創包工学研究会、三井化学(株)、中国医薬包装協会の3者は、Interphex Japan開催期間中に、中国医薬包装協会が主要中国医薬包装企業(20数社)とともに訪日を予定していることから、それに合わせて、来る6月30日(金)午前9時から午後1時まで、三井化学本社19階会議室において「第二回日中医薬包装技術交流会」を開催する。参加費は無料だが、定員150名で締め切る。空きに余裕がないので、お早めに参加登録を。
中国医薬包装協会は、これまで欧米と積極的に技術交流を推進してきた。医薬先進国である日本との技術交流も長年望んでいたが、日本側に対応窓口がなく、現在に至っている。こうした中、昨年10月に引き続き日中医薬包装技術交流会を開催できることは、日中両国の医薬品包装に関わる事項について、双方の現状、および今後のトレンドを理解し、互恵関係のビジネス機会を提供する恰好の場となると期待されている。
中国市場参入を検討している日系企業にとっては、今回の日中医薬包装技術交流会は、中国医薬包装企業の経営幹部と人脈を築ける日本での唯一の有用な機会となる。また、中国医薬包装協会幹部との交流により、中国医薬包装業界の動向の把握、同協会発行雑誌「医薬&包装」にて製品プロモーションが行える、同協会が毎年主催している医薬包装展示会において主要テーマの設定依頼が行えるなどのメリットを享受できる。
創包工学研究会では、この機会をとらえ、多数の医薬関連企業に参加を呼び掛けている。
日程:2017年6月30日(金)午前9時~午後1時
会場:三井化学(株)本社(東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター)19階会議室
定員:150名(収容定員)
プログラムは次の通り。
09:00~09:10
開会挨拶 創包工学研究会 三浦秀雄会長
09:10~09:45
「新規輸液バッグ」((株)ケーアールビジネス)
09:45~10:55
「中国医薬包装に関する新規政策、規制動向及び基準」(中国医薬包装協会)
*日本の企業にとっては、中国の法規制を知る絶好の機会。
10:55~11:05
休憩、名刺交換会
11:05~11:40
「バイアル用新規キャップシステム」(荒木工業(株))
11:40~12:15
「ガラス容器のアルミ溶出防止加工」(東京高分子(株))
12:15~12:50
「中国における医薬品と包装材の相溶性について」(中国医薬包装協会)
12:50~13:00
閉会挨拶(中国医薬包装協会 蔡秘書長)
参加費は無料だが、事前登録が必要。参加希望者は下記へ連絡を。収容定員は150名。
連絡先:創包工学研究会 事務局(TEL.03-3291-3219 電子メール gsp14754@nifty.com)
■中国医薬包装協会について
中国医薬包装協会(China National Pharmaceutical Packaging Association、略称CNPPA)は、1980年に中国政府の認可を受け設立されたNGO団体。現在会員数は、中国主要包装関連企業を中心に300社以上、中国医薬包装業界の発展を目指し、主として下記の役割を担っている。
(1)国内及び海外との技術交流機会の提供
(2)規制の検討及び協会基準の設定
(3)協会会員の陳情伝達等、政府企業間の架け橋の役割
(4)その他
中国政府が新たな産業政策の策定、または産業育成方針の変更前に、同協会から事前に助言を得ており、中国包装業界に対し大きな影響力を有している。
中国医薬品包装協会との関係を構築しておくことは、日本企業にとって今後、ますます重要になると考えられる。
■中国医薬包装協会の会員構成について
中国医薬包装協会のホームページ(http://www.cnppa.org)の「会員単位検索」より省別/分野別の会員名の閲覧が可能。
直轄市4市(北京、上海、天津、重慶)と経済規模が大きい4省(江蘇、浙江、山東、広東)をサンプルとして抽出し計算した結果は、製薬メーカー8%、包装材料メーカー85%、機械メーカー7%という構成。