DIC(株)とコベストロジャパン(株)は、両社の合弁会社であるディーアイシーコベストロポリマー(株)(以下DCP)の出資比率を2019年4月1日付で変更した。DICが保有していたDCP普通株式30%をコベストロジャパンに譲渡し、出資比率はDIC20%・コベストロジャパン80%となった。
DICは、コベストロ社のグローバルにおけるTPU事業全体の有機的成長に貢献する戦略に共感し、これまでの長期にわたる強力なパートナーシップを継続しつつ、原料供給などにおいても引き続きDCPを支援していく。なお、DCPは今後も製造と技術開発を堺工場内にあるDCP堺プラントで行う。
■ディーアイシーコベストロポリマー(株)について
ディーアイシーコベストロポリマーは、2000年6月発足以降DICの既存製品であったPANDEX®を主体に、コベストロジャパンの親会社であるコベストロ社のDesmopan®とTexin®を輸入販売し、熱可塑性ポリウレタン(TPU)のリーディングメーカーとして日本のTPU市場を牽引してきた。基本物性に優れ、環境に配慮したTPUは自動車・家電・通信機器・医療・ヘルスケア・スポーツ用品等の幅広い領域で使われている。
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【TPU】DICとコベストロ、合弁会社の出資比率変更
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