジュールに最適化されたソフトウェアも合わせて提供される。また、世界移動通信標準化技術協力機構(3GPP、3rd Generation Partnership Project)の最新5G標準(3GPP Release 15)基づいているため、車種に関係なく使用できる。
 LGイノテックの関係者は、「『車載用の5G通信モジュール』の開発で完成車企業は完全な自律走行車及びコネクテッドカーの商用化に、より拍車をかけることができる」と述べ、「運転者へ便利かつ安全で楽しい走行経験を提供できる革新製品を提供し続ける」と語っている。
 

【PESU】ソルベイ、インドで「ベラデル」新規生産ライン操業開始

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<2019年10月17日、米国ジョージア州アルファレッタ発>ソルベイはインドのパノリ工場でポリエーテルサルホン(PESU)「ベラデル(r)」の新たな生産ラインの操業を開始した。主としてヘルスケアや水処理産業からの、この高機能熱可塑性材料の莫大な需要に対応するために、ソルベイは現在、生産能力の向上に乗り出している。
 この生産能力の向上は、サルホンポリマーの生産能力を向こう5年間で35%引き上げるという、ソルベイが2017年に発表した計画の一環。この計画には、米国オハイオ州のマリエッタおよびジョージア州オーガスタにあるソルベイのポリマーおよびモノマーの生産拠点への設備投資やプロセス最適化も含まれている。
 「ソルベイのサルホンポリマーの事業が年々拡大を続けていることは、世界各地のお客様からソルベイによるサービスと供給安定性という点で、長期的な信頼を得るということであり、今後も水処理産業やヘルスケアのような急成長市場における弊社の主導的地位はますます高まるはずです。この新たな生産ラインによって、さまざまなサルホンポリマー製品をアジア、欧州、米国に供給する能力が強化されます」と、ソルベイのスペシャルティポリマーズ・グローバルビジネス・ユニットの最高責任者、Mike Finelli氏は述べている。
 ソルベイのパノリ工場では、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)「キータスパイア(r)」およびポリアリールエーテルケトン(PAEK)「アバスパイア(r)」のベースレジンも製造している。「ベラデル(r)」、ポリフェニルサルホン(PPSU)「レーデル(r)」 、ポリサルホン(PSU)「ユーデル(r)」といったソルベイのサルホン系ポリマー製品は、ヘルスケア、航空宇宙、自動車、水処理、エレクトロニクス、消費財、建設など、要求の厳しい多様な業界で利用されている。

【プラスチック代替】石井食品とTBM、LIMEXの食品包装開発に共同で取り組む

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 無添加調理で商品作りを進めている石井食品(株)と、新素材「LIMEX(ライメックス)」を開発・製造・販売する(株)TBMは、共同研究開発を行い、環境負荷軽減を目指し、LIMEXの新たな用途開発に向けた基本合意を締結した。本基本合意に基づき、両社は、石井食品の主力商品である「おべんとクンミートボール」をはじめとしたおべんとクンシリーズや「チキンハンバーグ」などの食品包装(軟包材)を、2021年までにLIMEX製に切り替えるほか、おせちのトレーなどにLIMEXを活用し、食品業界における環境負荷削減を推進していく。
)石井食品は製造過程において食品添加物を使用していない

2019 10 17 ishiifood 記者発表会より。左から、石井食品の石井智康社長、TBMの山﨑敦義社長

 近年、海洋汚染によるマイクロプラスチックの問題や使い捨てプラスチックを巡る議論が国際的に高まっており、欧州をはじめとする多くの国々においてプラスチックゴミの削減に向けた規制の動きが加速している。また2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された、2016年から2030年までの国際目標(SDGs)の達成に向けて、企業の環境問題への対応が求められている。こうした中、国内でも限りある天然資源の使用を削減し、環境負荷が低い代替素材への切り換えを行なっていく動きが高まっている。
 創業73年目を迎える石井食品は、事業を通じたSDGs(持続可能な開発目標)への貢献を重要課題と位置づけ、サステイナビリティと社会価値増大を実現するため、2019年7月にTBM社が開発・提供する新素材「LIMEX」を全社員の名刺やアニュアルレポートへの採用などさまざまな取り組みを開始した。
 TBMは、世界各地に埋蔵量が豊富で、日本でも100%自給自足できる石灰石を主原料とした新素材LIMEXを開発・製造・販売することで、SDGsで定められた17の目標のうち、8つの目標に貢献することを目指している。2015年に経済産業省の支援を受けて、新素材LIMEX を生産する第1号プラント(宮城県白石市)を完成。LIMEX製品の実用化に向けて大手事業会社との共同開発やパートナーシップを強化し、4,500社を超える企業等に導入されている。
 
石井食品の環境負荷軽減を目指す経営環境戦略と、水や森林、石油などの環境資源を保全し、持続可能な社会に貢献するLIMEXのコンセプトが合致し、この度新素材LIMEXを活用に向けた基本合意を締結した。本合意に基づき、紙・プラスチックの代替となるLIMEXの活用について、以下の取り組みを進め、食品業界における環境負荷軽減を推進していく。

