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【K 2016】ソルベイ、軽量化ソリューション、3Dプリント技術、持続可能性の進歩を披露

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<ベルギー、ブリュッセル、2016年8月25日>ソルベイは来る10月19日~26日まで、ドイツ・デュッセルドルフで開催されるプラスチック・ゴムの世界最大の展示会「K 2016」に出展し、最先端の軽量材料、3Dプリント技術、持続可能性ソリューションの最新情報を発表する予定。ソルベイは、ホール6、ブースC61で「More Protection, More Freedom, and More Future」をテーマに展示を行い、新製品、顧客の革新的な用途、製造に関する最新情報、業界トレンドの主要ポイントを紹介する。また、複合材料、添加剤安定化ソリューション、特殊化学事業を扱うCytec社の買収が先ごろ完了したことを受け、今後の戦略転換に関する見通しも明らかにする。
 ポリマー化学や複合材料製造の進歩は加速しており、自動車から航空機関連までのさまざまな業界で、かつては想像もできなかった軽量化のチャンスが生まれている。展示会では、そうした重要なトレンドの幅広い戦略的展望について、ソルベイの専門家が解説する。
 K 2016で紹介する製品や技術は、ソルベイの高機能ポリマーから、成長するTegraLite材料技術まで、多岐にわたる。ソルベイの高機能ポリマーは、現在の小型化ターボチャージャー付き自動車エンジンで金属の代替材料となるもの。TegraLite材料技術では、燃料消費量の削減と効率の向上を実現し、航空業界向けにコスト効率の良い軽量化ソリューションの開発を加速させることを目指している。また、業界のパイオニアであるMatti Holztberg氏が設計し開発する、自動車レース用のPolimotor 2オールプラスチックエンジンに関する最新情報も紹介する。
 ソルベイは自動車業界に特化した新たなTechnyl製品として、熱管理用途向けの耐熱性高機能ポリアミド6.6(PA6.6)の新シリーズを紹介する。
 ソルベイが取組む軽量化に関する詳細は、ソルベイのSpecialty Polymers global business unitでBusiness Manager for TransportationであるSandra McClelland氏が、K 2016の期間中にプレゼンで紹介する。軽量化をテーマとする10月21日に、Plastic Europeのブース(C40、ホール6)で講演を予定している。McClelland氏は、米国化学工業協会のPlastics Division Auto TeamでChairpersonでもあり、高機能ポリマーにより自動車が軽量化され、CO2排出量削減の効果が得られていることにスポットを当てる。
 ソルベイの積層造形ソリューション(3Dプリントなど)についても、K 2016で大きく取り上げる。特殊ポリマーを活用した積層造形の進展のほか、Technyl Sinterlineポリアミド(PA)パウダー製品群に加わった新製品も紹介する。これらの新製品は、3Dプリント用途向けに特別に設計されたもので、少量の3Dプリント試作品の作成、予測可能な性能シミュレーション、機能試験などに対応できる。
 持続可能性もK 2016の注目テーマで、ソルベイにとっても重要なテーマ。ソルベイはMove 4earthプロジェクトをもとに、エコデザイン用途に対応するTechnyl 4earthプレミアムリサイクルソリューションを立ち上げる。Move 4earthは、工業用繊維廃棄物を元の特性に戻すことを可能にする画期的なリサイクルプロセス。このプロセスにより、もとはエアバッグだった工業用繊維廃棄物が、高品質材料に匹敵する性能を備えた高品質のPA6.6グレードに生まれ変わる。
 ソルベイはK 2016で、リチウムイオン電池用のバインダーおよびセパレータに用いられ、安全性と性能を高めることのできる高機能材料も取り上げる予定。また、日光や蛍光灯などの光源に起因するポリマー劣化を防ぐ紫外線(UV)安定化のためのCyasorb Cynergy Solutionsも紹介する。

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