ダウは、2020年度パッケージングイノベーション賞の募集を開始た。応募は、1月30日～4月10日にかけて、パッケージングイノベーション賞のウェブサイトで受け付けており、日本語による応募も可能。
ダウは、ユーザーエクスペリエンスの向上やサステナビリティを通じて包装業界を変革する、画期的かつ独創的なアイデアを表彰するため、年に一度パッケージングイノベーション賞を主催している。
2019年度は、30カ国以上から250を超える企業からの応募があり、その中から8社にダイヤモンド最優秀賞ファイナリスト、10社に金賞、12社に銀賞が贈られた。また、最優秀賞のダイヤモンド賞には、大日本印刷（株）の「DNP機能性フィルム複合型PETボトル」が選出された。このボトルは、環境に配慮したブランドフレンドリーなガラス製ボトル代替品で、PETボトルと、酸素バリアとしても機能する剥離可能な外装フィルムとの組み合わせにより、明瞭なガラスのような外装を実現するもの。
ミンテル・グループ社のグローバルパッケージディレクターであるデイビッド・ルッテンバーガー氏は、「毎年、パッケージングイノベーション賞は、業界を前進させるデザイン、新たな視点、アイデアを表彰しています。私たちの業界は現在、持続可能性やEコマースに関する課題に直面していますが、そこにおいてこそ、真の進歩をもたらす、最も先進的なソリューションが出現する可能性があります。 このプログラムは、商業を簡素化し、プラスチックのサーキュラーエコノミー（循環経済）を推進できる革新的なパッケージング技術を表彰するものです」と述べている。
この賞は、業界で最も歴史のある、独立審査のプログラムとして継続してきた。 ダウは、デザイン、エンジニアリング、小売、eコマース、コンバーター、学問に関する世界的な視点を提供するため、幅広い分野から独立した専門家を集め、国際的な審査委員会を結成した。同審査員会は、テクノロジー、サステナビリティ、ユーザーエクスペリエンスの3つの基準に基づき、それぞれの応募内容を共同審査する。
ダウのパッケージング・アンド・スペシャルティプラスチック事業部プレジデント、ディエゴ・ドノーソ氏は、「パッケージングイノベーション賞は、ダウが世界で最も革新的で、顧客本位、インクルーシブで持続可能な材料科学会社になるという目標を実現するうえで、最高の事例の1つです。この賞は、私たちの業界における英知を結集し、社会を前進させる真のイノベーションを紹介するものです。私たちがこの賞を主催し、これらのイノベーターやデザイナーにふさわしい表彰をさせていただく機会を光栄に思います」とコメントしている。
エントリーは無料で、製品にダウの材料を使用している必要はない。ただし、すべてのエントリー製品は半年以上、上市されていることが条件。
＜関連HP記事＞
https://www.ctiweb.co.jp/jp/news/4017-2019-11-27-dow.html
https://www.ctiweb.co.jp/jp/news/3822-2019-10-01-doe.html
https://www.ctiweb.co.jp/jp/news/3784-2019-09-19-dow.html