セイコーエプソン(株)(以下エプソン)は、このたび大容量インクタンク搭載インクジェット(IJ)プリンターの世界累積販売台数が3000万台を達成したことを明らかにした。
エプソンは、2010年10月にインドネシアで大容量インクタンク搭載IJプリンターを発売したのを皮切りに、2017年度までに販売エリアを約150の国と地域へ拡大してきた。新興国を中心に市場を開拓してきたことで、IJプリンターの市場全体に占める大容量インクタンク方式の割合も年々上昇している。この結果、エプソンは発売以来、市場での高いブランド認知度と豊富なラインアップによって、大容量インクタンク方式の製品で販売台数シェアNo.1※を維持し続けている。
2018年度は、従来のインクカートリッジモデルから大容量インクタンクモデルへの転換をさらに加速させ、IJプリンターの主流にすることを目指す。
新興国・先進国の両エリアで、圧倒的な低プリントコストに加え、使い勝手を向上させた製品を投入してラインアップを強化し、レーザープリンターからの置き換えも促進していく。
これらの取り組みにより、2018年度の大容量インクタンクモデルの販売台数は、前年度から20%増の950万台を計画している。これは同社のIJプリンター販売総数の約55%を占める台数となる見込み。
※ 2010~2017年実績 大容量インクタンク方式グローバル販売台数において。IDC*社調べ。(*出典 IDC's Quarterly Hardcopy Peripherals Tracker 2018Q1)
セイコーエプソン 取締役 専務執行役員 プリンティングソリューションズ事業部長の久保田孝一氏は次のように述べている。
「大容量インクタンク搭載インクジェットプリンターは、レーザープリンターやインクカートリッジ方式のプリンターと比較して、印刷コストやインク交換の手間がかからず、環境負荷も低いことから、お客様に安心して印刷していただける製品だと考えています。エプソンはプリンターのビジネスモデルを変革し、世界中のお客様が豊かな創造性と高い生産性を発揮できる、快適な印刷環境をお届けしてまいります」
↧
【IJプリンター】エプソンの大容量インクタンク搭載タイプが世界累計販売台数3000万台突破
↧