ナビタス(株)は、2020年2月20日に開催した取締役会にて、連結子会社であるナビタスニイズ(株)(関口泰之社長、⼤阪府堺市⻄区浜寺⽯津町東1-5-15)におけるインモールド成形転写事業および転写フィルム事業等を含むフィルムを使用した加飾事業並びに各種印刷方式を活用した加飾事業を、(株)千代田グラビヤが新たに設立したエヌアイエス(株)(関口泰之社長、⼤阪府堺市⻄区浜寺⽯津町東1-5-15)に対して承継する吸収分割を行うことについて決議し、同日付で吸収分割契約を締結した。
ナビタス社は、特殊印刷機の製造販売事業、パッド・版・インク・転写フィルム等を販売する商品事業、IMR(インモールディング)による受託製造販売を行う事業、画像検査に必要なソフトウエアと画像検査機を開発販売する事業等を主たる事業としてきたが、各々の事業領域が広く、専門性も高いことから、グループ間のシナジーが出難い状況となっていた。事業ごとにクライアントの業種も異なり、重なりも少ないことから、1つの事業領域が不調であっても、事業ポートフォリオとしては、補完するメリットを享受していたが、迅速かつ柔軟な製品開発や事業に即した販路開拓の加速化の実現などは、大きな課題となっていた。特にインモールド成形転写事業と転写フィルム事業は、クライアントのニーズに応える加飾を行うためには専門性の高い技術力のあるフィルム加工メーカーとの協業が不可欠。これまでは密接な協力関係の上でのビジネス展開を行ってきたが、加工フィルム製造技術を持たないことが常にディスアドバンテージとなっていた。そこで、インモールド成形転写事業と転写フィルム事業のより一層の進展のために、加工フィルムメーカーへ譲渡することで、よりクライアントのニーズに沿った加飾の提案と提供が可能となり、当該事業の技術の進展と伸張、譲渡先の商品開発力にも資することが可能と判断し、ナビタスニイズ社の本件事業を吸収分割により、千代田グラビヤが新たに設立した100%子会社のエヌアイエス社へ譲渡することとした。
本件の効力発生日は2020年4月1日(予定)。
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【加飾】ナビタス、ナビタスニイズの事業を千代田グラビヤが設立したエヌアイエスへ譲渡
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