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【電気自動車】ILJINとBASF、スチールとプラスチックを融合させた世界初のハイブリッド・サスペンションアーム発表

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 韓国を拠点とするホイールベアリング・メーカーILJINは、BASFの高性能ポリマーを利用してスチールと融合させた、世界初となる電気自動車用ハイブリッド・サスペンションアームを発表した。このサスペンションアームにはBASFのUltramid®(ウルトラミッド)ポリアミド(PA6 50%ガラス繊維強化グレード)が使用されており、スチールスタンピングで製造された従来製品比で15%の軽量化を実現した。
SnapCrab NoName 2018 5 9 16 19 48 No 00 R コントロールアームとボールジョイントの組み合わせは、車のサスペンションシステムにおける重要な要素。ボールジョイントは、コントロールアームをステアリングナックルにつなぐ球状のベアリング。エンジニアリングプラスチックであるウルトラミッドで作られたボールジョイントは摩擦を大幅に低減し、ステアリング性能を向上させる。また、ダンピング性能も従来のメタル製アームと比べて優れており、より快適な乗り心地を実現する。
 BASFアジア太平洋地域 パフォーマンスマテリアルズ事業本部シニア・バイスプレジデントのアンディ・ポスルスウェイト氏は次のように述べている。
 「今回の提携は、BASFのサステイナブル・モビリティへの貢献を示しています。私たちはILJINのようなパートナー企業と力を合わせ、燃費効率の良さと優れた性能の両方を備えた、新しい軽量ソリューションを市場に届けることを目指しています」
 BASF独自のCAE(コンピューター援用工学)解析ツール、Ultrasim®(ウルトラシム)を使用することで、ハイブリッド・サスペンションアームの開発が可能となった。このツールは、ハイブリッド・サスペンションアームにかかる高レベルの圧力に耐えられるよう、コンポーネントの設計を最適化するのに役立つ。
 ILJINの研究開発センターの責任者兼エグゼクティブディレクターのY.C. リー氏は、次のように述べている。
 「BASFの軽量ソリューションは、車のエネルギー効率を高めるだけでなく、ワンショット射出成形プロセスで生産の合理化を実現しています」
■ILJINについて
 1973年の設立以来、ILJINは成長とイノベーションで世界のホイールベアリング市場をリードしてきた。韓国に本拠を置くグローバル企業として、世界に32以上の拠点を持ち、合計6,300名の従業員を擁している。世界の大手自動車メーカー向け第3世代ホイールベアリングの市場シェアは31%で世界一を誇る。2017年のベアリングとシャーシコンポーネント事業の売上高は、26億ドルを達成している。


【People】Dr. マーティン・ブルーダーミュラーがBASF取締役会会長に就任

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 BASFは2018年5月4日に年次株主総会を開催し、終了後にDr. マーティン・ブルーダーミュラーがBASF取締役会会長に就任した。
SnapCrab NoName 2018 5 9 16 31 44 No 00 R
 写真は、株主総会にて前会長のDr. クルト・ボック(左)が、3Dプリンターで制作した模型(貯蔵タンクの頂点を目指して階段を登る社員)を手に、後任のブルーダーミュラー(右)を紹介している様子。
 ボック氏は退任後2年間の法定冷却期間を経て、2020年にBASF監査役会の会長に選出される予定。
 ブルーダーミュラー氏は、2006年よりBASF SEの取締役を務め、2011年からは取締役会副会長、2015年からは最高技術責任者(CTO)を兼務してきた。
 ボック氏とブルーダーミュラー氏が手にしている貯蔵タンクの模型は、cirp社(ドイツ ハイムスハイム)がポリアミド2200を材料にSLS方式で制作したもの。BASFは、3Dプリンティング関連分野において、材料、システムソリューションやサービス等、幅広いポートフォリオを有している。

【不織布】日本不織布協会、6月に「不織布基礎講座」を3地区で開催

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 日本不織布協会(ANNA)は、6月に「不織布基礎講座」を3地区で開催する。
 ANNA事務局長の北洞俊明氏が講師を務め、「不織布とは」「不織布の原料」「不織布の製法–ウェブの形成法-繊維間の接着/結合法」「用途と機能」「統計資料」について講義する。
 開催場所・日時は次の通り。
<関東地区>
 日時:2018年6月13日(水) 13:20~16:40
 会場:(財)連合会館 2階201会議室
<関西地区>
 日時:2018年6月22日(金) 13:20~16:40
 会場:大阪産業創造館 6階会議室E
<四国地区>
 日時:2018年6月27日(水) 13:20~16:40
 会場:(社)愛媛紙パルプ工業会館
 参加費はANNA会員5,000円/人、一般8,000円/人。いずれもテキスト「不織布の基礎知識」(頒布価格3,000円)を含む。
 申込締切は各地区とも開催5日前。

