
テトラパックのプロダクトマネジメント&コマーシャルオペレーション部門担当の取締役副社長、チャールズ・ブランド氏は次のように述べている。
「RE100への加盟は、気候変動への影響の最小化、再生可能な資源の利用の促進といった、現在社内で実施している取り組みを反映したものです」「当社はバリューチェーン全体で、2010年時点の二酸化炭素ガス排出量を上回らない、むしろ削減するという2020年までの積極的な目標を設定し、順調に成果を挙げています。2015年には、生産量が16%増加したにも関わらず、排出量は2010年の基準値より15%も低く抑えました」「気候変動に関する目標を設定して以来、テトラパックはエネルギー消費量の削減への努力を着実に進めてきました。故に、再生可能なエネルギーによる電力の使用が次なる目標であることは当然と言えます。当社にとってRE100の参加は、専門家の助言や多様な産業市場が選択する再生可能エネルギーの利用方法などについての知識を得る貴重な機会となるでしょう」
CDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)と連携しているクライメートグループのCEO、マーク・ケンバー氏はフォーラムで次のように発言している。
「企業からの需要牽引は、政府支援策と同じくらい重要です。企業、自治体、政府が一丸となって、市場に対して強く働きかけることにより、気温上昇を2℃未満に抑える目標がもっと早く達成できるはずです」「クリーンエネルギー大臣会合では、再生可能エネルギーへの切り替えを促進するベストプラクティスのモデルとして、また影響力を持つ企業のリーダーシップという点でも、RE100に注目しています。RE100に参加したテトラパック社は、これまでと同様に、100%再生可能なエネルギーのビジネスケースを実証していきます」
テトラパックのCOP21のパリ行動誓約への参加につづき、RE100参加は気候変動への取り組みをさらに強化する。
*RE100は、クライメートグループが中心となり、社会的な影響力のある企業が、再生可能なエネルギーの需要と供給の牽引に協力する世界的なイニシアチブ。