 [取り組み内容]
1.LIMEXシートの活用
 すでに
導入されている名刺やアニュアルレポートをはじめ、カタログやお品書きなどにLIMEXシートを活用し、水や森林資源の保全に貢献。2019年7月に名刺とアニュアルレポートを紙からLIMEXに切り替えたことで、紙の原料となる年間約計1万リットル程度の水の節約、木材使用量を削減した。
TBM算出

2.おせちのトレーにLIMEXを採用
 「イシイのおせち料理
2020」の商品に、食品業界のおせち分野として初めて、環境に配慮したトレーの一部にLIMEX製のトレーを採用した。商品としては、既に受注を開始している『慶春譜(けいしゅんふ)』(和洋中3 段重)は全てのトレーをLIMEX 製に切り替えており、その他『祝春華(いわいしゅんか)』(和風3 段重)『豊春(ほうしゅん)』(和風2 段重)『冷凍おせち舞』(和洋中3 段重)も一部のトレーの切り替えを行っている。従来のプラスチック製トレーからLIMEX 製に切り替えることで、約345kg の石油由来プラスチックの削減を目指す。
TBM算出

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LIMEXトレー使用したおせち慶春譜(けいしゅんふ)』(写真左)、LIMEXトレー(写真右)

3.2021年までの活用を目指し、LIMEX製パッケージ(軟包材)の開発
 EUがストローやコップなど10品目の使い捨てプラスチック製品の使用が禁止する2021年を目指して、LIMEX製パッケージ(軟包材)を開発し、石井食品の主力製品である「おべんとクンミートボール」をはじめとしたおべんとクンシリーズや「チキンハンバーグ」などのパッケージをLIMEX製へ切り替えることを目指す。現在主力2商品群の売上高は81億7,900万円であり、約232トンの石油由来プラスチックを使用しており、LIMEX製に切り替えることで、石油由来プラスチックの使用量が大きく削減される。
石井食品算出

2019 10 17 ishiifood3

LIMEX製への切り替えを目指す対象商品一部

【紙おむつリサイクル技術】ユニ・チャーム、「再資源化した原材料を用いた紙おむつ等の試作品」を公開

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 ユニ・チャーム(株)は、持続可能な社会への貢献を目指し、地球環境保全と経済的成長を両立する事業活動に取り組んおり、使用済み紙おむつを原材料とした紙おむつの循環型モデルの構築を目指して、2015年に再資源化プロジェクトを開始してから今年で4年が経った。
 この度、「衛生物品に利用可能なレベルにまで再生する技術の構築」と、「再資源化した原材料を用いた紙おむつ等の試作品」が完成した。なお、「使用済み紙おむつリサイクル技術」の事業化を目指して2019年10月1日付でCSR本部内に「リサイクル事業準備室」を設置した。

2019 10 18 unicham1

【使用済み紙おむつのオゾン処理前と後のパルプ比較】

■使用済み紙おむつを原材料とした紙おむつの循環型モデルの取り組み概要
①使用済み紙おむつから、パルプや高分子吸収ポリマー(SAP)をリサイクルする技術を確立した。リサイクルしたパルプや高分子吸収ポリマーは、オゾン処理を経ることにより再度紙おむつに利用できる品質となっている。
②再生したパルプや高分子吸収ポリマー(SAP)を材料とした紙おむつの試作品に成功した。
 また、トイレットペーパーやメモ用紙、紙製ファイルなど様々な試作品を今回は紙おむつに加えて製作した。

2019 10 18 unicham2

③使用済み紙おむつを使用したリサイクル技術を事業化すべく、2019年10月1日付でCSR本部内に「リサイクル事業準備室」を設置した。
④使用済み紙おむつリサイクルという新たな「循環型モデル」の認知拡大、普及浸透を目的とした、コンソーシアムの設立を2020年に設立するべく検討を開始した。


【FKM】ソルベイ、拡大する高機能シール用途の需要拡大に対応するため「テクノフロン」の生産能力増強

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<2019年10月18日、ベルギー・ブリュッセル発>ソルベイは自動車、石油・ガス、半導体の市場における高機能シールの継続的な需要拡大に対応するため、イタリアのスピネッタ・マレンゴ工場のパーオキサイド加硫フッ素ゴム(FKM)「テクノフロン(r)」の生産能力を約30%増強する。この生産能力増強は2021年5月までに完了予定で、昨年に発表したイタリア・中国工場での増強計画に追加されるもの。 
 「当社は欧州、米国、中国の製造拠点を増強することにより、グローバルのFKM市場を主導してきました。当社のグローバル市場でのプレゼンスと専門技術により、拡大するお客様の需要を予測し、継続的に応えていくことができます。今回の更なる増強により、燃料消費やCO2排出量の低減に貢献する自動車向けターボチャージャーなどの需要に着実に対応できると考えております」と、Executive committee memberのAugusto Di Donfrancesco氏は述べている。
 テクノフロン(r)は、高耐熱性、耐薬品性が要求される排気再循環(EGR)システム、ターボチャージャーホース、シーリング、ガスケットなどの用途で、低公害内燃機関(ICE)、ハイブリッド車(HEV)、電気自動車(EV)に採用されている。また、高純度性が求められる半導体製造プロセスやウェアラブル機器でも使用されている。

