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【新しい印刷ビジネス】ハイデルベルグ・ジャパン、北陸サンライズと日本国内初のサブスクリプション契約

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 ハイデルベルグ・ジャパン(株) は、石川県にある商業印刷会社である(株)北陸サンライズと、国内初となるサブスクリプション契約を締結した。
 サブスクリプションとは、従来のように顧客が機械に投資するのではなく、導入した機械に対して月額の固定費と印刷した用紙枚数の代価を支払うというビジネスモデル。印刷機だけでなく、ワークフロー、サービスパーツ、紙を除くすべての最適な印刷必需品、継続的なオペレータのトレーニングが含まれており、印刷機の生産性の最大化に向けてハイデルベルグが包括的に顧客のサポートを行う。これにより、顧客は、より多くの時間をクライアントのために、また営業活動に使うことが可能となる。
 ドイツのハイデルベルグ本社では、すでにドイツをはじめとするヨーロッパ、アメリカ、中国、インド、オーストラリアなどでサブスクリプションの事業展開を進めており、印刷機導入の選択肢の1つとして、顧客のビジネスのさらなる成長に貢献している。
 北陸サンライズは、石川県白山市に本社を構える従業員34名の商業印刷会社で、企画・枚葉印刷が主なビジネス。サブスクリプションという日本の印刷業界では例のないビジネスモデルを導入したきっかけについて、代表取締役社長の木村賢一郎氏は、「初めてこのビジネスモデルの話を聞いた時は『そんなことできるわけがないだろう』と思いました。しかし、何回か話を聞いていくうちに、徐々に興味が増していき、『これはいけるかもしれない』と思い始めました。大きな投資をすることなく、世界最高の印刷機とワークフローを導入でき、さらに機械に最適な消耗品を使用して、オペレータもハイレベルなトレーニングを受けながら、メーカーとともに最大限のアウトプットを目指していける。こんな最高なことはないじゃないですか。そこで、これまでの自社の製造コストや会社の財務状況などもすべてをハイデルベルグと共有し、契約することを決断しました」と説明。
 今回、同社に導入された印刷機は、菊全判4色印刷機「スピードマスターCD102」。すでにあった菊全4色機1台と2色機1台、合計2台を入れ替えての導入となった。9月28日より搬入が始まっており、10月23日には実稼働がスタートする見込み。実稼働に必要なワークフロー、最適なサフィラブランドの印刷必需品もすでに準備が整い、オペレータのトレーニングも進んでいる。今後、印刷必需品の発注には、ハイデルベルグのオンラインショップeShopが利用され、在庫管理は、デジタルシステムによって常に最適な在庫を監視するハイデルベルグの「ベンダーマネジメントインベントリー」が用いられる。

2019 1015 haideru

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



          北陸サンライズの
木村賢一郎社長

 

 

 


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