【第16回東芝機械グループソリューションフェア2018】東芝機械、自動車向けに、TEMシリーズによる高品質オレフィン樹脂コンパウンドの成形を提案

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 東芝機械(株)押出成形機営業部(TEL.03-3509-0280)は、5月17日(木)~19日(土)まで同社沼津工場(本社)・御殿場工場で開催される「第16回東芝機械グループソリューションフェア2018」において、プラスチックコンパウンド用同方向回転二軸混練機「TEMシリーズ」による自動車向け樹脂材料の高混錬と高処理能力を併せて実現した成形実演を行う。あわせて、技術セミナーにて紹介する。
 近年、燃費向上等を目的とした軽量化のために自動車へのプラスチック採用は増加しており、その中でも最も使用されるオレフィン樹脂のコンパウンドに対するさらなる処理能力増大や混練性改善へのニーズが高まっている。TEMシリーズは、これらのニーズに応えるもので、次のような特長がある。
(1)高処理能力を実現
 様々な要求に対応するために、複数のラインナップを取り揃えている。高処理能力を要求されるオレフィンコンパウンドに適したTEMシリーズを提案することにより、機械の生産性が高まり、機械装置のダウンサイジングを実現する。
(2)高混練性を確保
 プラスチックの高機能化が進む中、高機能樹脂コンパウンドには高い混練性が求められている。TEMシリーズのハード/ソフト面での最適化対応により、高い処理能力の維持と高混練性が確保される。
(3)IoT・監視システムへの対応
 近年、生産性向上のためにIoTや監視システムの必要性が高まっている。プラスチックコンパウンド業界でも同様の動きがあり、TEMシリーズでの運用に適応するシステムを開発した。

【第16回東芝機械グループソリューションフェア2018】東芝機械エンジニアリング、インライン加飾システムによる成形品の高付加価値化を提案

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 東芝機械エンジニアリング(株)は、産業構造の急激な変化にともなう顧客ニーズに応えるため、“最適なものづくり”を開発する部門を設立し、システムエンジニアリング事業として活動を強化している。
 現在はプラスチック素材への印刷、金属成膜およびコーティング等の装飾を加える加飾システム事業に注力している。今回新しい試みとして、自動運転支援システム用レーダー等に採用され、需要が急速に増加している機能性金属成膜工程を、加飾システム工程内のインラインに組み込み、これに高速・高精細なインクジェット加飾を組み合わせることで、機能性とデザイン性に優れた、これまでにない成形品の高付加価値化工法を、5月17日(木)~19日(土)まで東芝機械沼津工場(本社)・御殿場工場で開催される「第16回東芝機械グループソリューションフェア2018」において提案する。
 また、同システムに使用しているスパッタリング装置は、高速枚葉式を採用することで、ハイサイクルでの金属成膜を実現した。スパッタリングによる金属成膜は自動車用をはじめとする照明器具部品にも採用され、今後はさらに需要が拡大すると予測される。
SnapCrab NoName 2018 5 10 14 11 16 No 00 R

【機能性エラストマー】デンカ、「Evolmer(エボルマー)」を上市

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2018 05 11 denka デンカ(株)は、Denka Value-Up の成長戦略である「事業ポートフォリオ変革/基盤事業のスペシャリティー化」の一環として、デンカクロロプレン(R)、デンカER(R)に次ぐ、第三の機能性エラストマーである「Evolmer(R)(エボルマー)」を開発し、上市する。

 「Evolmer(R)」は、長年にわたりデンカクロロプレン(R)やデンカER(R)で培ってきたエラストマー技術に、高機能スチレン系樹脂開発で生まれた高度な精密重合技術を融合することによって開発したエラストマーであり、機械的強度や耐油性、耐摩耗性に優れ、更には低温下での圧縮永久歪が小さく、動的環境下での耐屈曲疲労性に優れる等、従来のエラストマーには無い物性バランスを持っている。

 自動車、建機分野、電気・電子分野のシール材や繊維処理材等の市場において、高度な要求に幅広く応える新素材として、上位高機能エラストマーである水素化ニトリルゴム等の代替も含め、現在、複数のお客様にサンプル評価を進めて頂いており、良好な評価を得ている。

