凸版印刷(株)は2016年4月から防災・減災用蓄光フィルムシリーズ「LUMITOP(ルミトップ)(TM)」を開発・提供している。このたび、LUMITOPシリーズの新製品として、屋外向けでは国内最高水準となる「JIS Z 9097:2014(※1)II類」に準拠した高輝度・長時間の残光性能を持つ蓄光シートを開発した。屋外向けの避難誘導標識はもちろん、夜間照明がない場所での安全表示など、防災や防犯・安全対策向けに、2017年6月から販売を開始する。
製品の通常時(左上)と蓄光後の発光時(左下)、その活用例(右)
© Toppan Printing Co., Ltd.
同製品は、太陽光や屋内光などの光エネルギーを蓄えることで、暗闇で青緑色に自己発光が可能な蓄光シート。基材となるフィルムに蓄光材料をコーティングする製造方式を採用し、屋外向けの津波避難誘導標識システム規格「JIS Z 9097:2014 II 類」に準拠。キセノンランプで60分間照射すると、12時間後に10mcd/m2を超える残光性能を実現した。また、フレキシブルで軽量なため曲面への展開が容易なほか、シート形状のため加工適性が高く、シート単体から成型品まで幅広い製品への対応が可能。
なお同製品は、2017年4月5日(水)から7日(金)まで開催される「第8回高機能フィルム展」(会場:東京ビッグサイト)のトッパンブースで展示される。
*「LUMITOP」は凸版印刷株式会社が商標登録出願中。