ゼオンアジア(社長:大沢二郎)は、シンガポールにアジア技術サポートラボラトリー(ATSL)を開設した。成長著しいASEAN・インド域の特殊ゴム市場をカバーする技術サポートの拠点となる。
パワートレインの電動化が進む先進諸国と比べて、ASEAN・インド域は引き続き内燃機関が主流であり続けるとともに、自動車生産台数は大きく増加していくと予想される。
日本ゼオン(株)の特殊ゴムはタイミングベルトや耐油ホース、オイルシール、ガスケットなど内燃機関に搭載される多くの部品に使用されるため、急成長するASEAN・インド市場に対応した事業戦略の強化が求められている。
このたびシンガポール・サイエンスパーク内に開設したATSL(Asia Technical Support Laboratory)は、日本・欧州・中国に続く第4の技術サポート拠点。依頼試験への対応や需要家への配合提案に留まらず、現地に密着して顧客価値を高める様々なソリューションを提供するもの。
先進市場とは異なる地域の特性に対応し、潜在需要にかなった技術支援や指導を行うことによって日本ゼオングループの存在感を高めるとともに、拡大需要を取り込みながら域内のゴム加工産業の質の向上と発展に貢献していく。
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【特殊ゴム】ゼオンアジア、シンガポールにATSL開設
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