【K2019】SONGWON、サステナビリティへの取り組みを表明

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SnapCrab NoName 2019 10 18 12 22 37 No 00 R<2019年10月18日、韓国・ウルサン発>Songwon Industrial Co., Ltd.は、K2019の開催期間中にその持続可能なソリューションを公開し、サステナビリティへの注力を表明するとともに、循環経済の推進者としての立場を明らかにしている。
 SONGWONは、より厚く長期にわたるサステナビリティに対するコミットメントを中核に置く。同社の事業活動は、そのサステナビリティに関するビジョン、目標、企業価値に基づいて日々進めており、経済的必要性とエコロジー意識に向け、社会的責任の向上を目指す。SONGWONは、さらに持続可能な世界の実現に貢献する取り組みに邁進している。また、そのコミットメントと戦略でプラスチック業界における循環経済への移行を加速させるための貢献と、循環経済の推進者としての自らの位置付けを証明する良い機会としてK2019に出展している。
 「今日のプラスチック業界各社は、サステナビリティに対して絶え間なく変化する要求を満たせるソリューションを求めています。SONGWONは、プラスチックのサステナビリティの向上に向けたイノベーションに取り組むとともに、当社の添加剤の専門知識とスペシャルティケミカルを活用して、素材の変換および再利用という循環を可能にする新たなソリューションを提供し信頼できる存在として顧客をサポートすることで、これらのニーズに応えます」と、オリビエ・カイザー氏(コーポレートサステナビリティオフィサー(CSO))は述べている。「当社は、プラスチックに関する主要な世界的課題と業界動向を常に認識しています。素材としてのプラスチックに対する確信と、持続可能でかつ安全な添加剤ソリューションを開発するという当社の目標をすべて満たせるソリューションの実現に注力しています」。カイザー氏は、SONGWONのアプローチは、小さなステップではあるが長期間にわたる一貫性の高いプロセスを盛り込んだ実用的アプローチである、と強調する。

サステナビリティとSONGWON
 カイザー氏はSONGWONの初めてのCSOで、今年初めに任命された。SONGWONの社内サステナビリティ管理機能の強化によって、関係者とのパートナーシップにおけるサステナビリティ戦略の強化に対する高いコミットメントを示している。SONGWONの経営陣は、革新、運用、ビジネスを管理して、同社のマーケット、利害関係者および社会の変化する要求に対応することで、継続的な価値を創出する戦略目標を推進する。SONGWONは、業界のリーディングカンパニーとして、スペシャルティケミカル業界のサステナビリティに重点を置いたパイオニアになることを目指している。
 プラスチックは日常生活の多くの分野に日々付加価値を加え、その幅広い特性(柔軟性、軽量性、耐久性、保護機能など)で使用量が増加している。消費者と政策立案者が使い捨てプラスチックを止める緊急対策の実施を求めている現状において、SONGWONはリサイクルと再利用の改善においてその一翼を担いながら、プラスチックの悪影響を払拭するために著しい効果のあるアイデアを模索している。さらに、プラスチックがもたらす恩恵だけでなく、プラスチック廃棄物のより責任ある管理の必要性についても意識を高めることを目指す。
 SONGWONは、プラスチックの耐久性を高め、不要な廃棄物を低減し、プラスチックの寿命を延ばすことで、持続可能な再利用に積極的に貢献する幅広い製品ポートフォリオを提供する。また、最適な安定化システムを使用して資源の利用を低減して最終製品の排出量の削減に寄与する、従来よりも強くて軽い素材の開発を支援している。
 カイザー氏は、「製品の修理、改善、リサイクルはすでに業界で実際に行われていますが、循環経済の実現の鍵を握る重要なファクターである添加剤と関連製造技術の役割もそれらと同様に重要です」と力説する。

持続可能なソリューション

 SONGWONはK2019で、プラスチックのリサイクル可能性を向上させる革新的なソリューションの実現に対するコミットメントを示し、広範な用途のハイパフォーマンス製品を幅広く出展している。SONGWONのさまざまなポリマー安定剤でポリマーの寿命が延び、素材の再利用化に寄与し、機械的なリサイクルステップを介してポリマーを安定化させる。こうしてSONGWONは、顧客がそれぞれのプロセスを環境に優しく、迅速かつ高効率化ができるようにサポートし、プラスチック業界の環境問題に積極的に寄与できるよう取り組んでいる。

自動車の内装

 SONGWONは、自動車メーカー向けに、エンジンルームカバー、ケーブルダクト、バッテリーハウジングなど、ボンネット内用途で使える再生プラスチックの品質を保全するソリューションを紹介している。長期の熱安定性の向上を求める業界の要求に応えることに加えて、SONGWONの革新的な添加剤ブレンド、SONGXTEND(r) 2721は、再生PPの耐用寿命を延ばすと同時に、その品質を向上させ、パフォーマンスを高める。

農業用フィルム

 SONGWONは、農業用途におけるサステナビリティの向上にも貢献している。高レベルの農薬が使用される場合であっても、農業用フィルムの保護と耐用を延ばすSABO(r) STAB UV 216を紹介している。また、SONGWONの製品は、水の消費を低減できる温室フィルムとマルチフィルムの製造にも使われる。

