LGイノテックは、自動車用のライン照明モジュールである「ネックスライド-L(Nexlide-L)」を開発した。幅3mmのスリムなラインで明るくて均一な光を発する。
この製品は自動車外装ランプの中でもっとも薄い。品質および量産性テストを終え、顧客企業の注文に応じてオーダーメイドで設計・供給することができる。
自動車の照明は、その車のアイデンティティを表し、第一印象を決定する重要な装置だ。新車開発の際に必ず新たにデザインされる箇所がまさに照明だ。走行方向の変更やブレーキの作動状態を表示し安全とも直結している。
LGイノテックは、独自に開発した 「LED発光構造設計技術」を採用してネックスライド-Lを実現した。本来、点の形であるLEDを線や面の形にして均一に光るようにする先端技術だ。
ネックスライド-Lは、自動車デザインの完成度を高めるのに適している。スリムでスマートな照明ラインに沿って始点から終点まで均一な明るさで輝くからだ。また、デザインコンセプトに応じて直線、曲線、波模様など様々な模様を制限なく多様な長さで作ることができる。
この製品は、用途と装着位置に応じてカラーや明るさをオーダーメイドで製作することができる。制動灯、補助制動灯(Center High-Mounted Stop Lights、CHMSL)はレッド、方向指示灯とサイドミラーランプはイエロー、ポジションランプはホワイトというように多様な設計が可能だ。
特にネックスライド-Lは、7500cd/m2の明るい光を発するほど光効率に優れている。十分な明るさが要求される制動灯の使用に十分に耐えうる。
LGイノテックは、今回のネックスライド-Lの開発で自動車用LED照明のラインナップを一層強化した。同社は、ヘッドライト、昼間走行灯(DRL)、ポジションランプ、方向指示灯、サイドミラーランプ、後尾灯(制動灯)、補助制動灯(CHMSL)など外装用LEDだけでなく、ルームランプ、計器盤など内部用のLEDまで計20種類のパッケージ・モジュールのフルラインナップを取り揃えた。
同社は、ネックスライド-Lの開発でグローバル自動車用LED市場の攻略に向けてさらにスピードアップさせていく。顧客の要求に応じて安定的にモジュールを供給する準備をすでに終えた。技術特許とともに生産設備、品質管理の基盤も整えた。関連特許だけでも215件に達する。
LGイノテックの関係者は、「ネックスライド-Lは自動車デザインや品質、安全性を一気に高めうる照明モジュール」と説明し、「完成度の高い照明部品で、自動車メーカー、運転者、歩行者のすべてが満足するだろう」と抱負を語った。
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【LED】LGイノテック、自動車用超スリムライン照明「ネックスライド-L」開発
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