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【IJ】富士フイルムデジタルプレス、グラフィック市場向けインクジェットデジタルプレス事業を拡大

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 富士フイルムデジタルプレス(株)は、富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(株)をはじめとする富士フイルムグループ各社との連携の下、グラフィック市場に向けたインクジェットデジタルプレス製品群の取り扱いを拡大する。革新的なインクジェット技術『FUJIFILM Inkjet Technology』を活かし、商業印刷のみならず、軟包装印刷向け製品などもラインアップに加え、より幅広いデジタルプレスソリューションを提供していく。

■ワークフローなど含めたトータルなソリューション提供でベストパートナー目指す
 富士フイルムデジタルプレスは2011年、商業印刷向けインクジェットデジタルプレス『Jet Press 720S』の国内販売・マーケティングを担う会社として設立し、『Jet Press 720S』の市場への導入を進めてきた。『Jet Press 720S』は、国内では現在約40台が稼働しており、ワールドワイドでの導入実績は間もなく100台に達する。特に、オフセット印刷機を凌駕する印刷品質と安定性が国内外で高く評価され、顧客のビジネスに高い付加価値を提供できる生産機として活用されている。
 昨今、デジタル化の進展やIoT活用の広まり、さらには、多品種・小ロット化といった市場環境の変化が急速に進む中、印刷業界では、時代に対応した新たな変革が求められており、「デジタル印刷をいかに戦略的に活用するか」が、商業印刷のみならず、あらゆる印刷分野で大きなテーマとなっている。
 このような時代の要求に応えるべく、富士フイルムデジタルプレスは、『Jet Press 720S』による商業印刷分野向けソリューションに加え、パッケージ(軟包装)印刷分野に向けたUVインクジェットデジタルプレス『Jet Press 540WV』(仮称)をラインアップに加え、販売を開始する予定。さらに今後、印刷業界のより幅広い分野に向け、富士フイルムグループの技術力を活かしたインクジェットデジタルプレスソリューションの拡充を進め、市場の発展に貢献していく。
 また、製品ラインアップの拡大、最適なデバイスのご提案だけでなく、生産工程の効率化・自動化・最適化を実現するワークフローシステム、ビジネス戦略やジョブの内容に応じたポストプレスまでのコーディネートなど、お客さまの課題に応じたトータルソリューションの提供にも取り組み、インクジェットデジタルプレス市場におけるベストパートナーを目指していく。

■軟包装用インクジェットデジタルプレス、今夏正式発売へ
 軟包装印刷分野向けインクジェットデジタルプレス『Jet Press 540WV』(仮称)は、『FUJIFILM Inkjet Technology』の1つである富士フイルム独自の画像形成技術『EUCON Technology(ユーコン・テクノロジー)』の搭載により、「高画質・高生産性・低臭気」を実現した軟包装裏刷り用途向けインクジェットデジタルプレス。小ロットやバリアブルに対応できることから、軟包装分野の最新ニーズに応え、より多様な提案を可能にするシステムとして期待が寄せられている。
 同システムは、『IGAS2015』で初公開し、『drupa2016』でも実演やサンプル展示を行い、軟包装印刷を手がけるグラビアコンバーターなどから高い関心が寄せられており、日本国内で先行して市場導入が始まっている。『Jet Press 540WV』(仮称)は2017年夏の正式発売を予定しており、富士フイルムデジタルプレスを通じて販売する。
 富士フイルムは今後も、先進のインクジェット技術『FUJIFILM Inkjet Technology』を核に、『Jet Press 720S』をはじめとするデジタルプレスソリューションのさらなる拡充に取り組み、お客さまの事業拡大・収益性向上に貢献していく。


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