コーティング製造

 SONGWON社は、コーティングバリューチェーン全体におけるサステナビリティの改善へのコミットメントを示すとともに、環境に配慮した添加剤の需要増大に対応するために開発された水溶性製品の新しい製品を出展している。従来製品の効率性と、水溶性およびVOC発生量が限りなくゼロに近く、塗布と取り扱いの容易さも兼ね揃えた、光安定剤および酸化防止剤、SONGSORB(r) CS 400 WB、SONGSORB(r) CS AQ01およびSONGNOX(r) CS 2450 WBは、水性コーティングシステムに相乗的な安定化パッケージを実現する。

難燃性の用途

 難燃剤は、電化製品から建設資材まで、幅広い用途で火災のリスクを避ける上で非常に重要な役割を果たす。K2019において、SONGWONは第1世代のSONGFLAME*難燃助剤を発表した。これらの難燃助剤は、発泡体からポリオレフィン、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)などに至るまで、さまざまなポリマーのハロゲンフリー化の要求に応えることができる。熱可塑性樹脂の他に、SONGFLAMEのテクノロジーは、熱硬化性樹脂、木材、コーティング、接着剤の用途にも推奨される。
* 商標登録申請中

包 装

 フレキシブル包材向けのSONGWONのさまざまな無溶剤型接着剤も展示されている。これらの無溶剤型接着剤は、経済的に持続可能であるだけでなく、パフォーマンスも高いため、幅広い顧客ニーズに対応するとともに昨今のEHS基準も満たす。SONGWONのフレキシブル包材向けのHI-THANE(tm) A-7332 / HI-THANE(tm) A-6200無溶剤ポリウレタン接着剤システムは、環境に優しい特徴と優れたパフォーマンスを備えている。装置は洗浄が簡単で、無溶剤型接着剤は反応性100%であるため、塗布、硬化、輸送中に使用されるエネルギーは従来システムよりも少なくなる。

循環経済の実現に向けたコラボレーション

 SONGWONはコラボレーションを通じて、持続可能な包材とラベル印刷の分野をリードしている。SONGWONでは、ドイツの革新的な包装スペシャリストであるBerry bpi Groupと提携し、中古の工業用印刷バッグなど、さまざまな廃棄物ストリームからの再生素材をベースに開発された頑丈なPE袋を使用している。SONGWONは、50%再生PEで作られた20kgのPEバッグで製品を包装する、世界で最初の化学会社の1社。また、品質を維持しながら再生PEの割合を80%に増やすことを目指している。
 さらに、SONGWONは、業界で初めてラベル印刷にファイバーレーザーマーキングテクノロジーを採用し、包材のインクを除去するために必要な溶剤もクローズドループプロセスで継続的に再利用している。
 「SONGWONは常にコラボレーションの付加価値を認識しています」と、カイザー氏は述べる。「進歩するためには、お客様、サプライヤー、そして関連する関係者と密接に協力する必要があります。バリューチェーンを通じてパートナーと連携することで、当社の有する経験と専門知識を活用して循環経済への移行を推進する企業として SONGWONを位置付けています」。
 SONGWONとサステナビリティの詳細については、SONGWONのオリビエ・カイザーCSO、グローバル役員、そしてローカル役員とともに、K2019のホール6、ブースB07において、詳しい情報を提供する。

【窒素発生装置】大陽日酸、LNOXのシンガポール既存工場内で新設決定

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 シンガポールでは、持続的な成長を可能とするため産業構造の転換・高度化が進められているが、これに伴い、エレクトロニクス、医療、化学製品等の分野において窒素ガス需要の伸長が見込まれている。大陽日酸(株)は、同国でのガス需給動向の変化に対応するため、Leeden National Oxygen Ltd.(以下、LNOX)のシンガポール既存工場内に、窒素発生装置の新設を決定した。今回の新設により、窒素ガスの供給能力は現状比で約3倍に増加する。新装置の稼働開始は2021年3月の予定。
 今回の窒素発生装置新設による生産能力拡充を背景に、今後は主に同国トゥアス・ジュロン地区において、ガス埋設配管網の整備を進め、大口需要家へのガスパイピング供給を推進、事業基盤の拡充並びに業容拡大を図る。
<LNOXの概要>
・社 名:Leeden National Oxygen Ltd.
・設 立:1964年5月
・本社所在地:1 Shipyard Road, Singapore 628128
・主要株主:大陽日酸 97.66%(含む間接所有)
・代表者:Chairman & CEO Tham Weng Cheong Steven

【NEDOフェスタ in 関西 2019】NEDO、12月17日・18日にグランフロント大阪ナレッジキャピタルコングレコンベンションセンターで開催

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 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、来る12月17日・18日の2日間、グランフロント大阪北館B2Fナレッジキャピタルコングレコンベンションセンター(大阪市北区)において「NEDOフェスタ in 関西 2019」を開催する。入場料は無料(事前申込み制)。
 最新テクノロジーを一堂に集めたNEDO活用事業者・大学による展示会や研究開発内容のセミナー、成果報告会などを通して、社会課題の解決とイノベーションの創出に向けたNEDOの取り組みを紹介する。また、有識者による特別講演のほか、ベンチャー企業によるプレゼンテーション(ピッチ)、NEDOの公募事業に関する説明会・個別相談会を行う。
 環境保全やエネルギー問題の解決が期待される、微細な孔(あな)が規則正しく無数に空いた新規材料が注目されている。気体分子や低分子を吸着、吸蔵、分離、反応をさせることができる多孔性配位高分子の研究開発を先導する、北川 進特別教授(京都大学高等研究院 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)拠点長)による特別講演「ナノ多孔性材料(PCP,MOF)が拓く未来」を17日に開催する。