 生産拠点は青海工場(新潟県糸魚川市)で、本年10 月にラインを設置、2019 年1 月に上市し、2022年には年間1,500 トン規模の販売を計画している。

 *Evolmer、デンカクロロプレン、デンカERはデンカ株式会社の登録商標。

【持続可能性】BASFの「サステナブル・ソリューション・ステアリング」のマニュアル発行

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 BASFは、サステナブル・ソリューション・ステアリングの詳細な手法を記載したマニュアルを発行した。これにより、顧客がサステナビリティ目標に向け、製品ポートフォリオの方向性を定める際のサポートが可能になる。BASFの企業戦略において、サステナビリティは重要な要素となっている。
 企業目的、「We create chemistry for a sustainable future(私たちは持続可能な将来のために化学でいい関係をつくります)」を実現するための手段を具体的に示しているのが、サステナブル・ソリューション・ステアリング。この手法は、持続可能性規準に基づいて、製品ポートフォリオを評価し、方向性を定めるためにBASFが開発した。これにより、それぞれの市場に対する業界と地域特有の観点を考慮しつつ、バリューチェーン全体の評価を行っている。サステナブル・ソリューション・ステアリングには、製品やソリューションの用途における経済、環境、社会という3つの側面が反映されている。

BioMar社が事業にサステナブル・ソリューション・ステアリングを使用
 BASFは、これまでも顧客やパートナー企業と協力し、より持続可能なソリューションを生み出し、推進しているため、中にはすでにサステナブル・ソリューション・ステアリングを、製品の分析や方向性の決定に活用している顧客もいる。大手水産飼料サプライヤーのBioMar社は、原材料の供給面でBASFのサステナブル・ソリューション・ステアリングを活用している。同社のグローバル・サステナビリティ部門ディレクターのヴィダー・グンダーセン氏は、「BioMarは業界のサステナビリティにおけるリーダーであることを目指しています。原材料から最終製品にわたり、透明化と文書化を可能にする包括的で体系的なこの手法は、私たちをサポートしてくれます。サステナブル・ソリューション・ステアリングは、我々のサステナビリティ目標を支えています。飼料設計において持続可能な原材料を使用して、より持続可能な水産養殖業と水産物の生産に貢献しています」と述べている。
 もともとサステナブル・ソリューション・ステアリングは、化学品メーカーとして社内用にBASFが開発したツールだが、それをコンサルティング会社であるthinkstep社が水産飼料業界向けに対応させた。同社の主任コンサルタントであり、ケミカル部門のトップであるマーティン・ギプマンズ氏は次のように述べている。
 「thinkstepはコンサルティング、サステナビリティデータ、ソフトウェアツールを活用し、様々な業界の企業がサステナブル・ソリューション・ステアリングをカスタマイズし、実装するサポートをしてきました。クライアントはBASFのサステナブル・ソリューション・ステアリングを高く評価しています。バリューチェーン全体のリスクやチャンスを体系的に明らかにし、サステナビリティと収益性の両面をさらに成長させるために、製品ポートフォリオの戦略的方向性を決定できるツールだからです」
 BASFは、2012年から社内の製品ポートフォリオの分析、評価、方向性を決定する際に、この手法を用いてきた。BASFのサステナビリティ戦略担当バイスプレジデントであるディルク・フェステ氏は次のように述べている。
 「当社でサステナブル・ソリューション・ステアリングを使用してきた経験上、持続可能性なソリューションにポートフォリオを改善する際、非常に有効なツールであることがわかっています。私たちの積極的なサステナビリティ目標の達成に役立っており、ユニークなサステナビリティ・ソリューションで当社のお客様をサポートしています」
 ■Biomar
 BioMarは、80以上の国に45を超える魚類、エビ類の高性能飼料を提供する世界的リーダー。1962年にデンマークの養殖業者グループにより設立されたBioMarは、責任ある持続可能な形での水産養殖業界の発展に長年、尽力してきた。BioMarは、ヘルシーで良質な味の水産物を提供するユーザーサポートに重点を置いている。そのため、環境への影響を最小限に抑えつつ、水産養殖用の高効率、安全かつ栄養価の高い飼料の開発を行っている。世界規模で事業を展開し、各地域でのスピーディな対応に力を注ぎながら、実績と食の安全に対する細心の配慮を常に心がけ、個々の顧客ニーズを満たすことに努めている。
■thinkstep
 thinkstepは、世界各地の組織が持続可能な成功を収めるサポートをしている。業界をリードするthinkstepのサステナビリティソフトウェア、データ、コンサルティングサービスは、企業のオペレーショナルエクセレンスや製品イノベーションの推進、ブランド価値の向上、規制遵守に役立っている。19カ国に拠点を持つthinkstepは、BASF、ヒューレットパッカード、Interface、ルノー、シーメンス、ユニリーバなどFortune 500企業の40%を含む、2,000以上の企業にサービスを提供している。

【ラベル】リンテック、マックタック・アメリカ社の各種素材を「LMGP」ブランドで東南アジア市場向けに展開

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  リンテック(株)は、北米の子会社であるマックタック・アメリカ社の各種ラベル素材を東南アジア市場向けに「LMGP*」ブランドで本格投入する。同製品シリーズは、この5月10日(木)~12日(土)にタイ・バンコクで初めて開催されているラベル関連の展示会「ラベルエキスポ・サウスイーストアジア2018」に出展中だ。
*LMGP:LINTEC MACtac Global Productsの略

