【抗ウイルス製品】アイカ工業、抗ウイルス建材「ウイルテクト」を中国の医療機関に納入

　アイカ工業(株)が製造販売するメラミン化粧板抗ウイルスタイプ「ウイルテクト」と、メラミン不燃化粧板抗ウイルスタイプ「セラール ウイルテクトタイプ」について、中国の医療機関3カ所への納入が決定した。セラール ウイルテクトタイプの海外医療機関への大規模な納入は今回が初めて。
　抗ウイルス建材とは、その表面に付着した特定ウイルスの数を減少させるもので、空間に漂うウイルスや菌には効果を発揮しないが、内装のなるべく多くの表面を抗ウイルス建材で仕上げることは、人が触った建材を介したウイルスや菌の拡がりの抑制が期待できる。これまで同社は、医療・福祉施設や育児・教育施設、駅や商業施設、オフィスなど不特定多数の人間が利用する施設において、テーブル天板や家具、什器、トイレブースの表面材として「ウイルテクト」を、トイレや手術室の壁面材として「セラール ウイルテクトタイプ」を展開してきた。
　今回、北京友誼病院（北京市）、東南大学付属中大病院（南京市）、吉林大学中日聯誼病院（長春市）に対する、ウイルテクトおよびセラール ウイルテクトタイプの納入が決定。2020年4月以降、各施設においてICUや救命救急の廊下に施工される予定。