(株)日本HPは、(株)ディノス・セシールが2018年4月より本格運用予定の「オンライン」と「紙」をリアルタイムで連携させる顧客リレーション強化施策において、高品質なパーソナライズ印刷を実現するHPのデジタル印刷機が採用されることを発表した。
国内の上場企業のマーケティング活動では、デジタル施策とアナログ施策を組み合わせて実施している割合が3割を超え、その有効性を感じている企業が6割を超えたという調査結果が発表されている(*1)。一般消費者のニーズが多様化し、情報収集から購買行動までデジタルとリアルを行き来するオムニチャネル化が進む中、従来一括で大量に印刷されていたカタログやダイレクトメール(DM)のようなアナログ施策もデジタル施策と同様、タイムリーにカスタマイズできるようテクノロジーが進化している。
ディノス・セシールは、老舗の通販ブランド「ディノス」「セシール」を擁し、顧客ニーズやライフスタイルの多様化に応えるため、提供する商品やサービスの拡充とともに、EC、カタログ、テレビなど販売チャネルを多様化させている。今後、総合通販事業者としての強みであるカタログやDMなどの「紙」と「オンライン」をリアルタイムで連携させたCRMを導入することで、顧客体験のさらなる向上を目指している。
その第一弾として、ディノス・セシールは自社が運営する「ディノスオンラインショップ」において、顧客の購買行動に合わせてパーソナライズした紙のDMを活用した取り組みを開始する。最短24時間で発送するパーソナライズDMを従来のオンラインコミュニケーションと組み合わせることで、商品の検討を異なるタッチポイントからタイムリーに促進していくもの。
今回の取り組みには、(株)グーフが提供するオンライン上の顧客行動データと印刷を自動的に連携するプラットフォームと、短時間で高品質なパーソナライズ印刷を小ロットから大ロットまで提供可能なHPデジタル印刷機が採用されている。革新的なテクノロジーを搭載し、業界をリードするHPのデジタル印刷機は、製版を不要とした可変印刷によるパーソナライズコンテンツを、生産ロットに関わらず高い印刷品質で実現できることが特長。
日本HPは、パートナーと協力し、最新のデジタル印刷技術を活用することで、オムニチャネル時代に必要とされる、デジタルとリアルな体験のタイムリーな連携に貢献し、企業のブランド体験を支援していく。
*1 出典:(株)日経BPコンサルティング「デジタル・アナログ領域のマーケティング施策実態調査(第3回)」
↧
【パーソナライズDM】日本HP、オンラインと紙をリアルタイムで連携させたディノス・セシールの顧客リレーション強化施策に貢献
↧