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【ポリアリールスルホン樹】BASF、ウルトラゾーンのグローバルの製造能力を拡大

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BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、韓国の麗水(ヨス)工場にあるポリアリールスルホン樹脂「ウルトラゾーン®」の製造ラインを増設する。新たな製造ラインは2017年末に稼働する予定で、年間6,000トンの製造能力が加わり、 BASFグローバル全体の「ウルトラゾーン®」製造能力は2万4,000トンに達する予定。 BASFは、ドイツのルートヴィッヒスハーフェンと、韓国の麗水(ヨス)でウルトラゾーン®を製造している。2014年に韓国で新工場の稼働を開始して以来、BASFはこの高性能熱可塑性プラスチックを世界中に供給し続けている。両工場では、ウルトラゾーン®製品群を世界中の顧客への製品供給を柔軟かつ最適化できるよう設計されている。
 ウルトラゾーン®は、BASFのポリエーテルスルホン樹脂(ウルトラゾーン® E)、ポリスルホン樹脂(ウルトラゾーン® S)、およびポリフェニルスルホン樹脂(ウルトラゾーン® P)の製品群の商標。
 BASFパフォーマンスマテリアルズ事業本部プレジデントのライマー・ ヤーン氏は次のように述べている。
 「今回の増設は、世界市場の拡大に対応するためのものです。2つの主要地域における製造活動が強化されることで、世界中のお客様にメリットをもたらします」
 また、BASFグローバルビジネスマネジメント・スペシャリティプラスチック担当バイスプレジデントのキンワ・チャイ氏は次のように述べている。
 「この設備投資はBASFの競争力を強化し、アジアを含む世界中のお客様に、あらゆるグレードのウルトラゾーン®をより柔軟に提供できるようになります」
 ウルトラゾーン®は、コンシューマー製品、エレクトロニクス、自動車、航空宇宙産業で利用されている。また、家電製品や水道管継手などの耐熱軽量部品の製造にも幅広く利用されている。技術や医療の分野で使用されるろ過膜用のポリアリールスルホン樹脂への需要が、特にアジアの新興市場で最も拡大している。
韓国麗水のウルトラゾーンRの工場 R

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