ソフトバンク(株)は、アイデアや試作中の製品を商品化に向けて支援する消費者参加型プラットフォーム「 +Styleプラススタイル)」と、デザインオフィス「nendo(ネンド)」と共同で取り組む、デザイン特化型のIoT商品開発プラットフォーム「DoT.(Design of Things)」発の製品第1弾として、電子回路が印刷された紙を筒のように丸めることで光る懐中電灯「PAPER TORCH(ペーパートーチ)」を、2017年3月2日から50台限定で販売を開始した。
PAPER TORCHは、紙などに電子回路を印刷するAgIC(株)の技術を活用して作られた、筒のように丸めることで光る懐中電灯。紙に市松模様のデザインが施された電子回路を印刷し、紙の片面にはボタン電池2個とLED7個を、導電性のある接着剤で接着している。電流経路の距離が長いほど電気抵抗が大きくなり、短いほど小さくなることから、紙をゆったりと巻くと光が弱くなり、きつく巻くと光が強くなるなど紙の巻き方の加減により光の強さを調整できる。また、LEDが紙に触れると色が変わるため、LEDを接着している面を内側にして巻くと白い光に、外側にして巻くとオレンジ色の暖かい光になるといった、光の色の変化を楽しむこともできる。価格は8,000円(税抜き)。
本製品は、先端のデザインを生み出し続けているデザインオフィス「nendo」と、100年を超える紙の老舗企業である(株)竹尾、 東京大学発のベンチャー企業で紙やフィルム、布などに銀粒子を使ったインクを印刷することで電子基板を作る技術を持つAgIC(株)の3社による共同プロダクト。
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【プリントロニクス】ソフトバンク、電子回路が印刷された紙を筒のように丸めることで光る懐中電灯「PAPER TORCH」販売
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