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【事業再編】Informa Agribusiness IntelligenceをIHS Markitに全面移管、IHS MarkitのTMT事業の大部分をInformaに移管

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<2019年5月22日、ロンドン発>重要情報・分析・ソリューション大手のIHS Markit(Nasdaq: INFO)と国際展示会・イベント・情報サービスおよび学術調査グループのInforma(LSE: INF.L)は本日、IHS Markitのテクノロジー、メディア&テレコム(以下、TMT)情報事業の大部分とInformaのAgribusiness Intelligenceグループとを交換することを発表した。
 IHS MarkitのCEO、ランス・ウグラ(Lance Uggla)氏とInforma PLCのグループ最高責任者であるステファン・カーター(Stephen A. Carter)氏は今回の発表に関して、「今回の合意はIHS MarkitとInformaの双方にとって非常にポジティブな発表であり、それぞれが特に強みを持ち長期的な投資と成長を約束する中核市場へより重点を置くことができるものです」と述べている。
 IHS Markitのウグラ氏はさらに「Informa Agribusiness Intelligenceのポートフォリオは当社の化学品およびダウンストリーム事業の延長線上にあることは明らかであり、当社のリソース部門にある従来のデータや価格情報、予測やニュースサービスを強化するものである」と述べ、「農業は世界最大の化学品最終市場であり、今回の移管で当社の能力は化学肥料や化学作物保護の分野へと拡大するとともに、バイオ燃料分野の能力も大幅に強化されます」と説明する。
 Informaのグループ最高責任者、カーター氏は「当社は魅力的な顧客市場に関する深い洞察や専門性の強化に重点を置いています。Informa Techに対する当社の意欲はIHS MarkitのTMTポートフォリオが加わることでさらに強化され、対象となる顧客や国の範囲が拡大し、将来の成長に強力な基盤をもたらすものとなります」と述べている。
 今回の合意で交換される二事業部門の価値評価はEBITDAマルチプル法に基づき、TMT事業側のEBITDA寄与が大きい点を考慮しInformaはIHS Markitに対して3,000万ドルの追加キャッシュを提供する。IHS Markitはベンチマーク事業のRootMetricsと市場情報事業の一部を今後も保持する。移管はともに2019年7月完了の予定で、米国規制当局の承認を含め、慣習的完了条件に従うものとする。
 IHS Markitは、今回の移管は2019年にデレバレッジで負債比率3.0x以下とし5億米ドルの株式買い戻しを完了する資本配分戦略には影響しないことを確認している。
■IHS Markitについて
 IHS Markitは、世界経済を牽引する主要産業および市場に関する重要な情報、分析および解決策を提供する、世界屈指の調査会社。ビジネスやファイナンス、行政などさまざまな分野の顧客に次世代の情報、分析および解決策を届け、業務効率の改善や高い見識の提供により、十分な情報に基づく自信に満ちた意思決定をもたらす。IHS Markitの顧客はフォーチュン・グローバル500および世界の大手金融機関の85%を含む5万社以上。

 


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