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【熱可塑性ポリウレタン】BASFの「エラストラン」、グラウンド・ゴルフクラブに採用

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SnapCrab NoName 2017 5 9 13 3 54 No 00 R  BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)の熱可塑性ポリウレタンエラストマー(TPU)「エラストラン®」が、羽立工業(株)が2017年2月1日に発売したグラウンド・ゴルフクラブ「ストレートドライブクラブ(BH2856)」の打球面の材料に採用された。
 グラウンド・ゴルフとは、1982年に鳥取県東伯郡泊村(とまりそん)生涯スポーツ活動推進事業の一環として、日本で考案されたスポーツで、現在の年間実施者数が300万人を超える、日本のアクティブシニアスポーツで最も人気があるスポーツの1つ。羽立工業は1950年創業のスポーツ用品等の製造販売を行うメーカーで、(公社)日本グラウンド・ゴルフ協会の認定メーカー。TPUがグラウンド・ゴルフクラブに採用されたのは初めてで、安定した弾性を持つ「エラストラン®」をクラブの打球面に採用することで、プレー時の適度な反発力を実現する。「エラストラン®」は耐摩耗性も高く、優れた引っ張り強度を持つため、耐久性でも従来性能から向上させることができた。
 羽立工業ウェルネス事業部企画開発課の佐野早苗企画開発係長は、「BASFの耐摩耗性、耐久性の高いエラストラン®(TPU)は、当社のグラウンド・ゴルフクラブに最適でした。業界としても初めてTPUを採用し、適度な反発力によって、ユーザーの皆様に快適にグラウンド・ゴルフを楽しんでもらえると確信しています」と述べている。
 BASFジャパン(株)パフォーマンスマテリアルズ事業部の山本 勇執行役員は次のように述べている。
 「TPUは自動車、医療、電気電子分野まで幅広い用途に使用されていますが、近年、ゴルフボールなどスポーツ用品分野での需要が非常に伸びています。従来の材料とは異なり、TPUはクラブのフェイスの衝突面などの要求の厳しい用途にも適合するように設計することができる素材です。グラウンド・ゴルフクラブへの採用を皮切りに、より広い用途展開を今後も目指していきたいと考えています」
■グラウンド・ゴルフとは
 1982年に鳥取県東伯郡泊村生涯スポーツ活動推進事業の一環として、泊村教育委員会が中心となり考案。専用のクラブ、ボール、ホールポスト、スタートマットを使用して、ゴルフのようにボールをクラブで打ち、ホールポストにホールインするまでの打数を数える。場所によって距離やホールポストの数を自由に設定でき、ルールも簡単なため、どこでも、だれでも手軽に楽しむことができる。プレーヤーの数に制限がなく、高度な技術がなくてもできるスポーツ。(日本グラウンド・ゴルフ協会のホームページより抜粋)


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