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【CNF】大王製紙、愛媛県と陶磁器等の塗料の実用化に向けた研究開発に着手

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 大王製紙(株)は、愛媛県と共同でセルロースナノファイバー(以下「CNF」)を用いた陶磁器等の塗料の実用化に向けた研究開発の取り組みに着手した。
 大王製紙は、2016~2018年度の3年間、愛媛県が複合材料・食品・繊維・紙産業の各分野において産学官の関係機関が連携して試作品開発を実施しCNF利用の可能性を検討した「愛媛 CNF 関連産業振興事業」において、アドバイザーを務めた。

2019 06 07 daio paper

 同事業における愛媛県の研究成果として、砥部焼に多層絵付けができる技術があるが、愛媛県と大王製紙はこの技術を基盤にした陶磁器やガラス等の塗料の実用化に向け、共同研究契約を締結。陶磁器やガラス等の塗料へのCNF配合により、立体感のある重ね描き、曲面への塗布等、従来技術では実現が難しかった塗料の高機能化が期待でき、本格的に共同開発を進めることにより、陶磁器やガラス等の高機能塗料の実用化を進めていく予定だ。

〈セルロースナノファイバー(CNF)とは〉
 植物繊維を細かく解きほぐした極細繊維で、「鉄の5分の1の軽さで5倍の強度」と称される特性等、従来の紙パルプとは異なる特異的な性能を有し、植物由来であることから再生可能資源としても注目度が高まっているバイオ系革新的先端材料


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