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【電子ペーパー】大日本印刷、生活者の行動で色や絵柄が変化する新たな電子ペーパーPOPを開発

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2017 03 07 dnp1大日本印刷(株)は、E Inkホールディングス(E Ink社)の電子ペーパー「PRISM(プリズム)」を搭載し、生活者の行動で異なる色や絵柄を表示するプロモーション用製品(POP)を開発し、4月から発売する。製品は、生活者がこのPOPの前の商品を手に取ったり、会員カードなどをこのPOPにかざしたりすると、それに反応して電子ペーパーの色や絵柄が変化するインタラクティブな電子ペーパーで、DNPは、生活者の行動に反応して表示内容が変わることで、アイキャッチ効果を高め、生活者に強く商品情報を訴求する。

【電子ペーパー「PRISM」搭載POPの概要と特長】

 DNPは電子ペーパー世界大手のE Ink社と共同で、目に優しく省電力で稼働する電子ペーパーを搭載したセールスプロモーション用の各種製品開発に取り組んでおり、これまでに商業施設や空港、駅などに電子ペーパーを搭載したPOPを導入した。今回新たに、電子ペーパー「PRISM」にセンサーを取り付け、生活者の行動に合わせて電子ペーパーの色や絵柄が変化するインタラクティブなPOP製品を開発した。

・この電子ペーパー搭載POPは、生活者がPOPの前に置かれた商品を手に取ったり、会員カードなどをかざしたりすることによって、表示される色や絵柄が変化する。生活者の行動に反応して表示内容が変わることでアイキャッチ効果を高め、生活者に強く商品情報を訴求できる。

・この電子パーパーは、従来の赤、緑、ダークブルー、黒の4色に、黄、茶、ライトブルーの3色を加えた7色での表現が可能。

・今後は、ICカードに記録されている生活者の属性情報に合わせて最適な商品を表示する電子ペーパー搭載POPなども開発する。

 

・E Ink社の「PRISM」は、紙のように見やすく、柔らかな色彩とグラデーション表現を得意とする電子ペーパー。従来の製品と比べて消費電力が約5分の1で、電池で駆動できるため、設置場所の選択肢が広がる。また、外光の反射でも見やすく、電圧を掛けなくても記録が残るメモリー機能を有する。また素材は厚さ0.5mmと薄く、軽量で曲げることも可能なため、空間演出など様々な用途で使用できる。

 

2017 03 07 dnp2

カードをかざすと、特定の商品周辺の電子ペーパーのみが光る。

【今後の展開】

 DNPは、流通・小売、金融、交通などの企業を中心に、E Ink社の電子ペーパーを搭載した製品を販売するほか、ベトナム、インドネシアなどの東南アジアを中心にグローバル展開し、電子ペーパー事業の拡大を目指す。DNPは、2020年度に20億円の売上を見込んでいる。

 なお、3月7(火)から10日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「リテールテックJAPAN2017」のDNPブースで本製品を紹介する。

 また、DNPはこの電子ペーパーの特徴を活かした新しい用途として、「PRISM」をオフィスやホテル、商業施設などで使われる建装材へ展開していく計画で、今回、建装材用途で開発したプロトタイプを「リテールテックJAPAN2017」と同日・同会場で開催される「JAPAN SHOP」のDNPブースで紹介する。


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