DIC(株)は、インド ムンバイにおいてDIC South Asia Private Limited(ディーアイシー サウス アジア プライベート リミテッド、以下DSA社)を設立した。
インドは、人口約13億人を有し、2020年までのGDP成長率は8%前後(※1)と見込まれている。自動車および建築市場の拡大に伴い、塗料用樹脂市場も年率10%以上の高成長が継続すると見込んでいる。当社は、インドにおいて印刷インキ製品などの製造・販売拠点を有しており、加えて、塗料用樹脂製品については、日本や東南アジアからの輸入品を取り扱い販売してきた。今年4月の塗料用樹脂の生産拠点構築(※3)に伴い、DSA社では塗料用樹脂製品のほか、顔料やコンパウンド、工業用テープなどの同社製品を取り扱う予定。
DICグループは、中期経営計画「DIC111」において、南アジアにおける拠点拡大を地域戦略とし、インドをグローバル展開を加速させるための重要拠点と位置づけている。今後、当社グループの販売拠点として南アジアにおける事業拡大を加速し、中東地域やアフリカへの輸出拠点としても更なる事業拡大を図る。
【新会社概要】
※1 IMF(国際通貨基金)の世界経済見通しによる(2019年4月版)
※2 為替レート:1インド・ルピー=1.60円で計算した場合
※3 関連ニュースリリース参照