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【産業用ヘルメット】DICプラスチック、インモールド工法を採用し、業界最軽量で電気対応タイプの産業用ヘルメット「軽神(けいじん)」を発売

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DICグループで安全資材や容器資材、医療資材などプラスチック成型品の製造販売を担うDICプラスチック(株)DPI、本社:埼玉県さいたま市、代表取締役社長:石井正人)は、270gという業界最軽量(DPI調べ)であり、厚生労働省の保護帽規格「飛来・落下物用」「墜落時保護用」と「電気用(使用電圧7,000V以下、通気孔なしタイプ)」検定に合格した産業用ヘルメットの新製品「軽神(けいじん)シリーズ」の販売を4月20日から開始する。同新製品は、軽さと強さを両立させ、工事作業者の首や肩などへの負担を軽減できる。

2017 04 13 DPI1「軽神(けいじん)」  

2017 04 13 DPI2

インモールド工法による帽体断面

 いくつもの保護具、装具を装着し、長時間作業を行う建築や電気工事などの現場では、作業者への負担軽減に向け、それら装着物の軽量化が求められている。

 一般的な産業用ヘルメットは、素材に耐衝撃性に優れるABS樹脂やポリカーボネート(PC)、FRP(繊維強化プラスチック)が使用されている。既存の軽量ヘルメットは強度が高く薄肉化による軽量化が可能なFRPが用いられているが、細かい造形ができないことからヘッドバンドなど内装部品の取り付けに穴を開けるため、耐電圧性がなく、電気用規格には適合しない。

 DPIは、一般的な産業用ヘルメット素材であり加工性に優れるABS樹脂を独自の手法を用いて、帽体とライナー(衝撃吸収体)を一体成型するインモールド工法を採用したことにより、軽さと強さ、電気対応を兼ね備えた産業用ヘルメットの開発に至った。

 DPIでは、高齢化や女性の増加など作業従事者の多様化が進む作業現場向けに「圧倒的な軽さによる工事作業者の負担軽減」を提案することで、新シリーズにおいて初年度の売上高1億円を目指す。


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