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【3Dプリンティング】日本HPのJet Fusion 3D 4200プリンティングソリューション、警備用品製造会社の金星の最終製品製造に貢献

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 (株)日本HPは、警備および環境改善製品の企画、製造、販売を手掛ける(株)金星が、HPの3Dプリンティングソリューション「HP Jet Fusion 3D 4200 プリンティングソリューション」で造形したパーツを、同社の試作品に加え、最終製品にも活用することを発表した。
 金星は、全国の警察や警備会社、ビルメンテナンス会社、老健施設、製造会社などに向け、警備用品および環境改善製品の企画、製造、販売をしている。従来の金型を使用した製造プロセスでは、デザイン変更のたびに、納期やコストがかかり、柔軟なデザイン変更への対応が課題であった。そのため、2017年12月より、それまで海外に発注していた製造の内製化を目的として、射出成型と比較し、スピードとコストに優れた「HP Jet Fusion 3D 4200 プリンティングソリューション」を採用した。
SnapCrab NoName 2018 2 13 11 28 59 No 00 R 金星は、「HP Jet Fusion 3D 4200 プリンティングソリューション」を活用することで、新しいデザイン案をわずかなコストで24時間以内に製作できるようになった。このスピードと柔軟性により、従来図面などで行っていたデザイン決定を、営業担当者がデザインの最終決定前に顧客に試作品として確認してもらい、そのフィードバックを設計に組み入れ最終製品化するというテストマーケティングが実施できるようになった。
 さらに、金星は、HP純正材料である「HP High Reusability PA12」で造形したパーツの強度や寸法精度が最終製品として使用できる品質であると判断し、同社製品にも採用することを決定した。金星は、内部の冷却装置に「HP Jet Fusion 3D 4200 プリンティングソリューション」で生産したパーツを組み込んだ熱中症対策用品の新モデルを今春より販売開始する予定。従来この製品では、デザイン変更のたびに、金型コストが100万円以上、納期が1カ月以上かかっていたが、開発中の新製品では、金型では難しかったデザインを採用することができ、大幅な軽量化と小型化、機能性の向上を実現する。
(株)金星 石井一史代表取締役社長からのエンドースメント>
 これまでは海外に試作や生産を委託していましたが、金型による機能やデザインの制約、仕様検討に伴う試作品や製品の納期にばらつきがあることで、商品を市場に投入するまでのスケジュールをコントロールできない課題がありました。「HP Jet Fusion 3D 4200 プリンティングソリューション」を導入してまだ2カ月程度ですが、「HP Jet Fusion 3D 4200 プリンティングソリューション」の高い生産性や高いパーツ品質、デザインの柔軟性により、大幅な開発納期の短縮、コスト削減、多品種少ロット生産を実現し、よりお客様のご要望に沿った製品の開発や提供を行ってまいります。
<「3D Printing 2018」での展示>
 2月14日(水)~16(金)に東京ビッグサイトで開催される「3D Printing 2018」のリコージャパン(株)ブース内(ブース番号:6B-14)において、「HP Jet Fusion 3Dプリンティングソリューション」の実機や様々な造形事例を紹介する。金星が実際に「HP Jet Fusion 3Dプリンティングソリューション」で造形したパーツも展示する。


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