【UV蛍光インク】ビデオジェット、サーマルインクジェットプリンタ Videojet 8610 向けにブラックライト下でのみ見える「目に見えない」印字を可能にするインク開発

　包装、瓶やペットボトル、特定の製品には、サプライチェーンを通して追跡できる鮮明な印字とブランド情報が必要な場合がある。紫外線（UV）蛍光インクは、紫外線を当てた時だけ目に見え、追跡可能な製品を必要とする市場向けの目立たずに追跡ができるソリューション。
　インク開発に 40 年以上の経験を持ち、印字業界の世界的リーダーであるビデオジェットは、高級化粧品や医薬品などの消費財に明瞭に印字できるUV蛍光インクを新たに発売した。
　新しいインクは通常の光の下では無色だが、ブラックライトの下では青く発光する。MEK（メチルエチルケトン）ベースのこのインクは、コーティングされた厚紙製の箱や光沢のあるラベル、ガラス瓶のキャップや留め具、バーコードが必要な濃い色の素材などに非常に優れた固着性を発揮する。
　ビデオジェットのサーマルインクジェットプリンタおよび産業用サーマルプリンタ担当ビジネスユニットマネージャー、Heidi Wright氏は、「このインクはもともと医薬品市場向けに開発されたものですが、レトルト加工食品の容器や化粧品の包装など、さまざまな用途に適しています」と説明する。
　鮮明なUV蛍光インクは GS2-DataMatrix などの 2 次元バーコードの印字に最適で、高圧蒸気滅菌処理への耐性も備えている。ABS、HDPE、PET、PVC、ナイロンなどの非浸透性素材での乾燥時間は2～3秒で、幅広い素材に優れた固着性を発揮する。
　このインクはサーマルインクジェットプリンタ Videojet 8610 (http://www.videojet.com/8610) 向けのインクで、MEK インクの使用を念頭に設計された画期的なカートリッジを使用している。サーマルインクジェットプリンタ 8610 はアルミ箔、フィルム、プラスチック、コーティングされた素材に繰り返し明瞭な印字を必要とする用途に最適で、産業用インクジェットプリンタ (小文字用) よりも最大4倍の解像度を備えている。