ダウ・ケミカル日本(株)は、同社の笹神工場(旧ローム・アンド・ハース)が所在する新潟県阿賀野市への寄贈プログラムを今年も実施し、阿賀野市内の中学校に各種理科の実験機器を寄贈した。2017年10月31日、ダウグループのローム・アンド・ハース電子材料(株)、菅原美雄取締役および笹神工場の山内 修工場長が阿賀野市役所を訪問し、田中清善市長に寄贈目録を手渡した。 ダウ・ケミカルは米国に本社を置く総合化学会社。ダウは自主環境目標である「2025年持続可能性目標」を掲げ、その目標の1つである「地域社会反映への貢献」を実践するため、自社工場が所在する地域においてさまざまな寄贈プログラムを実施している。阿賀野市におけるプログラムでは、未来の科学者を育てたいというダウの願いと市との協議を反映し、理科の授業内容の充実に向けて実験機器を寄贈した。2010年から2016年にかけては、音楽活動が盛んな阿賀野市内の中学校への楽器の寄贈を継続してきた。
笹神工場は1983年に操業を開始、以来、電子機器向けの各種電子材料を生産している。同工場は障害者雇用や、「福島潟クリーン作戦」「科学の祭典」などに参加して地域との関係作りに努めてきた。また、ダウは2017年度から、国際環境NGO「バードライフ・インターナショナル東京」とパートナー提携し、阿賀野市近隣において渡り鳥の保全に欠かせない生息地に関する啓もう活動に協力している。ダウ笹神工場長の山内氏は、「ダウは、世界最大規模の化学会社として、将来を担う阿賀野市の子どもたちが科学に触れる豊かな経験を通じて理科・科学への興味を育むことで、持続可能な地域社会の形成につながることを願っています。今後も、地域社会への貢献と生産活動を通じて、地域経済の振興に貢献してまいります」と述べている。
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【地域貢献】ダウ日本、阿賀野市に理科実験機器を寄贈
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