北米の買収会社の製品を東南アジア市場に投入
 リンテックはは、2016年12月に米国市場でシェア第3位のラベル素材メーカーであるマックタック・アメリカ社を買収。北米市場を中心とするその販売網や、リンテックにはないホットメルト粘着剤処方技術を生かして、さらなる事業拡大の可能性を探ってきた。そうした中で今回、東南アジア市場に向けて、同社製品の中から特に現地市場ニーズにマッチする各種アイテムをセレクトし、「LMGP」ブランドで拡販していくことにした。

マックタック・アメリカ社の注力アイテムを提案
(1)冷凍食品などの個包装や物流用途に最適な低温対応ラベル素材「CHILL AT」(2アイテム)
SnapCrab NoName 2018 5 11 16 0 16 No 00 R 低温状態の冷凍・冷蔵食品のパッケージや、その物流・搬送用の段ボールケースへの貼付に適したラベル素材。ホットメルトタイプの粘着剤を使用し、凍結・結露面への高い接着性を実現。特に初期接着性に優れ、高速での貼付にも対応可能。また、-54℃から65℃まで幅広い温度環境に適応しており、食品用途に適用できる米国の安全基準をクリアしたラベル素材として、既に市場で好評を得ているアイテム。表面基材としては、グロス紙ベースとダイレクトサーマル紙ベースの2アイテムをラインアップした。

(2)商品パッケージ向けに幅広い実績を誇る汎用タイプのラベル素材(4アイテム)
SnapCrab NoName 2018 5 11 16 0 36 No 00 R 北米市場で豊富な実績を誇る、汎用タイプのラベル素材。ホットメルトタイプの粘着剤を使用し、低温接着性も有することから業務用の飲料ボトルなどに採用実績の多いグロス紙ベースのアイテムと、エマルションタイプの粘着剤を使用し、耐水性や耐スクイーズ性を備えたOPPフィルムベースのアイテムとをラインアップ。特にOPPフィルムベースについては、意匠性に優れた3アイテム(白、透明、シルバー)を取りそろえ、飲料品だけでなく、化粧品やキッチン用品など幅広い用途で採用されている。

(3)インクジェットプリンタに対応したOPPフィルムベースのラベル素材(3アイテム)
SnapCrab NoName 2018 5 11 16 0 47 No 00 R 昨今さまざまな作業現場において、ロールtoロールでラベル印字が容易にできる利便性の高いデスクトップタイプのインクジェットプリンタが普及してきている。リンテックでは従来、紙ベースを中心としてこれに対応した各種ラベル素材を、日本国内向けと同様に東南アジア市場で展開してきた。今回、OPPフィルムベースの新アイテムとして、エマルションタイプの粘着剤を使用したマックタック・アメリカ社の製品を追加投入する。


【窓ガラス用高耐候性フィルム】リンテック、JIS基準を大幅に上回る耐候性試験2,000時間をクリアした屋外施工対応タイプ開発

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  窓ガラス全面に貼ることで多彩な機能を発揮する建物用ウインドーフィルムを国内外で展開しているリンテック(株)は、屋外側から施工できる外貼り用の高耐候性フィルムを新たに開発。フィルムの表面に傷がつきにくいハードコート加工を施した新アイテムとして、5月15日から発売する。

屋外耐候性に優れた外貼り用のウインドーフィルム
SnapCrab NoName 2018 5 11 16 15 20 No 00 R リンテックは、窓ガラス全面に貼ることでガラス破損時に破片の飛散を低減する効果や、紫外線を99%以上カットする効果、さらには日射調整など、多彩な機能を発揮する建物用ウインドーフィルムを「ウインコス アーキテクチュアルフィルム」として国内外で展開している。
 ウインドーフィルムは一般的に屋内側からガラス面に貼付するが、移動が困難な設備や手すりなどが窓際にある場合や、複層ガラスのようにガラス破損時に屋内側・屋外側のガラスが飛散・落下する恐れがある場合は、屋外への飛散防止対策効果を付与するために屋外側から貼付する。このような外貼り用フィルムは、日差しや雨などにさらされる過酷な屋外環境への対応が不可欠となり、特に高い耐候性が求められる。
 リンテックでは、より耐候性に優れたウインドーフィルムへの要望が多いことや、鉄道車両の窓ガラス向けとして展開している外貼り用フィルムのハードコート技術を応用できることから、建物向け透明飛散防止タイプのラインアップに耐候性試験2,000時間をクリア*したアイテムなど、計2点の外貼り用フィルムを追加。5月15日から国内市場はもとより、東南アジアや欧州などの海外へも積極的に展開していく。

