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【宇宙日本食】キッコーマンの「キッコーマン いつでも新鮮 塩分ひかえめ丸大豆生しょうゆ」、JAXAが認証

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キッコーマン食品(株)が販売中の「キッコーマン いつでも新鮮 塩分ひかえめ丸大豆生しょうゆ」が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)により、「宇宙日本食(しょうゆ)」として認証された。

2017 09 28 kikkoman

(写真左)「宇宙日本食(しょうゆ)」に認証された「いつでも新鮮 塩分ひかえめ丸大豆生しょうゆ」

(写真右)「宇宙日本食(しょうゆ)」として出荷される際の商品の外観(左:アルミパウチなし、右:アルミパウチあり)

 宇宙日本食は、2006年にJAXAより認証基準が発表された。認証された宇宙日本食は、JAXAが管理する宇宙日本食のリストに加えられ、宇宙飛行士が国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する際に、宇宙食として携行される。

 宇宙食は、長期にわたり、有人宇宙開発を行ってきた米国とロシアによって開発されてきたが、現在では日本を含むISS計画の国際パートナー各国が、ISSに宇宙食を供給することが可能となっている。

 JAXAは、ISSへの長期滞在を予定している日本の宇宙飛行士に向けて、日本食の味を楽しみながら、栄養バランスの向上、精神的ストレスの軽減、パフォーマンスの維持・向上に寄与することができる宇宙日本食の充実化を目指している。また、宇宙日本食は、国際パートナー各国の宇宙飛行士に利用されることも期待されている。

 キッコーマンは、“生しょうゆのおいしさを宇宙まで届けたい”という思いから、「キッコーマン いつでも新鮮 塩分ひかえめ丸大豆生しょうゆ」を「宇宙日本食」として申請し、JAXAによる厳しい安全・品質基準による審査を経て、認証された。

 宇宙空間では、地上に比べて骨密度が低下しやすく、さらに、食事の際にナトリウムを摂取するとカルシウムの代謝が進むため、骨密度が一層低下する。このような宇宙での環境を考慮し、キッコーマンは市販の“生しょうゆ”アイテムの中から、食塩分を25%カット(*1)した「キッコーマン いつでも新鮮 塩分ひかえめ丸大豆生しょうゆ」を選び、エントリーした。

 容器・包装は、市販の「キッコーマン いつでも新鮮」シリーズの“やわらか密封ボトル”と同じ容器を使用し、このボトルをアルミパウチに包んでいる(*2)。“やわらか密封ボトル”は、注ぐ量を調節しやすい機能があり、宇宙の無重力空間でも“一滴単位”でしょうゆを出すことができる。

 これまでに宇宙日本食として認証された食品のうち、日本の伝統的な“醸造技術”でつくられた調味料は、「キッコーマン いつでも新鮮 塩分ひかえめ丸大豆生しょうゆ」が初めて。今後、宇宙飛行士によって実際に宇宙へ携行されることが期待される。

(*1)通常のこいくちしょうゆ(食塩分17.5%)と比較して

(*2)ラベルは市販品と異なり、JAXA指定のラベルを貼付する


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