東洋紡(株)は、液晶ディスプレーの偏光子保護を主用途とする、超複屈折フィルム「コスモシャインSRF」の生産ラインに10億円を投資し、生産能力を増強し、17年度の売上高は150億円を目指す。
コスモシスモシャインSRFは、ポリエステルフィルムでありながら、複屈折による着色(虹むら)を解消したフィルム。液晶ディスプレーの偏光子保護フィルムとして、韓国、台湾で採用されており、大手偏光板メーカーでの本格採用が決まった。フラットディスプレー市場は引き続き拡大していることから、早急に生産能力を拡大し、 偏光子保護フィルムの世界シェア25%を目標す。
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液晶ディスプレーの構造
【投資の内容】
・生産開始:16年末から17年初め
・投資額:約10億円
・場所:敦賀事業所内
・内容:既存設備の改造を行い、コスモシャインSRFの生産ラインを犬山工場の1ラインから、敦賀事業所を加えた2ラインに倍増する。
【コスモシャインSRFについて】
従来、複屈折が起きるポリエステルフィルムは、液晶セルの部材としては使用が難しいとされていたが、逆転の発想と東洋紡の生産技術により製品化に成功した。通常、偏光子保護フィルムにはTACフィルムが使用されるが、その透湿性から過酷な使用環境における問題が指摘されていた。コスモシャインSRFは、ポリエステルの機能を生かした、透湿性やコスト面ともに優れたフィルム。
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複屈折により発生する虹むら
【コスモシャインSRFの特長】
(1) 延伸フィルムでありながら、複屈折による着色(虹むら)を解消する
(2) 液晶から発せられる光を、より自然光に近い状態へ変換(偏光解消)する
(3) さまざまな素材との優れた接着性を有する
コスモシスモシャインSRFは、ポリエステルフィルムでありながら、複屈折による着色(虹むら)を解消したフィルム。液晶ディスプレーの偏光子保護フィルムとして、韓国、台湾で採用されており、大手偏光板メーカーでの本格採用が決まった。フラットディスプレー市場は引き続き拡大していることから、早急に生産能力を拡大し、 偏光子保護フィルムの世界シェア25%を目標す。
液晶ディスプレーの構造
【投資の内容】
・生産開始:16年末から17年初め
・投資額:約10億円
・場所:敦賀事業所内
・内容:既存設備の改造を行い、コスモシャインSRFの生産ラインを犬山工場の1ラインから、敦賀事業所を加えた2ラインに倍増する。
【コスモシャインSRFについて】
従来、複屈折が起きるポリエステルフィルムは、液晶セルの部材としては使用が難しいとされていたが、逆転の発想と東洋紡の生産技術により製品化に成功した。通常、偏光子保護フィルムにはTACフィルムが使用されるが、その透湿性から過酷な使用環境における問題が指摘されていた。コスモシャインSRFは、ポリエステルの機能を生かした、透湿性やコスト面ともに優れたフィルム。
複屈折により発生する虹むら
【コスモシャインSRFの特長】
(1) 延伸フィルムでありながら、複屈折による着色(虹むら)を解消する
(2) 液晶から発せられる光を、より自然光に近い状態へ変換(偏光解消)する
(3) さまざまな素材との優れた接着性を有する