【Printing】SCREENグラフィックソリューションズ、「THINK SMART FACTORY 2019 IN KYOTO」に出展

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 (株)SCREENグラフィックソリューションズは、2019年11月11日(月)~13日(水)まで「みやこめっせ(京都市勧業館)」で開催される「THINK SMART FACTORY 2019 IN KYOTO」に出展する。高速連帳インクジェット(IJ)印刷機と後加工機との連携によるデモンストレーションや最新ソリューションの数々、豊富なサンプルなどを紹介する。

主な見どころ
 今回の展示会では、印刷業界のスマートファクトリー実現に向け、デジタル印刷機や後加工機のメーカーなど、印刷業界のリーディングカンパニーが結集。上流システムから製本までをつなぐ、企業の垣根を越えたソリューション展示を実施する。同社は、「EQUIOS」を核とした多彩な最新印刷システムを展示し、他社の多様な製品との連携を通して、印刷業界のさらなる自動化・省力化のトータルソリューションを提案する。

出展概要
(1)Truepress Jet520NX
 最大180m/minの高速印刷を可能にするモノクロ高速オプションを搭載した、高速連帳インクジェット印刷機「Truepress Jet520NX」を世界初出展。ホリゾン社のバリアブル無線綴じ製本システム「Smart Binding System」とインライン接続を行い、無線綴じ製本の自動化ソリューションをデモンストレーションで紹介。「EQUIOS」との連携により、種類の異なる印刷物を送付先ごとにまとめて印刷することで、受注から仕分け、発送までの省力化を実現する。また、印刷物の検査においては、エンジンに搭載された検査装置の欠点情報を「EQUIOS」を通じて後加工機へ送ることで、製本ラインの中で自動的に不合格品として取り除く機能も紹介。
(2)Truepress Jet520HDシリーズ
 オフセットコート紙を使用したオンデマンドブックや、質感豊かなバリアブルDMなどを実現する、高速連帳インクジェット印刷機「Truepress Jet520HDシリーズ」の新モデルを世界初出展。「EQUIOS」とホリゾン社の後加工機との連携により、色彩豊かな中綴じ冊子や、さまざまなサイズ・折り加工のパンフレット、微細な写真表現が求められる観光ガイドなどのサンプルを展示。商業印刷や出版印刷などの多様なニーズに応える高い表現力を、実際のアプリケーションを手に取って体感できる。
(3)EQUIOS
 ソリューションプラットフォーム「EQUIOS」の新たな機能として、GUIを刷新し、タブレット端末で直感的に操作できる「Simple Job Controller」を世界初出展。ジョブ作成やCTPへの出力指示を簡単に行えるため、作業者を選ばないプリプレスワークフローを実現する。また、「EQUIOS」とコニカミノルタ社のデジタル印刷機とのハイブリッドワークフローも実演する。
(4)CTP Transporter
 これまで人の手に頼っていた作業を自動化し、フルオートメーションCTPワークフローを実現するプレート搬送自動化システム「CTP Transporter」を紹介。「EQUIOS」と連携し、刷版へのジョブ情報の自動印字、印刷機に合わせた自動版曲げ、刷版の自動仕分けを行い、刷版の搬送・加工・仕分けの徹底的な自動化を実現する。
(5)Proof Jet F1100AQ
 アンカーコートなしで直接本紙に印刷できる本紙校正用IJプリンターのハイスピード自動化モデル「Proof Jet F1100AQ」。2019年8月にリリースされた。会場では、本紙校正とオフセット印刷機による出力サンプルとの比較展示を行う。

セミナー
 書籍・学参、カタログ、クーポン、ステッカーなど幅広いアプリケーションを展開し、「Truepress Jet520HD」をはじめとした最新鋭のデジタル設備を活用している韓国・Alaskaindigo社の
Jun woo Jang社長を講師に招き、セミナーを開催。企画~デザイン~生産を課題解決のための「仕組み」と捉え、デジタル印刷を積極的に活用した強い提案型ビジネスと、Web to Printや工程連携による徹底的な自動化・省力化の両輪を強みとした同社のビジネスモデル「Total Printing Service & Solution」について講演。
講師:Alaskaindigo社 社長 Jun woo Jang氏
日時:11月12日(火)10:30 ~ 11:15
定員:150名
予約サイト(予約優先制):https://thinksmartfactory.com/seminars/108

