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【PETボトル】サントリーグループ、2030年までにPETボトルの100%サステナブル化を目指す「プラスチック基本方針」を策定

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 サントリーグループは、持続可能な社会の実現に向けて、循環型かつ脱炭素社会への変革を強力に先導すべく、「プラスチック基本方針」を策定した。
 同グループは、企業理念に掲げる「人と自然と響きあう」の実現を目指し、グローバルにサステナビリティ経営を推進していく。容器包装の分野では、PETボトルリサイクルの一部工程を省くことで、環境負荷低減と再生効率化を同時に実現する「FtoPダイレクトリサイクル技術」を世界で初めて開発(ニュースリリースNo.13428参照)。また、飲料用PETボトルに植物由来原料を100%使用したキャップ※を世界で初めて導入、100%植物由来ペット実現に向けた取り組みなど、環境負荷の少ないPETボトル開発やリサイクルシステムの構築に継続して取り組んでおり、中期目標として2025年までに国内清涼飲料事業における全PETボトル重量の半数以上に再生ペット素材を使用していくことを掲げている。
 今回新たに策定した「プラスチック基本方針」に基づき、「FtoP製造ライン」の増設をはじめ、2030年までにグローバルで使用するすべてのPETボトルに、リサイクル素材あるいは植物由来素材のみを使用し、化石由来原料の新規使用をゼロにすることで、100%サステナブル化を目指す。
※主原料であるエチレンを100%植物由来化したポリエチレンキャップ。ただし、製造ライン切り替え時の微量の石油由来成分及び着色剤成分を除く

サントリーグループ「プラスチック基本方針」

 サントリーグループは、商品の源泉である自然の恵みに感謝し、多様な生命が輝き響きあう世界の実現にむけて、循環型かつ脱炭素社会への変革を強力に先導する。
 プラスチックはその有用性により、われわれの生活にさまざまな恩恵をもたらしている。当社が使用するプラスチック製容器包装が有用な機能を保持しつつも、地球環境へネガティブな影響を与えないよう、多様なステークホルダーと、問題解決に向けた取り組みを推進していく。また、問題解決に向けサントリーグループ社員の一人ひとりが責任ある行動に努め、持続可能な社会を率先して実現する
1.Recycle & Renewable:

(1)2030年までに、グローバルで使用するすべてのPETボトルの素材を、リサイクル素材と植物由来素材に100%切り替え、化石由来原料の新規使用ゼロの実現を目指す。
(2)全ての事業展開国において、各国の国情に応じた効率的なリサイクルシステム構築のために必要な施策を、政府機関や業界、環境NGO、NPOなどとともに積極的に取り組む。

2.Reduce & Replacement:
資源の有効活用のために、容器包装のデザイン変更等により、プラスチック使用量の削減を推進するとともに、環境にネガティブな影響を与えない代替となる容器包装の導入の検討をすすめる。

3.Innovation:
リサイクル率向上、環境影響を最小限におさえる素材領域等におけるイノベーションに積極投資する。

4.New Behavior:
人々の行動変容を促す啓発活動を実施するとともに、サントリーグループ社員一人ひとりが、ライフスタイルの変革に努め、分別収集の促進、河川、海岸の清掃活動などの社会貢献活動にも積極的に参加する。

サントリーグループの環境負荷低減活動
 https://www.suntory.co.jp/eco/teigen/

容器包装の取り組み
 https://www.suntory.co.jp/company/csr/activity/environment/reduce/resources/recycle/


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