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【飲料・食品用紙容器】DNPとSIG Combibloc、合弁会社設立。2019年春に森乳業へライン納入

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SnapCrab NoName 2018 2 20 12 37 13 No 00 R 大日本印刷(株) (以下、DNP)と、飲料や食品向け紙容器メーカーの世界大手であるSIG Combibloc Group(本社:スイス 代表者:Rolf Stangl 以下:SIG社)は、日本国内に合弁会社を設立し、日本市場における新しい形状の飲料・食品用紙容器と充填機の提供を開始する。既に数件の納入先が決まっており、2019年春には、森乳業(株)へ1ラインが納入される。

<合弁会社の概要>
設立日:2018年4月1日
会社名:(株)DNP・SIG Combibloc
所在地:東京都新宿区市谷加賀町1-1-1
資本金:1億5,000万円
事業内容:
◎対象製品
 SIG社の開発した「飲料・食品向け液体紙容器」(本容器)と、その内容物の充填・包装に使用する「無菌充填システム」(本システム)
◎事業内容
 ・本容器および本システムの販売
 ・販売した本システムの修繕部品の販売および保守サービスの提供
出資比率:DNP50%、SIG社50%。新会社は、DNPの連結子会社となる。
 合弁会社が提供する製品は次の通り。
(1)無菌充填システム
 本システムは、果物、野菜、シリアル、ゼリーなどの小さい固形物を液体と一緒に充填することが可能で、紙容器にこのような固形物を入れられるのは本システム独特のもの。また、1時間当たり最大24,000カートンに充填が可能で、紙容器では世界最高水準のスピードを有している。さらに、短時間で品種替えが可能なほか、包装資材のロスも少なく、多様な内容物に対応可能な柔軟性と低コストの両立が可能。
(2)飲料・食品向け液体紙容器
 SIG社が開発した再開封可能な口栓付きの紙容器である「combidome(コンビドーム)」や「combifit(コンビフィット)」など、形態・容量・開封方法などが異なり、形状に特長のある約100品種の製品を提供する。また、電子レンジによる加温が可能な新容器「Heat & Go」も開発中。この新容器と固形物充填を組み合わせて、加温可能な固形物入り飲料という全く新しいカテゴリーの商品の提供が可能となる。

 合弁会社およびDNPは、2018年秋より充填機を導入し、包材の納入を2019年春に開始する予定。2022年に日本の無菌紙容器市場で第2位のシェア獲得を目指す。
SnapCrab NoName 2018 2 20 13 25 12 No 00 R左から、DNP包装事業部第3営業本部長の木下善文氏、執行役員・包装事業部長の西谷壮一郎氏、代表取締役副社長の北島義斉氏、SIG Combibloc GroupのRolf Stangi CEO、SIG Combibloc Asia Pacific
のLawrence Fok 社長

■SIG社について
 SIG社は、飲料や食品向け紙容器と充填機メーカーの世界大手。従業員数は5,000人、年間売上は17億24百万ユーロ。SIG社の充填機は、全世界で50以上の製品分野で約10,000種類の製品が同社の充填機で製造されている(いずれも2016年時点)。


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