フィルム表面に傷がつきにくく、施工性もさらに向上
 今回、基材の耐久性やハードコート層の密着性を向上させることで、JIS規格で定められた外貼り用フィルムの耐候性基準1,000時間を大幅に上回る2,000時間をクリアした「1511E-UH」をラインアップ。同時に耐候性基準をクリアした汎用品の「1501E-UH」も追加した。
 屋外耐候性に優れた独自のハードコート処方を採用することにより、施工時や窓ガラス清掃時に傷がつきにくく、施工性とメンテナンス性も向上した。同社従来品と同様、飛散防止対策効果や紫外線カット効果、さらには防虫効果も発揮する。
*数値はJIS A 5759の方法に基づき、3mmフロートガラス貼付で測定。数値については実測値であり、保証値ではない

【先端高機能材料】DIC、米チェッカースポット社と共同開発契約締結

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  ファインケミカルおよび素材の開発において世界をリードするDIC(株)と、革新的高機能材料を開発するチェッカースポット社(Checkerspot Inc.、本社:カリフォルニア州バークレー)は、新たな高性能ポリオールの開発に向けて共同開発契約を締結した。
 DICは、チェッカースポット社が有する、分子レベルから最終製品にわたる素材を設計し、複数の技術分野にまたがり素材革新を実現する基盤技術を活用していく予定。アプリケーションの開発および製品の創造に対する設計を重視した同社のアプローチは、バイオテクノロジー、化学、先進的な製造ノウハウを融合したもので、人々の生活にユニークで高性能かつ持続可能な素材を提供するもの。  この共同開発契約の中では、DICにとって第一の狙いである新規高性能ポリオールの利用に向けて、両社間で商業生産に向けて合意形成していくことも定められている。
 今回のパートナーシップは、接着剤やコーティング剤、印刷インキ、潤滑油分野における新たなまたは改良された製品および処方設計の創造に重点を置いている。開発等は、同社の研究室およびカリフォルニア州バークレーにある本社にて進めていく予定。
 「DICは、次世代に価値を提供する技術と現行の製品やアプリケーションの性能向上に焦点を当てています。イノベーションという観点では、チェッカースポット社との提携は、当社の持続可能な使命に合致しています。チェッカースポット社は、新しい材料科学のための設計重視の基盤技術を構築しており、これは当社のグローバル目標と明確に合致するものです。同社がすでに確立している藻類由来の油脂製造における化学品向け技術を生かしたいと考えています」(DICの酒井一成常務執行役員)
 「チェッカースポット社は、我々とは異なる視点を持ち、技術革新への情熱と画期的な高機能材料を創造するという使命を共有する企業と協業することで、より持続可能となると確信しています。私たちがDICと協力して、より良い性能を有し、かつ地球環境にとってもより良い新たな材料の開発に取り組んでいくことは喜ばしいことであると考えています」(チェッカースポット社のチャールズ ディムラーCEO)
■チェッカースポット社
 チェッカースポット社は、設計を中心とした先端材料企業。同社が得意とする生物学、化学、材料科学と、コンピュータ・実験・製造ツールを組み合わせることで、これまでの想像を超えた能力を発揮している。最終製品のユーザーと直接関わり、社会的責任を有する企業と連携することで、より良い素材を用いた優れた製品を設計し、市場に提供している。同社は、オープンマインドの革新を信条としており、コンセプトから消費者に至るまで、あらゆる段階で熱心なパイオニアに耳を傾け、現実の世界的な問題を解決するより良い製品を創出している。

【ケミカルマテリアルJapan 2018】DIC、蓄熱シート、近赤外線発光樹脂を出展

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 DIC(株)は、5月17日(木)、18日(金)の両日、パシフィコ横浜で開催される「ケミカルマテリアルJapan 2018」に出展する。同展は、社会基盤を支える化学の力を発信し、顧客とメーカーをつなぐ情報交流の場とすることを目的とした初の展示会。エレクトロニクスや食品、医療など幅広い分野を対象に、素材のみならず設備や物流に至るまで多岐にわたり出展される。
 DICは、独自の成形加工や塗工、高分子設計などの技術を用いた次世代技術について、技術情報および導入事例、今後の可能性を示すパネル展示に加えて、「触れる、味わう、視る」ことができる体感コーナーを出展する。
 展示概要は次の通り。
・高い塗工技術によりシート化した、快適な保温と高い加工性を有する蓄熱シート「CNシート」
・独自成形によるメンブレンの給気技術により、飲料をまろやかにする「Ni-Tronサーバー」
・高分子設計とコンパウンド技術を生かし、見えないものを可視化する「近赤外線発光樹脂」

