三井化学(株)は、インドのグジャラート州に太陽光パネル認証試験所を設置する。
インドでは、7%近い経済成長率が継続していることや人口増加により、エネルギー需要が拡大している。太陽光発電所については、その導入予定量が急増しており、インド政府により2018年7月から、太陽光パネルの粗悪品流入防止策として、全ての設置プロジェクト毎に使用パネルのBIS(Bureau of Indian Standards)認証*1を取得することが義務付けられている。
三井化学は、2014年より日本国内で太陽光発電診断事業を推進しており、パネル診断や発電所診断などで培ったノウハウを生かして、インドでの太陽光発電診断事業を展開していく。このたび、関係会社であるMitsui Chemicals India Pvt. Ltd.(MCIND)がドイツのPI Photovoltaik-lnstitut Berlin AGの支援のもと、太陽光パネル認証試験所を設置し、2019年8月よりBIS認証試験の受け入れを開始する。BIS認証試験の実績を積み上げることにより、将来的には太陽光パネルや発電所の診断事業の実施につなげていく。
*1 BIS(Bureau of Indian Standards)認証
日本のJIS認証に相当するもので、インド国内の認定機関でのみ認証の実施が可能
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【太陽光発電】三井化学、インドで診断事業展開。太陽光パネルBIS認証事業開始
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