Quantcast
Channel: コンバーティングニュース
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7252

【Package】日本包装学会、2019年11月21日に第80回シンポジウム「使用しやすい医薬品包装の実現に向けたアプローチ」を開催

$
0
0

 高齢者時代を迎えた日本では、患者さんや医療従事者にとって使用しやすいパッケージの実現がいっそう強く求められている。日本包装学会は、2019年11月21日(木)午前10時~午後4時40分まで、きゅりあん6F大会議室(東京都品川区東大井5-18-1、JR大井町駅前)において、第80回シンポジウム「使用しやすい医薬品包装の実現に向けたアプローチ」を企画。ユニバーサルデザインやバリアフリー各企業の取り組みについて、実際にくすりを取り扱う医療従事者、患者の目線から、視認性・識別性・取扱い易さについて検討した事例を紹介する。
 プログラムは次の通り。
(1)10:00~11:10
 テーマ:「医薬品個装ケース短側面における識別性研究」
 講 師:上村直樹氏(東京理科大学 薬学部 教授)
 要 旨:ジェネリック医薬品の普及により薬局では備蓄品目数が多くなり、調剤台の引き出しに個装ケースごと縦に収納している。このため、引き出しからの取り揃え業務は個装ケース短側面からの情報で識別することになる。個装ケース全体のイメージと短側面のデザインの関連性を識別性の観点から実験を通して明らかにした。

(2)11:20~12:20
 テーマ:「包装技術を活用した医療医薬分野への新しいアプローチ」
 講 師:川崎 実氏 (凸版印刷(株) 生活・産業事業部 ビジネスイノベーションセンター 開発本部 第四開発部 課長)
 要 旨:医薬包材として使用されるプラスティック製容器はボトル、チューブ、パウチ等が一般的だが、それぞれ長所・短所がある。同社は、パウチでもチューブでもない、両者の利点を有した「チューブなパウチ」を開発。その特徴と今後の開発の方向性について報告する。

(3)13:20~14:20
 テーマ:「PTPアルミピローの易開封技術」
 講 師:梶川孝洋氏((株)シロキ ライフ&マーケティング営業部 リーダー)
 要 旨:PTPアルミピローが開封しづらいことによって、調剤現場では作業性の低下と大きなストレスを抱えている。様々な易開封技術があるが、採用事例はまだまだ少ないのが現状である。実際に現場で採用されている易開封技術の調査結果と、同社が提案する易開封技術の活用で、開封性がどれほど向上するのかを紹介する。

(4)14:30~15:30
 テーマ:「患者さんに配慮した医薬品の表示・デザイン及び包装の工夫について」
 講 師:小野田 洋氏(東和薬品(株) 製剤技術本部 製剤企画部 包装技術課
課長)
 要 旨:医療用医薬品は薬剤師の方々はもちろん患者さんやご家族等、様々な方が扱われるため、包装には使われる方に合わせた工夫が求められる。同社における視認性・識別性・患者の気持ちに配慮したPTPデザイン開発事例およびPTPからの取り出し性に配慮したパッケージ開発事例等を紹介する。

(5)15:40~16:40
 テーマ:「PTPアルミ箔の最新状況」
 講 師:菅野圭一氏(東洋アルミニウム(株) 群馬製造所 生産技術課 課長)
 要 旨:1960年頃に欧州で開発され、間もなく日本国内で普及したPTPは、約半世紀の間、ほぼその姿を変えず、現在もその包装形態は医薬品包装の主流となっている。近年、包装設備の高速化、デザインの多様化、安全性機能要求の高度化等の新しいニーズと共にその形を変えつつある。PTPアルミ箔の最新技術の動向について紹介する。

 定員は90名。参加費は、維持会員15,000円(注1)、企業に属する個人会員12,000円、その他の個人会員および学校・公的機関の会員7,000円、エキスパート会員2,000円、学生2,000円、非会員20,000円(注2)。
注1)企業会員で1社2名以上申込みの場合は、更に1名が無料になる。4名以上の場合は1名につき10,000円の追加で参加できる。
注2)申込み時に会員登録(年会費8,000円)すれば、個人会員として参加できる。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 7252

Trending Articles