BASFジャパン(株)は、社会貢献活動の一環としてグローバルで展開している「子ども実験教室」を今年も日本で開催する。今年はBASFジャパンが本社を置く六本木ヒルズ(東京都港区)で森ビル(株)が主催する夏の「キッズワークショップ2017」のプログラムの1つとして8月1日~2日に開催するほか、BASFジャパン・戸塚工場(横浜市戸塚区)にて開催する「第42回夏祭り」(7月28日)でも、近隣の子どもたちを招いて実施する。トレーニングを受けた社員がパートナーとして子どもたちの実験をサポートし、化学の楽しさを伝える。
東京で実施する「子ども実験教室」誕生20周年記念プログラム「かしこく食べよう!―フルーツ・やさい探偵団(“Clever Foodies”)」
BASFの子ども実験教室は、1997年に本社を置くドイツ・ルートヴィッヒスハーフエンで初めて開催され、今年、誕生20周年を迎える。これを記念し、BASFはグローバル共通の実験プログラム「かしこく食べよう!―フルーツ・やさい探偵団(“Clever Foodles”)」を企画した。日本では東京・六本木ヒルズにて実施する。このプログラムは、「“かしこく食べること”と健康的な生活の関係」という子どもにも大人にも共通した課題をテーマに掲げ、実験を通して、色とりどりの野菜やフルーツを食べることが体にとって大切であることを学ぶ機会を提供する。このテーマは、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成にも貢献する。
●飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する(目標2)
●あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する(目標3)
●すべての人々に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する(目標4)
BASFジャパンの代表取締役社長のヨルグ-クリスチャンシュテック氏は次のように述べている。
「BASFの子ども実験教室は、子どもたちの探究心をくすぐる内容になっています。実験教室を通して、子どもたちに研究や科学的な発見がいかに有益で楽しいことなのかを知ってほしいと思っています。新プログラム『かしこく食べよう! ―フルーツ・やさい探偵団』では、栄養素について学び、日々の食生活の向上に役立ててほしいと考えています」
また、多様なコミュニティーの中で学習機会を広げることを目指し、六本木で実施する実験教室では、ろう・難聴の子どもたちにも参加してもらいやすい体制を整える。同様の障害をもつ社員によるサポートのほか、専用のコミュニケーション機器の使用を予定している。
横浜で実施するプログラム:「カラフルなチョウを作ってみよう!(Colorful Butterfly! )」
横浜市戸塚区にある戸塚工場では、40年以上にわたり近隣住民を招いて開催している「第42回夏祭り」にてミゴ子ども実験教室のブースを設け、子どもたちに化学に親しむ機会を提供する。実施するプログラム「カラフルなチョウを作ってみよう!(Colorful Butterfly!)」では、石鹸やレモン汁などの身近な製品のpH値の違いを利用して、紙でつくったチョウに彩りを与える。