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【加飾】スリーエム ジャパンのスコッチカルフィルム、新型山手線E235系のステンレス製鉄道車体の外装に採用

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 スリーエム ジャパン(株)の「3M™ スコッチカル™ フィルム」が、東日本旅客鉄道(株)の山手線の新造車両「E235系通勤形車両」の外装に採用された。今回採用されたのは、世界初※のステンレス製の鉄道車体に貼って使用できる透明フィルムで、「E235系通勤形車両」の外装の特徴であるステンレスのメタリックな質感を生かしたデザインを実現している。
※スリーエム ジャパン調べ(2017年4月27日現在)
 従来の透明フィルムは屋外でステンレスに貼ると、フィルムが短期間で劣化してしまうことから、ステンレス製の鉄道車体には透明フィルムでデザインを施すことは困難とされていた。
 3Mは2016年1月にステンレスに貼れる耐候性・耐汚染性に優れた透明フィルム「3M™ スコッチカル™ グラフィックフィルム ステンレス用透明タイプ」を開発し、3M独自のフィルム技術でステンレス製の鉄道車体への加飾を実現した。これにより、ヘアラインなどステンレスの独特の質感を生かした車両デザインが可能となる。同フィルムは、山手線のE235系通勤形車両が初めての採用となる。
 3Mはベースとなるフィルムの製造から印刷加工まで、トータルソリューションを提供している。フィルムの表面に特殊加工を施すことで、耐候性・耐汚染性を飛躍的に高めており、長期にわたり初期の美しい外観を保つことができる。
■3M™ スコッチカル™ フィルムについて
 鉄道車両のデザインや壁面の看板、広告などの用途に「貼る塗料」として活躍する、粘着剤付きのフィルム。耐候性や耐汚染性、施工性、再剥離性などに優れ、フィルムを貼る場所や環境に合わせてさまざまな製品をラインアップしている。国内では60年以上の歴史を持つ、マーキングフィルムのリーディングブランド。
■山手線E235系通勤形車両とは
 「お客さま、社会とコミュニケーションする車両」をコンセプトに、お客さまサービスの向上、さらなる安全性・安定性の向上、環境性能の向上を特長とする。首都圏の通勤形電車の新型車両への取替を順次進めており、2017年5月22日以降順次、山手線においてE235系通勤型車両(量産車)が営業運転を開始する。山手線に49編成が投入され、2020年春ごろまでに現在の主力であるE231系500代と置き換える予定。


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