DIC(株)は、塗料用樹脂全般について、4月1日出荷分から価格改定の実施を決定した。値上げ幅は製品群によって異なるが、1kgあたり15円以上。
昨今、原油価格の上昇、環境規制等による需給バランスの逼迫化、さらに急激な円安の影響を受け、塗料用樹脂の主原料となるアクリル系モノマ類や溶剤等の価格が高騰している。同社は、自助努力による吸収を続けてきたが、このたびの大幅な原料価格の上昇を吸収することが極めて困難な状況にある。今後の安定供給と事業継続を図るためには価格改定が避けられないと判断し、このたびの値上げを決定した。
なお、今後、原料価格や各種コストのさらなる上昇によっては、再度値上げを実施する。