【プラスチック廃棄物】BASF、Quantafuel社に出資しケミカルリサイクルを共同で推進

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 BASFは、プラスチック廃棄物の熱分解および熱分解油の精製を専門とするQuantafuel社(クアンタフューエル、本社:ノルウェー)に2,000万ユーロを出資する。この出資は、新株の引受および転換権付貸付を通じて行われる。両社は協業により、熱分解と精製の統合プロセスからなるQuantafuelのケミカルリサイクル技術をさらに発展させ、化学品製造の原料として使用できるよう生産量を最大化することを目指す。またQuantafuelは第2段階として、共同で開発した技術を他社にライセンス供与することも計画している。
 Quantafuelは2019年第4四半期にデンマークのスキーベにて年間約16,000トンの生産能力をもつ熱分解・精製工場の操業開始を予定している。BASFは投資契約の一環として、Quantafuelのスキーベ工場での生産開始から最低4年間、この工場で生産される全ての熱分解油および精製された炭化水素を優先的に買い取ることができる権利を有す。BASFは買い取った二次原材料を「ChemCyclingTM」プロジェクトに活用し、一部の顧客とともにケミカルリサイクルされたプラスチックの市場を開拓していく。再生原料はルートヴィッヒスハーフェンにあるBASFの統合生産拠点において、一部化石資源の代替として投入される。またBASFは、デンマークのQuantafuel工場が本格稼働した段階で、プラスチック廃棄物をケミカルリサイクルして製造したCcycledTM 製品を、一部の顧客向けに商業的な規模で供給することを目指す。さらに、両社は供給量を商業規模で拡大するため、ケミカルリサイクルの一環として精製される炭化水素の生産設備を共同で建設することも目指している。
 BASFの石油化学品事業本部プレジデントのハルトヴィッヒ・ミヒェルス氏は次のように述べている。
 「今回の投資は、資源の持続可能な利用やプラスチックのサーキュラー・エコノミーモデルの開発に対するBASFのコミットメントの表れです。この提携はケミカルリサイクルされたCcycledTM製品の幅広い供給体制を構築していく上での第一歩です。これにより、お客様がサステナビリティの目標を達成することを支援します」
 また、QuantafuelのCEOであるKjetil Bøhn(チェーティル・ベーン)氏は次のように述べている。
 「BASFが弊社独自の精製技術を用いてプラスチック廃棄物のリサイクル技術をもつリーディングカンパニーとなることを目指し、資金と人材を投資する決定を下したことは実に光栄なことです。私たちの長年の戦略的パートナーであり、世界最大の独立系エネルギートレーダーであるVitol S.A.社(ヴィトール)は、BASFとQuantafuel が協業できるよう、協力関係を排他的なものとはしないことに合意しました。これにより、プラスチック廃棄物に付随する環境課題に有意義な影響をもたらす規模の生産能力を構築する体制が整いました」
 BASFは、プラスチック廃棄物から得られる再生原料を生産フェアブント(統合生産拠点)で使用する「ChemCyclingTM」プロジェクトを2018年に開始した。すでにさまざまな業界の顧客とともに、プラスチック廃棄物のケミカルリサイクルにより生まれた再生原料をベースとした試作品を製造している。試作品にはとりわけ高品質、高い衛生基準が求められる食品包装も含まれている。また、再生原料の割合は、認証済みのマスバランス方式を用いて最終製品に割り当てられる。ケミカルリサイクルされた製品の市場を十分に発展させるためには、技術的な課題に加えて規制上の課題を解決する必要があり、ハルトヴィッヒ・ミヒェルス氏は次のように述べている。
 「規制面では、リサイクルの定義が広がり、ケミカルリサイクルがリサイクル目標を達成する手段として当局に認められる必要があります。また、リサイクルされた製品に対するインセンティブは、リサイクルの種類にかかわらずすべてに等しく適用されるべきだと考えています。また、マスバランス方式が受け入れられることも必要です」
■Quantafuelについて
 Quantafuelはノルウェーに本社を置くテクノロジーを基盤としたエネルギー企業で、持続可能な社会を目指している。産業界における50年以上にわたる経験と10年以上にわたる開発経験に基づき、ほぼすべての種類のプラスチック廃棄物を環境に優しい燃料や化学品に転換している。今年第4四半期にデンマーク スキーベでの開始に伴い、最も差し迫った環境問題に対して有意義な影響を与えるために、世界規模で生産能力を急速に構築することを目指している。

【移転】アントンパール・ジャパン

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 (株)アントンパール・ジャパン大阪事務所は2019年11月18日
に下記へ移転する。それに伴い、東京本社も含め、電話番号・FAX番号が変更となる。

大阪事務所 変更後
〒562-0035大阪府箕面市船場東3-4-17 箕面千里ビル8階
TEL:050-4560-2100 FAX:050-4560-2101


東京本社 変更後

(代表) 03-4563-2500
(サービス代表)03-4563-2503
(ロジスティックス代表)03-4563-2504
(FAX)03-4563-2501



【プラスチックごみ】ハウス食品グループイノベーションファンド、アミカテラへ出資

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 ハウス食品グループ本社(株)は、SBIホールディングス(株)の100%子会社であるSBIインベストメント(株)と2017年に共同で設立したプライベートファンド「ハウス食品グループイノベーションファンド」を通じて、(株)アミカテラに対する出資を行った。

【「アミカテラ」について】
企業概要
名称 式会社アミカテラ
所在地 東京都江東区富岡 1-12-8 アサヒビル 307代表取締役 増田厚司、古賀 縁
設立年月日 2016 年 11 月 7 日
資本金 5330 万円
事業内容 非プラスチック製品の卸売・製造販売
ホームページ URL https://amica-terra.com/

