日本ゼオン(株)は、水島工場(岡山県倉敷市)に石油樹脂「Quintone®」を独自技術で水素化する設備を導入する。
石油樹脂「Quintone®」は近年、衛生材料(紙おむつなど)用のホットメルト接着剤の材料としても使われている。
衛生材料の市場は需要が拡大しているが、この設備導入は、衛生材料用途で昨今高まっている臭気低減のニーズに対応するもの。衛生材料以外にも、自動車用絶縁テープや、低臭気・低VOCが求められる特殊な粘着テープへの用途への展開が可能となる。
投資金額の一部は、岡山県からの「拠点工場化等投資促進補助金」を活用する。
2017年1月に着工し、2017年7月の操業開始を予定している。
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【石油樹脂】日本ゼオン、水島工場にQuintoneの水添設備を導入
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