【合併】三菱ケミカルと日本合成化学工業、2019年4月を目途に

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 三菱ケミカル(株)は、連結子会社である日本合成化学工業(株)を、2019年4月を目途に合併する前提で、詳細な検討に入る。
 日本合成化学工業は、PVOH「ゴーセノール」、液晶表示用PVOHフィルム「OPLフィルム」、EVOH「ソアノール」などの合成樹脂製品を中心に事業を展開している。
 三菱ケミカルは、2016年11月に日本合成化学工業を完全子会社化(間接保有含む)しているが、既存事業の収益を拡大するとともに、新たな用途や新製品の開発等を通じて、グループとして関連事業のさらなる成長を図るためには、両社の経営資源を統合し、最大限活用することが望ましいと判断し、合併を検討することとした。
 今後詳細検討を進め、年内に合併の実施について結論を出す予定。

【食品包装用ラップフィルム】日立化成、「カラーラップ with バーバパパ」スペシャルウェブサイト公開

【Printing】ハイデルベルグ、ドイツにおけるプリントメディアテクノロジーのためのハイパフォーマンスセンターに

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SnapCrab NoName 2018 5 14 8 38 21 No 00 R ワールドスキルズ・ジャーマニーの主なタスクの1つは、グローバルワールドスキルズ・インターナショナルの一部として、国内のプロフェッショナル競技を催すこと。そして、"プロフェッショナルのためのワールドチャンピオンシップ"の勝者に最高のトレーニングを提供することにある。このために、ドイツには、異なる分野のプロフェッショナルのためのパフォーマンスセンターが州と連邦で20カ所ある。
 ウィスロッホーヴァルドルフの新しいセンターは、プリントメディアテクノロジーの分野ではドイツで唯一の場所。プリントメディアセンターは、志を持った22歳までの若い印刷オペレータに、幅広い種類の機械で、最高のトレーニングの機会を提供する。プリントメディアテクノロジストのプロフェッショナルのためのナショナルチャンピオンシップは、伝統的に8人の選手によってハイデルベルグで行われることになっている。次の大会は、10月。今年初めてとなるデジタルとプリントメディアデザイナーのドイツのチャンピオンシップもウィスロッホーヴァルドルフにて開催される。
 勝者は2年ごとに開催されるワールドチャンピオンシップに出場することができ、トレーニングキャンプにある新しいハイパフォーマンスセンターでハイデルベルグからこの競技のための強化トレーニングを、1回約1週間、年間複数回にわたり受けることができる。1つの焦点は、デジタル印刷。「このコミットメントによって、ハイデルベルグは、印刷業界の発展に寄与すること、そして、今回のように、後進の育成を支援し、若いタレントをプロモーションすることを明確にします」とハイデルベルグ人事部の責任者であるライナー・ハウス氏は強調する。
 ハイデルベルグは2年ごとに開催されるワールドチャンピオンシップに装置を提供する。2017年、アブダビで開催された大会では、78カ国から約1300人が参加し、4日間で60種類のプロジェクトで競争が行われた。次の世界大会は、45回目の大会として2019年にロシアのカザンで行われる。
 ドイツにおけるハイパフォーマンスセンターというタイトルは、職業訓練学校のためのキャンパスデイの一部として行われた小さなセレモニーで、2018年4月水曜日に正式なものとなった。証明書は、ワールドスキルズ・ジャーマニーのCEO、フーバート・ローマー氏によって与えられた。「ハイデルベルグは、わたしたちの長年のパートナーとして連邦パフォーマンスセンターの要求を大いに満たしてくれています」と述べている。

【液晶ポリマー】ポリプラスチックス、6月1日から「ラペロス」を値上げ

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 ポリプラスチックス(株)は、液晶ポリマー(LCP、商標「ラペロス」)を値上げする。

 同社はエンジニアリング・プラスチックのリーディングカンパニーとして、これまでも製品の安定供給、品質向上に傾注しつつ、徹底した生産性の効率化に努めてきた。しかし、昨今の原料価格の高騰による製造コストの上昇は、自助努力だけでは吸収できない状況となっており、液晶ポリマーの価格改定を実施することとした。

(1)価格改定品目:

  液晶ポリマー(LCP):商標「ラペロス」全グレード

(2)価格改定額:

  国内:(現行価格)+50円/kg

  海外:(現行価格)+US$ 0.50/kg

(3)実施時期:

  2018年6月1日出荷分から

 *ラペロス、LAPEROSはポリプラスチックスが日本その他の国で保有している登録商標


【FSC認証】キリングループ、製品用段ボールに認証ラベル付与を開始

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2018 05 14 kirin キリンホールディングス(株)のグループ会社であるキリンビバレッジ(株)は、5月上旬の製造分から、キリングループとして初めて本格的に製品用段ボールにFSC認証ラベルの付与を順次開始する。

 同グループは、製品用段ボールの約70%をすでにFSC認証紙へ切り替えているが、同グループの取り組みをより広く知ってもらうために、FSC認証ラベルの付与を開始する。