 ハウス食品グループでは、「3 つの責任」(お客様に対して、社員とその家族に対して、社会に対して)の全てに於いて「クオリティ企業」に変革して行くことを目指している。その中で「社会に対して」の取り組みテーマの一つとして「循環型モデルの構築」を掲げ、CO2 削減、廃棄物抑制、持続可能な調達に取り組んでいる。
 アミカテラは"地球に、優しく"をミッションに、セルロース系残渣や地域で飽和状態となったり、間伐等で廃棄されてしまう植物を原材料として製造されたストロー等、非プラスチックのエコ製品の卸売・製造販売に取り組んでいる。生分解性を持つ同社製品、および製造技術の活用により、近年社会問題化しているプラスチックごみの廃棄による海洋汚染問題改善への貢献が期待できることから、今回の出資を決定した。
 今後、両社は本出資を通じ、ハウス食品グループの活動におけるアミカテラ製品の活用をはじめとした協働により、持続可能な循環型社会の実現に向けた取り組みを進めていく。

【PEEK】ソルベイ、K2019で「キータスパイア PEEK XT」発表

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<2019年10月21日、イタリア・ボラーテ発>ソルベイはK2019において、業界初の真の耐熱性PEEKであるキータスパイア(r) PEEK XTを発表した。この革新的な製品は、標準的なPEEKの耐薬品性に加え、高温状態での強度と剛性が大幅に高くなっている。
SnapCrab NoName 2019 10 21 12 57 44 No 00 R ソルベイのキータスパイア(r) ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)XTは、PEEKと同等の傑出した耐薬品性に加えて、標準的なPEEKに比べてガラス転移温度が20℃、溶融温度が45℃高くなっている。他の耐熱性ポリケトンもキータスパイア(r) PEEK XTに匹敵する熱特性を示すが、耐薬品性はPEEKやキータスパイア(r) PEEK XTに大きく劣る。
 「この樹脂は、PEEKのエーテル/ケトン比率を維持しながら、熱性能と機械的性能を大幅に向上させることができため、耐薬品性に優れています」と、ソルベイのSpecialty Polymers Global Business Unitでultra-polymers business managerを務めるDoug Brademeyer氏は述べている。
 真のPEEK樹脂のエーテル/ケトン比率は2:1。ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)、ポリエーテルケトンエーテルケトンケトン(PEKEKK)を含むその他の高温ポリケトンでは、この比率が変わるため、真のPEEK樹脂とは言えない。
 ソルベイの新しいキータスパイア(r) PEEK XT樹脂では、ガラス転移温度が170℃であり、20℃高い溶融温度で、標準的なPEEKと同様の加工が可能。キータスパイア(r) PEEK XTは、標準のPEEKに比べて高温状態での強度と剛性に大幅に優れており、160℃で、引張弾性率が400%、引張強度が約50%高くなる。
 さらに、キータスパイア(r) PEEK XTでは250℃での電気特性が標準のPEEKよりも大幅に向上しており、絶縁耐力は50%高く、体積抵抗率は一桁高い値を示す。
 キータスパイア(r) PEEK XTシリーズは、ニートレジン、30%のガラス繊維強化、30%の炭素繊維強化の射出成形と押出グレードを準備しており、世界各国で発売されている。また圧縮成形向けの微粉末、コンパウンディング向けの粗粉末でも提供している。キータスパイア(r) PEEK XTは、PEK、PEKEKK、PEKKに比べて優れた加工性、溶融安定性、高温耐薬品性を特徴とする。この新素材に適した産業分野としては、石油・ガス、電気、ワイヤコーティング、自動車などが挙げられる。

【JAPAN PACK 2019】クラレ、バイオマス由来のガスバリア材と水溶性フィルムを紹介

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 (株)クラレは、10月29日から幕張メッセで開催される「JAPAN PACK 2019(日本包装産業展)」において、CLOMA(クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス、略称:クローマ)展示コーナー(ブース番号6H-09-11(CLOMA(クローマ)展示コーナー内))内にて、環境対応型包装材料のガスバリア材「PLANTICTM(プランティック)」、水溶性フィルム(PVOH)を紹介する。
 バイオマス由来のガスバリア材「PLANTICTM(プランティック)」は、バイオマス由来の生分解性ガスバリア素材。優れたガスバリア性による食品の品質保持や賞味期限の延長、カーボンニュートラルによりCO2削減に貢献する。他のバイオマス、生分解性素材との組み合わせによる環境性能の高い包装材の設計も可能。
 水溶性フィルム(PVOH)はクラレの技術・ノウハウを活かしたフィルムで、水に速やかに溶解する性質により、ゴミの減容化など新たなパッケージングソリューションを提案し、自然環境と生活環境の向上に寄与する。
 また、10月29日(火)11:30~12:30、企画プレゼン会場(6ホール内)にて、「水溶性フィルムのサステナブル包装」のプレゼンテーションを行う。
https://www.japanpack.jp/seminar/index.html

【太陽光を受けて色が変わる服】アンリアレイジとSunSensorsのコラボで生まれたがコラボしたフォトクロミック・ガーメント、 DESIGNART TOKYO 2019で日本初披露

