<米国ジョージア州アルファレッタ、2018年2月9日>高機能ポリマーの世界的サプライヤーであるソルベイは、Advanced Sensor Technologies(ASTi)社が、2種類の工業用センサーにおける保護ハウジングの成形用に、ライトン(r) ポリフェニレンスルフィド(PPS)を採用したことを発表した。工業プロセスでのpHまたは酸化還元電位(ORP)の評価を目的としたこれらのセンサーは、ライトン(r) R-4-230BLから成形されたハウジングに密閉されている。ライトン(r) R-4-230BLは40%ガラス繊維強化PPSコンパウンドであり、高温環境でも優れた加工性と剛性、強固な耐薬品性を実現している。
実験、医療、工業用途の電気化学センサーを設計するASTi社は、固体pHおよびORPセンサーのハウジングをライトン(r) R-4-230BLを使用して成形し、インライン加工制御および監視用途での過酷な環境から保護している。ASTi社が選択したグレードのライトン(r) PPSは、優れた加工性、広範な腐食性の化学薬品に対する高い耐腐食性、強固な寸法安定性が最適なバランスで確保された樹脂であり、複雑な部品を高精度に成形できる製品。
ライトン(r) PPSでは、最大200℃での長期間の熱曝露の後でも、耐薬品性と剛性が確実に維持される。用途によっては、その特性を260℃の高温でも短期間維持できる。
「ASTiでは、医療、バイオ医薬品、工業用途向けの製品開発にソルベイの多様な高機能樹脂を活用してきましたが、特にライトン(r) PPSは、ASTiの新しいpHおよびORPセンサーが利用される環境に最適なユニークな特性を持っています」と、ASTi社の創業者で社長であるMartin Patko氏は述べている。「ライトン(r) PPSは、当社のセンサーの性能と耐久性を高めるとともに、耐薬品性、熱安定性、電気特性、剛性が同時に要求される将来的な用途にも応える製品です」。
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【PPS】Advanced Sensor Technologies、耐熱センサーのハウジング用にソルベイの「ライトン」を選択
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