 同グループは、2020年末までに酒類、清涼飲料など国内綜合飲料各社の紙製容器包装に使用するすべての紙を100%FSC認証紙へ切り替えることを目指している。これまでも国内酒類・飲料メーカーとして初めてキリンビール社の「一番搾り」などのビール6缶パックやキリンビバレッジ社の缶コーヒー「キリン ファイア」の6缶パック、昨年10月からフルリニューアルした「キリン一番搾り生ビールセット」のギフトボックスなどで認証ラベルの付与を行ってきた。今回、清涼飲料製品の段ボールにも付与を開始することで、環境(生物多様性)に配慮し、森林の保全にもつながるFSC認証をより広く知ってもらえる機会になると考えている。

1キリンビール株式会社、キリンビバレッジ株式会社、メルシャン株式会社、キリン・トロピカーナ株式会社

2限定商品、少量品種、特殊な形状、輸入品等を除く

 同グループでは、「キリングループ長期環境ビジョン」の中で、「水資源」「生物資源」「容器包装」「地球温暖化」の4つの柱を重要なテーマとして掲げている。FSC認証紙への切り替えは「生物資源」と「容器包装」のテーマに該当し、容器包装の材料の持続可能性を高めることで、“持続的な生物資源使用、容器包装使用”を実現するための取り組みである。

 2013年には「キリングループ持続可能な生物資源調達ガイドライン」および、日本国内における「紅茶」、「紙・印刷物」、「パーム油」の調達に関する行動計画を策定しており、今後も行動計画で定めた取り組みを継続していく。

FSC®とは】

 FSC(Forest Stewardship Council®、森林管理協議会)は、木材を生産する世界の森林と、その森林から切り出された木材の流通や加工のプロセスを認証する国際的な機関。その認証は、森林の環境保全に配慮し、森林のある地域社会の利益にかない、経済的にも継続可能な形で生産された木材や紙に与えられる。(FSC® C137754) https://jp.fsc.org/jp-jp

【脂肪族ポリイソシアネート】BASF、生産能力拡大

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 BASFは、ルートヴィッヒスハーフェンの拠点におけるBasonat®(バソナート®)硬化剤の生産能力を拡大した。この高品質ポリイソシアネートは、自動車用塗料、工業用塗料、家具および床用塗料、接着剤向けの処方に使用されている。
 欧州のレジンおよび添加剤事業担当バイスプレジデントのウルフ・ナイドライン氏は次のように述べている。
 「今回の投資により、2液型ポリウレタン(PU)塗料の架橋に使用されるポリイソシアネートの製造者として、BASFの地位はさらに確固たるものになります。さらに、脂肪族ポリイソシアネート分野のスペシャリティ製品に対するお客様の需要拡大に応え、供給の安定性を高めていきます」
 また、BASFはBasonat® 硬化剤と組み合わせて使用できるバインダー、光安定剤、2液型ポリウレタン(PU)塗料用フォーミュレーション添加剤も、幅広く提供している。
SnapCrab NoName 2018 5 14 14 28 20 No 00 R

【海洋汚染】CNN、6月8日の世界海洋デーに向けて、#ZeroPlasticLunch始動。使い捨てプラスチック容器の撲滅目指す

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  CNNは、世界中みんなで海のことを考える国連デーである6月8日(金)の「世界海洋デー」に向け、昼食時における使い捨てプラスチック容器の使用をなくすよう、学生に促すキャンペーンを開始する。
SnapCrab NoName 2018 5 14 15 9 56 No 00 R  #ZeroPlasticLunch(#ゼロプラスチックランチ)と名付けられたこのキャンペーンでは、特定のハッシュタグを使用し、通常のランチとプラスチック容器抜きのランチの様子をSNS上に投稿することを推奨している。投稿内容は、CNNのプラットフォーム上で共有される。他にも、CNNは、教師や生徒がプラスチック廃棄物の問題を正しく理解できるように、わかりやすい動画と補足教材を作成している。動画は https://edition.cnn.com/2018/04/23/world/zero-plastic-lunch-day/index.html 参照。
  また、CNNでは「世界海洋デー」当日と、それまでの期間において、香港、米国、アフリカや南極など、世界各地からプラスチック汚染やその他、幅広い環境問題についてお届けする予定。英国に拠点をおく、 ジャーナリスト兼司会者のマックス・フォスター氏の討論番組『CNN Talk with Max Foster』でも、世界海洋デー関連テーマでのディベートを予定している。
CNN Talk with Max Foster番組詳細: https://edition.cnn.com/shows/cnn-talk
#ZeroPlasticLunchキャンペーン詳細 :www.cnn.com/zeroplasticlunch