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 三井化学(株)のオープンラボラトリー活動である素材の魅力ラボ -MOLp🄬- は、ファッションブランド ANREALAGE(アンリアレイジ)と共同で、2019年10月27日(日)まで、東京の主要エリアを舞台に街全体がミュージアムになるデザイン&アートのフェスティバル「DESIGNART TOKYO(デザイナート・ト ーキョー)2019」に参加し、東京・青山にある複合文化施設スパイラルにて展示を行っている。
 アンリアレイジと三井化学のフォトクロミックレンズ材料 SunSensors™のコラボレーションから生まれた、太陽の光を受けて色が変わる服「フォトクロミック・ガーメント」は、2019 年9月にアンリアレイジがファイナリストに選出された世界的コンテスト LVMH Prizeで発表し、高い評価を受けた。今回、パリでの発表以降初めての展示となる。
 展示概要:アンリアレイジ x MOLp🄬 by 三井化学
      「PHOTOCHROMIC GARMENT」
      http://designart.jp/designarttokyo2019/exhibitor/anrealage-x-molptm-by-mitsui-chemicals/
  日  時:2019年10月18日(金)~27日(日)11:00~20:00
  場  所:スパイラル・エスプラナード(港区南青山 5-6-23 スパイラル M2F)
  *入場無料・予約不要。
■アンリアレイジ
 http://www.anrealage.com/
 2003年設立のファッションブランド。ANREALAGEとは、A REAL-日常、UN REAL-非日常、AGE-時代、を意味する。「神は細部に宿る」という信念のもと作られた色鮮やかで細かいパッチワークや、人間の身体にとらわれない独創的なかたちの洋服、テクノロジーや新技術を積極的に用いた洋服が特徴。2014年秋の15S/Sよりパリコレクションデビュー。2019年「LVMH ヤングファッションデザイナープライズ」ファイナリストに選出。2019年度第37回毎日ファッション大賞受賞。
 
■MOLp🄬 
 https://www.mitsuichem.com/jp/molp/
 2015年に設立された三井化学グループのオープン・ラボラトリー活動。”Fusion of Intuition and Science”の考えのもと、さまざまな素材の中に眠っている機能的価値や感性的な魅力を、あらゆる感覚を駆使して再発見し、そのアイデアやヒントをこれからの社会のためにシェアしていく活動を進めている。
 
■DESIGNART
 http://designart.jp/
 DESIGNART(デザイナート)は、さまざまなジャンルの垣根を超えて、デザインとアートを横断するモノやコトの素晴らしさを発信、共有してゆく活動で、毎年秋に開催するデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO」を企画・ 運営している。「DESIGNART TOKYO」は、世界屈指のミックスカルチャー都市・東京を舞台に、世界中からアート、建築、インテリア、プロダクト、ファッション、フード、スポーツ、テクノロジーなどのモノとコトが集結し、ギャラリーやショップなど、さまざまな場所を利用して多彩なプレゼンテーションを行う革新的な取り組み。各展示を回遊して街歩きを楽しめる、まさに東京の街全体がデザイン&アートミュージアムになるイベント。

【外観検査】コグネックス、韓国のSUALAB買収。ディープラーニング機能を拡充

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 コグネックス(株)は、韓国の大手企業、SUALABを買収した。SUALABは工業用アプリケーション向けに、ディープラーニングを活用したビジョンソフトウェアを開発している。SUALABのエンジニアリングチームと知的財産が傘下に入ることで、2017年4月にViDi Systemsから買収した技術に基づくコグネックスのディープラーニング機能が強化される。
 コグネックスの社長兼CEO、ロバート・J・ウィレット氏は次のように述べている。
 「ディープラーニングによってコグネックスは、これまで大人数のチームで、目視で行うしかなく困難だったファクトリ内での検査ニーズに応えることができるようになりました。SUALABの貴重なIP、エンジニアリングの専門知識、市場での豊富な経験は、アジアを中心とした成長が最も著しい市場での展開に役立ちます。現在、数万の人々が、困難で面倒な、そしてエラーの多い目視検査で、電子部品およびサブシステムに傷や欠陥がないか検査しています。今後はディープラーニングベースのマシンビジョンによって、より信頼性が高く、コストの低い方法で検査することができるようになります」
 コグネックスの会長兼創設者、Dr. Robert J. Shillmanは次のように述べている。
 「SUALABチームをコグネックスに迎えることができ、大変うれしく思っています。コグネックスのwork hard, play hard and move fast(一生懸命働き、一生懸命遊び、迅速に動く)という企業カルチャーにも合致したチームです」
 韓国ソウルに本社を置くSUALABは、2013年にSong Kiyoung氏が共同設立した企業で、Song Kiyoung氏自身もコグネックスに移り、工業用マシンビジョン向けのディープラーニングの使用を専門とする世界最大のエンジニアチームを率いることになる。
 SUALABのCEO兼共同設立者、Song Kiyoung氏は次のように述べている。
 「SUALABでは創設以来、ディープラーニングベースの画像検査のグローバルリーダーになるという明確な目標を掲げてまいりました。この度コグネックスと一つになることでこの目標を達成することができました。そして今後一丸となって、お客様が最も複雑なビジョンアプリケーションにも高速に、簡単に、そしてコストパフォーマンスの高い方法で対応できるように、より一層、尽力したいと考えています」

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