三菱ケミカル(株)は、粉砕トナー事業から撤退することを決定した。グループ会社である三菱ケミカルハイテクニカ(株)上越テクノセンター(所在地:新潟県上越市)における製造を、2019年3月末をもって停止する予定。
三菱ケミカルは、三菱ケミカルホールディングスグループの中期計画である「APTSIS 20」のもと、ポートフォリオ改革に取り組んでいる。粉砕トナーは市場が伸び悩むと同時に、中国メーカーの参入等により価格競争が激化している。このような環境下、同社として、同事業が今後継続的に成長していくことは難しいとの判断に至った。今後も商業印刷市場などの成長市場において技術優位性のある製品を提供し、イメージング関連事業の一層の強化を図っていく。
↧
【粉体トナー】三菱ケミカル、事業撤退
↧