プラスチック廃棄物と海洋汚染に関して
  毎年、世界で3億トンのプラスチックが生産され、そのうち800万トンが海に捨てられている。プラスチック廃棄物の40%以上が、使い捨てることを想定して作られたプラスチック製品。捨てられる前にほんの数分しか使用されないことが多いにも関わらず、その後何百年もの間、 環境を汚染し続ける。使い捨てプラスチックのなかには、成分として、分解すると毒性の化学物質を放出し、自然環境を汚染して海洋生物に危害を加えるものもあるが、生産されるプラスチックのうち、リサイクルされるのはわずか9%程度。10羽中9羽の海鳥が腸内にプラスチックを溜めていると言われており、国連は、2050年までに海中のプラスチック量が魚の数を超えるだろうと予測している。

【PEKK】JSR、医療分野向けの高機能デバイスの開発、製造を手掛けるOxford Performance Materialsとの協業開始合意

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 JSR(株)は、ポリエーテルケトンケトン樹脂(以下「PEKK」)を用いた医療・工業用途向け高機能デバイスの開発、製造を手掛けるOxford Performance Materials, Inc. (本社:米国コネティカット州サウスウィンザー市、CEO:Scott DeFelice、以下「OPM」) と、アジア地域におけるPEKK医療デバイス事業および歯科中間材料事業を協業で開始することに合意した。
 JSRグループでは、ライフサイエンス領域での新たな価値創造活動の一環として、個別化医療の実現へ向け、同社が強みとする「材料技術とデジタル技術との融合」を通じた研究開発とその社会実装をJSR・慶應義塾大学 医学化学イノベーションセンター(JKiC)にて進めている。この医療イノベーションへ向けた取り組みの早期具現化を図るJSRと、保有事業のアジア地域への拡大を図るOPMの方針が一致し、今回、協業合意に至った。JSRとOPMは、アジア地域向けのPEKK医療デバイス事業、歯科中間材料事業を手がける製造販売会社を年内に日本国内に設立し、来春までに事業運営を開始する予定。
 OPMは、生体骨組織との親和性に優れるPEKKの機能に着目し、3Dプリンティング技術を用いた医療分野向けの高機能デバイスを開発してきた。自社で米国FDAを取得した個別化頭蓋骨再建デバイスの他、脊椎ケージや歯科補綴材などの医療デバイスが2013年以降多くの臨床現場で使用されている。
Oxford Performance Materials, Inc. について
 高い機能性をもつPEKKに特化した複合材料開発および精密成型加工技術開発を経て、これまでに、航空宇宙、医療分野向けの高機能デバイスの開発、製造を行ってきた。特に、独自の3Dプリンティング技術(HPAM®)を用いて個別化医療デバイス製造を行うなど、デジタル製造技術の導入も先鋭的に進めている。現在、ポリマー製造からデバイス販売まで統合的にPEKKに関連する事業展開を拡大させている。

【自動車】帝人フロンティア、ゴム補強材工場の操業開始

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 帝人フロンティア(株)は、帝人グループで国内最大の事業所である松山事業所内に、アラミドを中心とする高機能素材を使用した自動車向けシングルコード(ゴム補強材)の生産工場を新設し、2018年5月14日より操業を開始した。同工場はシングルコードの生産を担うとともに、研究開発拠点としての機能も果たす。
 帝人グループは、注力分野の1つとして「モビリティ」を掲げており、成長地域である中国、ASEANでの事業拡大を目指して、グローバルで自動車向けゴム資材、内装資材、安全資材の最適生産・販売体制構築を進めている。
 帝人フロンティアグループにおいて、既にゴム資材分野向けの製品を生産しているテイジン・FRA・タイヤコード(タイランド)※1、テイジン・コード・(タイランド)※2、関西資材(株)※3、および中国・タイの提携企業による生産に加え、このたび松山事業所に新設する工場が操業開始することにより、日本・アジア・中国地域における自動車ゴム資材分野の供給体制が整備されたことになる。
※1 テイジン・FRA・タイヤコード(タイランド):タイヤコードの撚糸、製織、接着加工
※2 テイジン・コード・(タイランド):自動車・産業資材用ホースコード・ベルトの撚糸・接着加工
※3 関西資材(株):自動車・産業資材用ホースコードなどの撚糸・接着加工
 帝人フロンティアは、こうした製品供給体制が確立したことにより、今後拡大が期待されるアジア・中国地域の自動車産業に向けて、関連資材の川中事業における新たなサプライチェーンを構築し、グローバルでの販売展開を加速する。
<新設工場の概要>
所在地:帝人フロンティア(株)松山事業所内
操業開始時期:2018年5月14日
事業内容:アラミドを中心とする高機能素材を使用した自動車向けゴム補強材の生産
生産能力:約600トン/年
従業員数:37名

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